天を照らす銀河   作:浮雲のソル

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第49話 帰還

神殿の外に出たリョウ達はヘラクレスがいない事に気づく

 

 

リタ「ヘラクレスがいない!?」

 

 

リョウ『ダミュ……レイヴンの言った通り、ザーフィアスに向かったんだろう』

 

 

???「ユ、ユーリ・ローウェル!?なぜここにいる!?それにフレン殿も!?」

 

 

ユーリ「ルブラン!?それにデコとボコもか」

 

 

アデコール「デコと言うなであ~る!」

 

 

ボッコス「ボコじゃないのだ!」

 

 

ルブラン「ばかも~ん!そんなこと言ってる場合か!ちょうどよかった、フレン殿、我らがシュヴァーン隊長を見ませんでしたかな?

単身、騎士団長閣下と共に行動されたきり、まるで連絡がつかんのです」

 

 

フレン「……」

 

 

ユーリ「アレクセイは帝都に向かった。ヘラクレスでな」

 

 

ルブラン「なんと、入れ違いか!?それでシュヴァーン隊長は……」

 

 

カロル「レ……シュヴァーンはボク達を助けてくれたんだ」

 

 

ルブラン「おお、そうか!で、今はヘラクレスか?」

 

 

ジュディス「……神殿の中よ。一番奥」

 

 

ドオオオオン

 

 

神殿内から轟音が響く

 

 

アデコール「え……?」

 

 

ボッコス「ちょ……お……」

 

 

ルブラン「……まさか、おい、そうなのか、そんな!どういうことなんです。フレン殿答えてください、フレン殿!!」

 

 

リタ「アレクセイのせいであたしたち死にそうになったのよ!それを助けてくれたのが、あんたらのシュヴァーンよ!」

 

 

フレン「あの人は……本当の騎士だった」

 

 

ユーリ「アレクセイは帝国にも内緒でなんかヤバいことをしようとしているらしい。俺達はそれを止めに行く。だから、あんたらは邪魔しないでくれ」

 

 

ルブラン「……そんな……なにが……どうして……」

 

 

パティ「早くしないとヘラクレスに逃げられるのじゃ」

 

 

ジュディス「急ぎましょう。バウルを呼ぶわ」

 

 

リョウ〖アレクセイ……てめぇだけは……俺がぶった斬る!!〗

 

 

リョウは声にこそ出さなかったが、心の中は怒りで燃えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

バウルに乗り込んだリョウ達はヘラクレスを探す。そして

 

 

パティ「見えた!ヘラクレスじゃ!!」

 

 

ユーリ「追いついたぜ!!」

 

 

カロル「でもどうやって乗り込めば……」

 

 

リョウ『このまま上からしかねえだろ?』

 

 

ジュディス「そうね。バウル!」

 

 

カロル「えー!もうちょっと考えた方が……うわぁ!」

 

 

リョウ達を乗せたバウルが上空から一気に近づく。

ヘラクレスはバウルに向かって砲撃をしてきた。

 

 

カロル「ほ、砲撃されてるよ!」

 

 

リョウ『いや、ヘラクレスの左後方だけ砲撃してきてない。あそこにつっこめば』

 

 

ジュディス「バウル!お願い!みんな振り落とされないように掴まっててね」

 

 

カロル「うわぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

ユーリ「行くぞ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘラクレスの砲火をくぐり抜け、リョウ達はヘラクレスに上陸することができた。

 

 

カロル「死ぬかと思ったよ……」

 

 

フレン「衛兵が倒されている……」

 

 

ユーリ「だからここだけ弾幕が薄かったのか」

 

 

リョウ『誰だ?』

 

 

シュヴァーン隊の面々が、リョウ達に近づいて来た。

 

 

ルブラン「まったく無計画な連中だな。強行突破しか策がないのか」

 

 

アデコール「その通りであーる」

 

 

ボッコス「ここで会ったが100年目なのだ!」

 

 

リタ「また出たの?あんたらしつこすぎ!」

 

 

リョウ『あんな事があったってのにまだアレクセイの野郎につくのか?』

 

 

ルブラン「我らは騎士の誇り従って行動するのみ!」

 

 

リョウ『邪魔しないでくれるか?たとえ、あいつの部下でも俺は容赦しねえぞ……』

 

 

リョウは銀雪花を構え殺気を出す。

 

 

???「そんな怖い顔してたらリタっちがビビっちゃうわよ」

 

 

ルブランたちの後ろには、見慣れた顔の男。

 

 

リョウ『おまえは……!?』

 

 

ユーリ「レイヴン……!」

 

 

フレン「!!」

 

 

リタ「おっさん!」

 

 

カロル「レイヴン!」

 

 

ジュディス「あなた……!」

 

 

パティ「驚いたのじゃ……」

 

 

レイヴン「おう。レイヴン様参上よ。なになに?感動の再会に心いっぱい胸がどきどき?」

 

 

ユーリ「おっさん何しに来た?」

 

 

レイヴン「冷たいお言葉ね……」

 

 

レイヴンの後ろから騎士が現れる。

 

 

レイヴン「おう、おまえら!ここは任せるぜ」

 

 

ルブラン「はっ!」

 

 

アデコール ボッコス「「了解であります!」」

 

 

指示を受けたルブラン達は現れた騎士を相手に去っていった。

 

 

レイヴン「ま、こういうワケ」

 

