天を照らす銀河   作:浮雲のソル

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第31話 闘技場の罠

ラーギィの依頼を受けたユーリは闘技大会の受付へ行き。

リョウ達は観客席へ向かった。

 

 

リョウ『モグモグ……がんふぁれ~ゆーりひぃ~(がんばれ~ユーリ~)』

 

 

ポップコーンを食べながらリョウは声援を送る。

 

 

カロル「リョウ……いつの間にポップコーンを買ったの?」

 

 

リョウ『少し時間があったからな。食べる?』

 

 

カロル「あ、うん。ありがと……」

 

 

カロルは呆れながらも少しポップコーンを貰う。

 

 

レイヴン「おっさんにもちょうだい」

 

 

リョウ『おう!』

 

 

リタ「緊張感ないわね……」

 

 

ジュディス「みんなユーリを信じてるのよ」

 

 

エステル「はい!」

 

 

 

 

闘技大会が始まり、ユーリは1回戦、2回戦を難なく突破する。

 

 

リョウ『モグモグ……ふぎかへばふぁんふぃおんふぉふぁいけふか(次勝てばチャンピオンと対決か)』

 

 

カロル「まだ食べてる……」

 

 

レイヴン「おっさんにもちょうだい」

 

 

リョウ『おう!』

 

 

カロル「さっきも見たよ!このやりとり!」

 

 

そしてユーリは3回戦も突破し、予選を勝ち抜いた。

 

 

カロル「ついにチャンピオンか……どんな人だろ?」

 

 

リョウ『モグモグ……ひんひくむひむひじぇはすくるひいおほほがろ(筋肉ムキムキで暑苦しい男だろ)』

 

 

カロル「ずっと食べてるよねリョウ……」

 

 

リングアナ「さあ、ここでチャンピオンの登場だ。フレン・シーフォ!」

 

 

現れたチャンピオンは、騎士の鎧をまとった金髪の青年。フレンだった。

 

 

リョウ『ブフウウウーーーーーーー』

 

 

リョウは驚きのあまり口に含んでいたポップコーン(だったもの)を吹き出し、カロルの顔にかけてしまった。

 

 

カロル「ひどいよ……リョウ……」

 

 

リョウ『ゴホッゴホッ、どういうことだこりゃ?』

 

 

カロル「ねえ、無視?無視なのリョウ?」

 

 

エステル「ど、どうしてフレンが?」

 

 

レイヴン「どうやら、はめられたっぽい?」

 

 

ジュディス「そう考えるのが普通ね」

 

 

リタ「どうすんのよ?」

 

 

カロル「え……みんな無視?ボクのこと見えてる?」

 

 

みんなカロルになるべく関わらないようにしている。

 

 

?「ユーリ……ローウェル!!」

 

 

突然、上空から叫び声が聞こえて、何者かが舞台に乱入してきた。

以前、船の上で戦ったザギである。

ザギが左腕を上げると、異様なものがついていた。

 

 

リョウ『あれは……魔導器!あんな使い方しやがって』

 

 

ジュディス「あの魔導器……」

 

 

ジュディスは舞台へ駆けていく。

 

 

エステル「あ、ジュディス!」

 

 

リョウ達もあとを追う。

 

 

カロル「ちょ、ちょっと待ってよ」

 

 

カロルも顔をタオルで拭き、遅れて追う。

 

 

 

 

 

リョウがユーリの元へ駆け寄ると、ザギが気付き

 

 

ザギ「リョウ・ゲキショウ!お前もいたのか?まずはお前からだ!」

 

 

ザギがリョウに向かって来る。

 

 

リョウ『てめえなんてこれで十分だ。ほらよっ』

 

 

ポイッ

 

 

リョウはザギに向けて大きな紙のカップを投げる。

 

 

ザギ「なんだそりゃ?」

 

 

ズバッ

 

 

ザギはすぐさま剣で紙のカップを切り裂く。すると

 

 

ザギ「こ、これは、チィッ」

 

 

大量のポップコーンがザギ目がけて降って来た。

 

 

ザギ「はっ!どこにいった?」

 

 

ポップコーンに気を取られてリョウを見失ったザギ。

 

 

リョウ『ここだ!鬼炎連斬!!』

 

 

ザギ「ぐぁぁぁぁ」

 

 

リョウは背後に回り、炎を纏った銀雪花の連続斬りが炸裂した。

ザギは膝をついた。

 

 

リョウ『食べ物を粗末にしやがってこの野郎』

 

 

リョウ以外の全員【それはお前だ!!】

 

 

心の中でツッコミを入れた。

 

 

ザギ「むっ……!」

 

 

ザギの左腕が怪しい光を帯び始めた。

 

 

ザギ「魔導器風情がオレに逆らう気か!」

 

 

ザギの左腕の魔導器から光の玉が放たれ、爆発した。

すると、舞台に魔物がなだれ込んできた。

 

 

リョウ『魔物かよ……』

 

 

フレン「見世物のために捕まえてあった魔物だ!たぶん、今ので閉じ込めていた結界魔導器が壊れたんだ」

 

 

ザギ「くそっ……」

 

 

腕を押さえながらザギは去っていった。

 

 

カロル「た、倒さないと」

 

 

リョウ達は魔物を倒していくが、一向に数が減らない。

 

 

リタ「きりがないわね……」

 

 

ドンッ

 

 

リタが魔術を詠唱すると、突然、光が溢れ、魔術が暴発した。

 

 

リョウ『なんだ?』

 

 

エステル「この箱のせい……?」

 

 

エステルが箱を手に乗せて見ていると、ラーギィが俊足で奪い去った。

 

 

リタ「あいつ!

 

 

ユーリ「ここはフレンに任せて、オレ達はいくぞ!」

 

 

闘技場の出口に着くと、先に追いかけていったジュディスが戻ってきた。

 

 

ジュディス「街の外へ逃げられたわ。でもラピードが追ってるわ」

 

 

カロル「それにしても、どうなってるの?なんでラーギィさんが」

 

 

リョウ『フレンの任務を妨害するために依頼したんだろうな』

 

 

ラピードがラーギィの服の切れ端をくわえて戻ってきた。

 

 

ユーリ「これがあれば匂いで追えるな」

 

 

リョウ『あの箱を取り返すぞ!』

 

 

To be continued

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