フィエルティア号の駆動魔導器がジュディスに壊され漂流を余儀なくされたリョウ達。
リョウはレイヴンとハリーのもとに向かう。
レイヴン「あれ?リョウ君。リタっちのお手伝いしなくていいの?」
リョウ『あいつ今機嫌が悪くてさ、ひとりで駆動魔導器の調整するって』
レイヴン「そりゃそうよね」
リョウ『にしても、ドンの孫だっけ?一体どうなってるんだ?』
レイヴン「このバカが、海凶の爪に偽情報掴まされて先走っちまったのよ」
リョウ『海凶の爪に?』
ハリー「ドンの盟友が魔物に捕まってるって聞けば、助けなきゃって思うだろ。
しかも、その魔物が聖核を持っていると言われたら……」
リョウ『捕まってるってベリウスが?』
レイヴン「海凶の爪がそう言ったそうよ。で、魔狩りの剣の手を借りて、魔物を退治しに来たってこと」
リョウ『実際はその魔物がベリウスで、聖核は手に入ったけど、助けなきゃいけない相手は死んだ』
ハリー「だってよぉ……」
レイヴン「とにかくハリーはドンのところに連れて行くわ」
リョウ『わかった』
翌日、リョウ達が甲板で話し合った結果、全員ダングレストへ行くことになった。
ダングレストに到着したリョウ達。
レイヴン「俺はハリー連れて、ドンのところに顔を出してくるわ。長くなりそうだから宿屋で待っててよ」
カロル「待って!ボクも……行っていい?」
レイヴン「うん?こりゃユニオンの問題だ。話には混ざれないと思うぜ」
カロル「その話とは別に聞きたいことがあって……」
レイヴン「ま、ダメもとでいいんなら」
カロル「ありがとう!」
レイヴン、カロル、ハリーはユニオン本部に向かって行った。
パティ「うちもアイフリードのことについて周りに聞いてくるのじゃ」
ユーリ「先に宿屋に入ってるからな」
リョウ『俺達も宿屋で待っていようぜ』
宿屋でしばらく休んでいるとレイヴンが帰ってきた。
リョウ『お帰りレイヴン……あれ?カロルは?』
レイヴン「ユニオン本部で別れたきりなんだけどな。戻ってないのね」
エステル「どうしたんでしょう?」
リタ「ドンに会ってるんじゃない?」
レイヴン「ハリーとノードポリカの一件聞いたら、ドン、ひとりで出てっちまった」
ユーリ「どこに行ったんだ?」
レイヴン「カンなんだが、おそらく背徳の館っつー海凶の爪の根城に向かったんじゃないかな」
リョウ『なんだと!』
レイヴン「悪いけど今ドンはこの街にいない」
ユーリ「海凶の爪の根城とやらに行くか」
リタ「おっさんのカンを信じるの?」
ユーリ「放ってもおけねえし、海凶の爪が手を出さないとは限らねえ」
リョウ『俺も行く。今度こそイエガーから聞き出す』
リタ「リョウも行くならあたしも」
エステル「わたしも行きます」
リタ「エステル無理しちゃダメ」
エステル「大丈夫ですから」
ユーリ「決まりだな。じゃあカロルを拾って……」
その時、宿の外から大勢の声が聞こえる。
ユーリ「なんだ!?」
宿の外へ出てみると、橋の上に大勢の男がいて、カロルもそこにいた。
レイヴン「こりゃなんの騒ぎよ?」
ユニオンの男「騎士の殿堂の連中が、ヘリオードの辺りまで乗り込んできたらしい」
レイヴン「こっちの非で向こうの頭が殺られたんだ。話をつけに来るのは当然よ」
カロル「ユーリ!みんな!どうしよう!?ギルド同士の戦争になっちゃう!
ドンがいたらこんなことには……」
ユーリ「ドンは背徳の館って海凶の爪の根城に行ったかもしれないってさ」
リョウ『レイヴンのカンなんだけど……一緒に来るか?』
カロル「もしいなかったら……ドンを探してる間に戦いになったら……」
ユーリ「背徳の館はオレ達だけで大丈夫だろ。カロルの思うようにやるといい」
カロル「じゃあボク、みんなと話してくる!」
カロルと別れたリョウ達。
リョウ『じゃあ、俺達も行こう』
パティ「うちを置いてどこに行くのじゃ?」
突然パティが現れた。
リョウ『うお!びっくりした。ドンに会いに行くんだけど』
パティ「うちも行くのじゃ」
リョウ『じゃあ、一緒に行くぞ』
リョウ達は背徳の館を目指して、ダングレストを出た。
To be continued