天を照らす銀河   作:浮雲のソル

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第32話 エアル噴く洞窟

ラーギィを追ってノードポリカを出て、西の洞窟にやってきたリョウ達。

 

 

リョウ『ここを進んだのか?』

 

 

カロル「ここはカドスの喉笛って言われる洞窟で、プテロプスって強い魔物がいる危険なとこなんだよ」

 

 

ジュディス「それを知らなくて進んで行ったのかしら」

 

 

ラピード「ワン!」

 

 

ラピードが物陰に潜んでいたラーギィを見つけ出す。

 

 

ラーギィ「あわわわ……は、はなしてください」

 

 

リョウ『隠れてやり過ごすつもりだったんだな。とりあえず箱を返しな』

 

 

ラーギィ「ししし、仕方ないですね」

 

 

ラーギィがそう言うと、赤眼の男達が現れる。

 

 

エステル「海凶の爪!?」

 

 

リョウ『な、なんでだ?』

 

 

リョウ達は赤眼を撃退したが、すでにラーギィの姿はなかった。

 

 

ユーリ「遺構の門と海凶の爪はつながってたってところか」

 

 

リョウ〖じゃあ、ラーギィはもしかして……〗

 

 

リョウはラーギィを追いかけようとする。

 

 

カロル「待って、リョウ!危ないってば」

 

 

リョウ『追わないと逃げられちまう。箱も取り返さなきゃいけないし、あとラーギィに聞きたいことができた』

 

 

カロル「わ、わかったよ、ボク達も行くよ」

 

 

 

 

 

 

 

ラーギィを追いかけ洞窟を進んで行くと、崖から人影が登ってきた。

 

 

リョウ『敵か?……ってパティ?』

 

 

パティ「また会ったの」

 

 

ユーリ「アイフリードのお宝をさがしているのか?」

 

 

パティ「うむうむ」

 

 

カロル「ねえ……パティがアイフリードの孫って……本当?そんな話聞いたことないよ」

 

 

パティ「本当なのじゃ!たぶん……」

 

 

リョウ『たぶん?』

 

 

パティ「うちは記憶喪失じゃからのう。だから推測なのじゃ」

 

 

リョウ『パティも記憶喪失なのか?』

 

 

パティ「そういうことじゃ。ん?も?」

 

 

リョウ『パティには言ってなかったっけ?俺も記憶喪失なんだ』

 

 

パティ「そうなのか?」

 

 

リョウ『ああ。でも詳しいことは今度な。今、急いでいるから』

 

 

リョウ達は駆け出す。

 

 

パティ「うちもいくのじゃ!」

 

 

パティもついていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

洞窟をさらに進むと再びラーギィを発見する。

 

 

ラピード「バウッ!!」

 

 

ラピードが追いかけようとすると、ラーギィが転ぶ。しかし、ラピードとラーギィの間を不思議な光が隔てる。

 

 

ラーギィ「おおお、お助けを!」

 

 

パティ「何なのじゃ?」

 

 

エステル「エアル?」

 

 

リタ「ケープ・モックのと同じだわ!ここもエアルクレーネなの?」

 

 

ユーリ「こうなりゃ、強行突破……」

 

 

リョウ『無茶言うな!この量のエアルに触れるのは危険すぎる』

 

 

ラーギィ「た、助かった」

 

 

ラーギィが逃げようとすると、そこからもエアルが噴出する。

 

 

ジュディス「さすがに離れた方がよさそうね」

 

 

地面が揺れ始め、目の前に巨大な竜が現れた。

 

 

カロル「なに?この魔物?」

 

 

竜は周囲のエアルを吸い込み始めた。

 

 

リタ「エアルを食べた?」

 

 

エアルの噴出は治まった。

ラーギィはすぐさま逃げ出した。

 

 

リョウ『エアルクレーネなら後で調べられる。今はラーギィを追うぞ!』

 

 

リョウは先に行ってしまった。

 

 

リタ「ちょっと、リョウ!」

 

 

レイヴン「リョウ君どうしたの?」

 

 

カロル「ここにきてからすごく慌てているような」

 

 

ユーリ「あいつの言う通り今は追いかけるぞ」

 

 

 

 

 

 

洞窟のさらに奥で、コウモリの大群に足止めされているラーギィを見つけ、ラピードがラーギィに突進し、紅の小箱を奪い返す。

 

 

ユーリ「よくやった、ラピード」

 

 

ラーギィ「こ、ここは……ミーのリアルなパワーを……!」

 

 

ラーギィが光に包まれる。するとイエガーの姿になっていた。

 

 

リョウ『やっぱりお前だったんだなイエガー。話してもらうぞ!この前の言葉の意味を!』

 

 

イエガー「おーコワイで~す。ミーはラゴウみたいになりたくないですヨ」

 

 

リョウ『ラゴウ?あのじいさんがどうかしたのか?』

 

 

イエガー「ちょっとビフォアに、ラゴウの死体がダングレストの川下でファインドされたんですよ」

 

 

エステル「ラゴウが死んだ?どうして?」

 

 

イエガー「それはミーの口からはキャンノットスピークよ」

 

 

ユーリ「……」

 

 

コウモリの群れの方へ進んで行くイエガー

 

 

リョウ『待てイエガー!まだ話は終わっていない!』

 

 

イエガー「ゴーシュ、ドロワット、後は任せましたヨー」

 

 

どこからともなく、ゴーシュ、ドロワットが現れた。

 

 

ゴーシュ「了解」

 

 

ドロワット「アイアイサー♪」

 

 

ゴーシュとドロワットはコウモリに斬りかかり、その間をイエガーがぬけていく

 

 

リョウ『待てイエガー!』

 

 

イエガー「……」

 

 

イエガーは逃げてしまった。コウモリの群れは1つの塊になって、リョウの前に立ちふさがる。

 

 

カロル「コイツがプテロプスだよ!」

 

 

リョウ『邪魔だ!鬼炎斬!!』

 

 

鬼炎斬は避けられて、プテロプスはリョウに向かって体当りをしようとしている。

 

 

リョウ〖しまった……〗

 

 

プテロプスはリョウに向かって来る。そこにふたつの影が現れる。ゴーシュとドロワットだ。

ゴーシュとドロワットはプテロプスの攻撃を防いだ。

 

 

リョウ『おまえら……なんで?』

 

 

ゴーシュ「イエガー様の命令だ」

 

 

ドロワット「リョウ・ゲキショウを守れって言われたのよん」

 

 

リョウ「イエガーが?」

 

 

ゴーシュ「ここは私達にまかせろ。いくぞドロワット!」

 

 

ドロワット「アイアイサー♪」

 

 

ゴーシュ ドロワット「「瞬間、響き合い、心交わる 衝破十文字!」」

 

 

ゴーシュとドロワットの秘奥技が炸裂し、プテロプスを撃退した。

 

 

ゴーシュ「任務完了。撤退する」

 

 

ドロワット「ばいばいだよぉ」

 

 

煙幕を張ってふたりは消えた。

 

 

ユーリ「くさっ……なんだこの煙」

 

 

ラピード「ク~ン」

 

 

レイヴン「これじゃワンコも匂い追えないってか……」

 

 

煙が晴れて、洞窟の出口に差し掛かると、強烈な日光が照らす。

 

 

リタ「な、なにこの熱気……」

 

 

リョウ『砂漠か……』

 

 

リタ「フェローってのに会いに本当に行くの?」

 

 

ジュディス「この先にオアシスの街があるわ。とりあえずそこで話しましょう」

 

 

リョウ達はとりあえずオアシスの街に向かうことになった。

 

 

To be continued

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