ラーギィを追ってノードポリカを出て、西の洞窟にやってきたリョウ達。
リョウ『ここを進んだのか?』
カロル「ここはカドスの喉笛って言われる洞窟で、プテロプスって強い魔物がいる危険なとこなんだよ」
ジュディス「それを知らなくて進んで行ったのかしら」
ラピード「ワン!」
ラピードが物陰に潜んでいたラーギィを見つけ出す。
ラーギィ「あわわわ……は、はなしてください」
リョウ『隠れてやり過ごすつもりだったんだな。とりあえず箱を返しな』
ラーギィ「ししし、仕方ないですね」
ラーギィがそう言うと、赤眼の男達が現れる。
エステル「海凶の爪!?」
リョウ『な、なんでだ?』
リョウ達は赤眼を撃退したが、すでにラーギィの姿はなかった。
ユーリ「遺構の門と海凶の爪はつながってたってところか」
リョウ〖じゃあ、ラーギィはもしかして……〗
リョウはラーギィを追いかけようとする。
カロル「待って、リョウ!危ないってば」
リョウ『追わないと逃げられちまう。箱も取り返さなきゃいけないし、あとラーギィに聞きたいことができた』
カロル「わ、わかったよ、ボク達も行くよ」
ラーギィを追いかけ洞窟を進んで行くと、崖から人影が登ってきた。
リョウ『敵か?……ってパティ?』
パティ「また会ったの」
ユーリ「アイフリードのお宝をさがしているのか?」
パティ「うむうむ」
カロル「ねえ……パティがアイフリードの孫って……本当?そんな話聞いたことないよ」
パティ「本当なのじゃ!たぶん……」
リョウ『たぶん?』
パティ「うちは記憶喪失じゃからのう。だから推測なのじゃ」
リョウ『パティも記憶喪失なのか?』
パティ「そういうことじゃ。ん?も?」
リョウ『パティには言ってなかったっけ?俺も記憶喪失なんだ』
パティ「そうなのか?」
リョウ『ああ。でも詳しいことは今度な。今、急いでいるから』
リョウ達は駆け出す。
パティ「うちもいくのじゃ!」
パティもついていった。
洞窟をさらに進むと再びラーギィを発見する。
ラピード「バウッ!!」
ラピードが追いかけようとすると、ラーギィが転ぶ。しかし、ラピードとラーギィの間を不思議な光が隔てる。
ラーギィ「おおお、お助けを!」
パティ「何なのじゃ?」
エステル「エアル?」
リタ「ケープ・モックのと同じだわ!ここもエアルクレーネなの?」
ユーリ「こうなりゃ、強行突破……」
リョウ『無茶言うな!この量のエアルに触れるのは危険すぎる』
ラーギィ「た、助かった」
ラーギィが逃げようとすると、そこからもエアルが噴出する。
ジュディス「さすがに離れた方がよさそうね」
地面が揺れ始め、目の前に巨大な竜が現れた。
カロル「なに?この魔物?」
竜は周囲のエアルを吸い込み始めた。
リタ「エアルを食べた?」
エアルの噴出は治まった。
ラーギィはすぐさま逃げ出した。
リョウ『エアルクレーネなら後で調べられる。今はラーギィを追うぞ!』
リョウは先に行ってしまった。
リタ「ちょっと、リョウ!」
レイヴン「リョウ君どうしたの?」
カロル「ここにきてからすごく慌てているような」
ユーリ「あいつの言う通り今は追いかけるぞ」
洞窟のさらに奥で、コウモリの大群に足止めされているラーギィを見つけ、ラピードがラーギィに突進し、紅の小箱を奪い返す。
ユーリ「よくやった、ラピード」
ラーギィ「こ、ここは……ミーのリアルなパワーを……!」
ラーギィが光に包まれる。するとイエガーの姿になっていた。
リョウ『やっぱりお前だったんだなイエガー。話してもらうぞ!この前の言葉の意味を!』
イエガー「おーコワイで~す。ミーはラゴウみたいになりたくないですヨ」
リョウ『ラゴウ?あのじいさんがどうかしたのか?』
イエガー「ちょっとビフォアに、ラゴウの死体がダングレストの川下でファインドされたんですよ」
エステル「ラゴウが死んだ?どうして?」
イエガー「それはミーの口からはキャンノットスピークよ」
ユーリ「……」
コウモリの群れの方へ進んで行くイエガー
リョウ『待てイエガー!まだ話は終わっていない!』
イエガー「ゴーシュ、ドロワット、後は任せましたヨー」
どこからともなく、ゴーシュ、ドロワットが現れた。
ゴーシュ「了解」
ドロワット「アイアイサー♪」
ゴーシュとドロワットはコウモリに斬りかかり、その間をイエガーがぬけていく
リョウ『待てイエガー!』
イエガー「……」
イエガーは逃げてしまった。コウモリの群れは1つの塊になって、リョウの前に立ちふさがる。
カロル「コイツがプテロプスだよ!」
リョウ『邪魔だ!鬼炎斬!!』
鬼炎斬は避けられて、プテロプスはリョウに向かって体当りをしようとしている。
リョウ〖しまった……〗
プテロプスはリョウに向かって来る。そこにふたつの影が現れる。ゴーシュとドロワットだ。
ゴーシュとドロワットはプテロプスの攻撃を防いだ。
リョウ『おまえら……なんで?』
ゴーシュ「イエガー様の命令だ」
ドロワット「リョウ・ゲキショウを守れって言われたのよん」
リョウ「イエガーが?」
ゴーシュ「ここは私達にまかせろ。いくぞドロワット!」
ドロワット「アイアイサー♪」
ゴーシュ ドロワット「「瞬間、響き合い、心交わる 衝破十文字!」」
ゴーシュとドロワットの秘奥技が炸裂し、プテロプスを撃退した。
ゴーシュ「任務完了。撤退する」
ドロワット「ばいばいだよぉ」
煙幕を張ってふたりは消えた。
ユーリ「くさっ……なんだこの煙」
ラピード「ク~ン」
レイヴン「これじゃワンコも匂い追えないってか……」
煙が晴れて、洞窟の出口に差し掛かると、強烈な日光が照らす。
リタ「な、なにこの熱気……」
リョウ『砂漠か……』
リタ「フェローってのに会いに本当に行くの?」
ジュディス「この先にオアシスの街があるわ。とりあえずそこで話しましょう」
リョウ達はとりあえずオアシスの街に向かうことになった。
To be continued