天を照らす銀河   作:浮雲のソル

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第47話 アレクセイを追って

バウルに乗り、アレクセイを追うリョウ達。

バクティオン神殿に近づいた時、巨大な要塞が大空を飛び回る魔物を攻撃しているのが目にはいった。

 

 

リョウ『なんだあのばかでかいのは?』

 

 

フレン「移動要塞ヘラクレス……!」

 

 

ユーリ「アレクセイが呼び寄せたのか」

 

 

攻撃されていた魔物は山に開いた穴に逃げ込む。

 

 

ジュディス「あれは始祖の隷長アスタル……アレクセイはまだ聖核を狙っているのね」

 

 

リョウ『あそこにエステルとアレクセイが……急ごう!』

 

 

リョウ達はバウルから降りてバクティオン神殿へ向かう。

神殿の入口で見たものはアレクセイと騎士団そして、球体に閉じ込められたエステルだった。

 

 

ユーリ「アレクセイ!」

 

 

アレクセイ「イエガーめ。雑魚の始末も出来ぬほど腑抜けたか」

 

 

リョウ『エステルを返しやがれ!』

 

 

リタ「エステル、目を覚まして!」

 

 

アレクセイ「よかろう」

 

 

アレクセイが手にした石を掲げると、球体内に電撃が走る。

 

 

エステル「うあ!あ……あああ!!」

 

 

エステルから衝撃波が放たれ、リョウ達が吹き飛ばされる。

 

 

エステル「ユーリ!みんな!う……あ……」

 

 

アレクセイ「このとおり、何の補助なしに力をつかえば姫の生命力が削られる。

諸君も姫のことを思うならこれ以上邪魔をしないことだ。くくく……」

 

 

リョウ『くそ……野郎が……』

 

 

リョウの意識はそこで途切れた。

 

 

リタ「……リョウ!しっかりして!」

 

 

リョウ『ん?リタ……?俺達、生きてる?』

 

 

リョウが目を覚ますとソディアとウィチルそしてフレン隊がいた。

 

 

リョウ『助けられたってことか』

 

 

カロル「フレンとパティは神殿の中に入って行っちゃった。ボク達も急ごう」

 

 

リョウ『ああ、エステルを助けるぞ!』

 

 

リョウ達も神殿の中に入る。

 

 

 

 

 

 

 

神殿内をしばらく進んで行くと封印が施されている扉を見つける。

 

 

パティ「なんなのじゃこれは?」

 

 

リタ「暗号化した術式を鍵として使った封印結界……?」

 

 

リョウ『厄介だな……俺とリタで解析しようとしても何時間かかるか……』

 

 

ひとりの男が近づく

 

 

リョウ『誰だ!ってデューク!?』

 

 

デューク「お前達か……満月の子はどうした?」

 

 

カロル「アレクセイがこの奥に連れ去られたんだ!」

 

 

デューク「そういうことか……」

 

 

デュークはそう言って封印されている扉に近づく

 

 

リタ「あんたなにするつもりよ」

 

 

デューク「この扉の先にいる満月の子を殺し、エアルクレーネを鎮める」

 

 

フレン「なんだって!?」

 

 

ユーリ「てめえ本気で言ってんのか!?エステルはオレ達の仲間だそんなことはさせねえ!!」

 

 

ユーリはデュークを睨み付ける。

 

 

デューク「……いいだろう。ならばフェローが認めたその覚悟のほど、見せてもらおう」

 

 

デュークはユーリの足元に剣を投げる。

 

 

デューク「宙の戒典(デインノモス)だ。エアルを鎮めることができるのはその剣だけだ。掲げて念じろ。そうすれば後は剣がやる」

 

 

そう言いデュークは去っていった。

 

 

ユーリは剣を掲げ、気合いを入れると光が立ちこめ、入口の封印が解かれる。

 

 

カロル「開いた……」

 

 

封印の先に進む。

 

 

 

 

 

 

 

 

神殿の最深部に進むとアレクセイとエステルそしてアスタルであったであろう聖核をアレクセイが持っていた。

 

 

ユーリ「エステル!」

 

 

エステル「ユーリ!みんな!」

 

 

アレクセイ「また君たちか。どこまでも分をわきまえない連中だな」

 

 

突然、エステルから赤い光が放出される。

 

 

リョウ『ユーリ!』

 

 

ユーリ「分かってる!」

 

 

ユーリの宙の戒典が光を放ち、赤い光が消える。

 

 

アレクセイ「なんだと?なぜ貴様がその剣を持っている?デュークはどうした?」

 

 

リョウ『デュークならユーリに宙の戒典渡してどっか行っちまったぞ』

 

 

アレクセイ「だが、満月の子と聖核、それに我が知識があればもはや宙の戒典など不要」

 

 

ユーリ「つべこべ言わずエステルを返しな」

 

 

アレクセイ「姫がそれを望まれるかな?」

 

 

リョウ『どういうことだ?』

 

 

エステル「……」

 

 

ジュディス「エステル!?」

 

 

フレン「エステリーゼ様!?」

 

 

リタ「どうしたのよ、エステル!」

 

 

エステル「……わからない」

 

 

カロル「なに言ってんだよ!」

 

 

エステル「一緒にいたらわたし、みんなを傷つけてしまう。でも……一緒にいたい!わたし、どうしたらいいのか分からない!」

 

 

パティ「エステル!しっかりするのじゃ!」

 

 

ユーリ「四の五の言うな!わかんねえ事はみんなで考えりゃいいんだ!」

 

 

エステル「ユーリ……!」

 

 

近づこうとする一行を、エステルの力が吹き飛ばす。

 

 

エステル「もう……イヤ……」

 

 

アレクセイ「今となってはその剣は邪魔以外の何物でもない。ここで消えてもらう」

 

 

アレクセイとエステルが去り、騎士たちが行く手を阻む。

 

 

リョウ『てめえら邪魔だ!』

 

 

騎士たちの後ろから、白銀の鎧を纏った男がやってくる。騎士たちは男に敬礼し、去っていく。

 

 

フレン「シュヴァーン隊長……!」

 

 

ユーリ「いつも部下にまかせきりで顔見せなかったクセに、どういう風の吹き回しだ?」

 

 

ラピード「ワンワンワン!」

 

 

ユーリ「どうした?ラピード?」

 

 

シュヴァーン「……やはり犬の鼻はごまかせんか」

 

 

リョウ『この声……まさか……レイヴン?』

 

 

To be continued

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