 

カロル「レイヴン……」

 

 

レイヴン「そういうことで、よろしく頼むわ」

 

 

リタ「何言ってんのよ!信用できるわけ……ないでしょ!」

 

 

ユーリ「おっさん、自分が何やったか忘れたとは言わせねぇぜ」

 

 

レイヴン「そっか。なら、サクッと殺っちゃってくれや」

 

 

レイヴンは小刀をユーリに投げ渡す。

 

 

リタ「ばっ!なんのつもりよ!」

 

 

レイヴン「命が惜しかったわけじゃないはずなのに、なんでかこうなっちまった。

ここでおまえらに殺られちまうなら、それはそれ」

 

 

ジュディス「アレクセイに刃向かった今、いずれ魔導器を止められてしまって命はない。

だからここで死んでも同じ……そう言うこと?」

 

 

レイヴン「俺はもう死んだ身なんよ」

 

 

ユーリ「その死んじまったヤツがなんでここに来たんだ?レイヴン。あんた、ケジメをつけにきたんだろ。

じゃあ凛々の明星の掟に従って、ケジメをつけさせてもらうぜ」

 

 

ユーリはレイヴンをぶん殴る。

 

 

レイヴン「って~」

 

 

小刀を投げ捨てるユーリ。

 

 

ユーリ「あんたの命、凛々の明星がもらった。生きるのも死ぬもオレたち次第。こんなところでどうだ?カロル先生」

 

 

カロル「えへへ。さすがユーリ。ばっちりだよ」

 

 

カロルもレイヴンをぶん殴る。

 

 

レイヴン「あだ!」

 

 

カロル「とりあえずこれが罰ね」

 

 

その後もジュディス、リタ、パティもレイヴンをぶん殴った(パティはヒップアタック)

 

 

ユーリ「レイヴン。アレクセイのヤツがどこにいるかわかるか?」

 

 

レイヴン「せ、制御室だと思う……」

 

 

ジュディス「じゃ、行きましょ」

 

 

ユーリ「ああ」

 

 

カロル「勝手に死んじゃダメだからね。レイヴン!」

 

 

ユーリ達は満面の笑みを見せると、先へ歩き出した。

 

 

リョウ『無事だったんだなダミュロン』

 

 

レイヴン「まあ、ルブラン達のお陰でどうにかね。みっともない話さ」

 

 

リョウ『いいじゃねぇか生きてるんだから』

 

 

レイヴン「ああ。あのまま死んだらリョウ君の言うようにキャナリ達にぶん殴られるとこだったわ」

 

 

リョウ『でもよかったよ。生きててくれて』

 

 

レイヴン「10年ぶり、俺の親友リョウ」

 

 

リョウ『ああ』

 

 

お互い握手をする。

 

 

レイヴン「ちょっと、お願いがあるんだけど」

 

 

リョウ『なんだ?ダミュロン?』

 

 

レイヴン「そのダミュロンって呼ぶのはやめてくれない?俺はもうレイヴンだから」

 

 

リョウ『そうだな。分かったレイヴン』

 

 

レイヴン「やっぱりそれがしっくりくるわ。みんなを待たせると悪いから行こうや」

 

 

リョウとレイヴンはユーリ達の元へ行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘラクレスに潜入し、進んでいると騎士団が厳重に警備している扉が見えた。

 

 

レイヴン「あそこは動力室だな」

 

 

カロル「すごい警備だよ」

 

 

リョウ『強行突破は無理そうか』

 

 

フレン「ヘラクレスの足を止めることができれば、ソディアたちも乗り込んでこれると思うんだが」

 

 

パティ「制御室を探してそこを叩けばいいのじゃ」

 

 

リョウ『そうするか』

 

 

リョウたちは制御室を探すことにした。

 

 

しばらく探していると、「制御室」と書かれている扉を見つける。

 

 

リタ「警備がひとりもいないわ」

 

 

リョウ『気を付けろ。罠かもしれねえ』

 

 

リョウは警戒しながら扉を開け制御室に入る。

 

 

そこには警備の騎士たちが倒されていた。

 

 

レイヴン「なんじゃこりゃ?」

 

 

ジュディス「全員倒されているわ……いったい誰が?」

 

 

リョウ『アレクセイもいねえぞ』

 

 

「アレクセイはザーフィアスでーす」

 

 

リョウ『誰だ!?ってイエガー?』

 

 

声がした方をみると意外な人物……イエガーがいた。

 

 

ユーリ「なんでてめえがここにいるんだ?」

 

 

イエガー「ミーはただマイフレンドのためにワークしただけでーす」

 

 

カロル「マイフレンドってリョウのこと?」

 

 

イエガー「イエス」

 

 

リョウ『この騎士たちはイエガーが倒したということか……わりいイエガーまだおまえのことは思い出してないんだ』

 

 

イエガー「ノープロブレム。それではシーユー」

 

 

イエガーは制御室から出ていった。

 

 

リョウ〖そういえば……ゴーシュとドロワットがいなかったな……「リョウ制御盤を操作するの手伝って」『ん?ああ』

 

 

リョウとリタが制御盤を操作し、ヘラクレスの動きは止まった。

 

 

フレン「これでソディアたちも乗り込んでこれるだろう」

 

 

この後、フレン隊と合流し、フレンは指揮をとるため離脱した。

 

 

To be continued

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