コゴール砂漠
エステル「影ひとつないですね」
リョウ『想像以上の暑さだな……なのにレイヴンは』
元気満タンなのか、レイヴンは宙返りしている。
ユーリ「おっさん……暑くないのか?」
レイヴン「いや暑いぞ、めちゃ暑い、まったく暑いぞ」
リョウ『そんな風には見えねえけど……』
突然、鳥のような鳴き声が砂漠に響き渡る。
リョウ『なんだ?今の?』
エステル「フェロー?」
カロル「やっぱりフェローはこの砂漠にいたんだ!」
ユーリ「急かすなって。こまめに水分補給しながら進むぞ」
水分を含んだサボテンで水分補給しながら砂漠を進んで行くリョウ達。
リョウ『ん?なんだあれ?』
リョウが砂の中でうごめく物体を見つける。
その物体はこちらに向かってきた。
リョウ『こっちに来るぞ』
ガシッ
うごめく物体から手が出てきてリョウの足をつかみ、顔を上げた。
パティ「リョウなのじゃ!!」
リョウ『ぱ、パティ?砂の中で何してんだ?』
パティ「もちろん!宝探しなのじゃ!でも、見つからんのじゃ」
リタ「こんな熱い砂の中に潜っていたら、命がいくつあっても足りないわよ」
エステル「パティも一緒に行きましょう。その方が安全ですし」
パティ「ありがとなのじゃ」
砂漠を進んでいると、パティがリョウに
パティ「そういえばリョウも記憶喪失と言っておったのう」
リョウ『ああそうだ。自分の名前以外はまったく覚えてなくてな……』
パティ「やっぱり不安なのかの?」
リョウ『そうだな……でも』
パティ「でも?」
リョウ『リタがな、たとえリョウが何者でもあたしはリョウの味方で恋人なんだからって励ましてくれてな。その言葉に救われたよ』
パティ「そうか……ん?恋人?」
リョウ『俺とリタは付き合ってるんだ』
パティ「そうじゃったのか!ひゅーひゅーなのじゃ」
リョウ『茶化すなよ。ただでさえ暑いのにもっと暑くなるだろ/////』
パティ「うちもいずれはリョウとリタ姐にも負けないくらいのカップルにユーリとなってみせるのじゃ!」
リョウ『そ、そうか。がんばれ』
鳴き声がする近くまで来たリョウ達。
リョウは不穏な空気を感じた。
リョウ『なんか変だな……』
カロル「あ、あれ……!」
突然、不気味な半透明の生物が現れた。
エステル「フェローじゃない……」
ラピード「ワン!ワン!」
ユーリ「ラピードがビビるなんて……ヤバそうだな……」
リョウ『来るぞ!!』
謎の生物はリョウ目がけて体当りをしてきた。
リョウ『当たるかよ!オラァッ』
リョウは謎の生物を斬った……はずだった
リョウ『なんだこいつ……斬った感触が無い……!』
謎の生物にはまったく効いていなかった。
ユーリ「円閃牙!!」
カロル「臥龍アッパー!!」
仲間たちも攻撃をするが、まったく効いていない。
リョウ〖時間かかりすぎだ。こいつにやられる前に、暑さにやられちまう〗
全員体力が限界までに近づいてきた。
すると突然、謎の生物は消えてしまった。
リョウ『消えた?なんで…だ?』
バタッ
ユーリ「リョウ……しっかりし……ろ」
エステル「リョウ……ユーリ……」
次々と倒れる仲間達。そして、全員倒れてしまった。
To be continued