天を照らす銀河   作:浮雲のソル

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最終章
第60話 帰ってきた皇


リョウ『うーん……ここは?』

 

 

リョウが目を覚ますと見慣れない天井が目に入った。

 

 

リョウ〖たしか俺、ザウデから落ちて……〗

 

 

エステル「リョウ!目が覚めたんですね!」

 

 

突然エステルの声が隣から聞こえた。

 

 

リョウ『エ、エステル?なんで?ていうかここは?』

 

 

ユーリ「ここは下町のオレの部屋だ」

 

 

リョウ『ユーリの部屋?』

 

 

ユーリ「実はオレもザウデから落ちてな」

 

 

リョウ『そうなのか?』

 

 

ユーリ「でもデュークがオレとリョウを助けてくれたんだ」

 

 

リョウ『デュークが!?』

 

 

ユーリ「んで、ラピードがエステルを連れてきておまえを治療してたんだ」

 

 

リョウ『なるほど。ありがとうエステル』

 

 

エステル「どういたしまして」

 

 

リョウはベッドから起き上がろうとするが、頭部に痛みが走った。

 

 

エステル「まだ安静にしてください」

 

 

リョウ『いてて……そうだな……あれ?』

 

 

ユーリ「どうした?」

 

 

リョウ『デューク……デュークはどこにいるんだ!?』

 

 

ユーリ「デュークならもうどっか行っちまった」

 

 

リョウ『思い出した……デュークは……』

 

 

エステル「なにを思い出したんです?」

 

 

リョウ『デュークは俺の友だちだ……』

 

 

!?

 

 

ユーリとエステルは驚愕した。

 

 

リョウ『それだけじゃない……思い出した!全部!全部思い出した!!』

 

 

ユーリ「おまえ、記憶が戻ったのか?」

 

 

リョウ『ああ!』

 

 

エステル「聞きたいですけど、みんなが集まった時にしましょう」

 

 

リョウ『そうだな。話すと長いし』

 

 

エステル「でもよかったです。ユーリもリョウも無事で、みんなに伝えてあげたい。特にリタには」

 

 

リョウ『リタがどうかしたのか?』

 

 

エステル「リタはリョウのことをとても心配していました」

 

 

リョウ『そうか……早く安心させないとな』

 

 

ユーリ「今日はもう遅いから明日出発しよう」

 

 

エステル「そうですね。しっかり休んでください」

 

 

リョウ『分かった』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日。三人は外を出て空を見上げる。

 

 

エステル「星喰み……なんなんでしょう、あれ」

 

 

ユーリ「さあな。けど災厄ってくらいだ。ロクなもんじゃねえのは確かだろう」

 

 

リョウ『でもそれ以上に厄介なのは魔王ディエドの方だ』

 

 

エステル「星喰みを操る……」

 

 

リョウ『そうだ。災厄を操るなんて厄介にも程があるぜ』

 

 

ユーリ「でもなんとかしねえと普通の生活は送れそうにねえな」

 

 

エステル「そうですね」

 

 

「ユーリ~~~~!」

 

 

突然ユーリを呼ぶ声が聞こえてきた。

 

 

ユーリ「ん?あれはパティとジュディス?」

 

 

パティとジュディスが近づいてきた。

 

 

パティ「ユーリもリョウも生きとったのじゃ!よかったのじゃ!」

 

 

ジュディス「エステル。迎えに来たわ」

 

 

エステル「リタは一緒じゃないのです?」

 

 

ジュディス「リタはアスピオで調べたことをまとめているわ。リョウ、早くリタに顔を見せてあげて」

 

 

リョウ『ああ。じゃあ、行こうぜ』

 

 

リョウたちはバウルに乗ってアスピオに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アスピオ リタの小屋の前

 

 

 

リョウ『……』

 

 

ユーリ「中に入らないのか?」

 

 

リョウ『どんな顔して会えばいいのか……』

 

 

ジュディス「普通でいいと思うわ」

 

 

パティ「細かいことは考えなくていいのじゃ」

 

 

エステル「早く顔を見せてあげてください」

 

 

リョウ『わ、わかった』

 

 

リタの小屋に入るリョウたち。リタは本棚の前で考え込んでいた。

 

 

リョウ『リ、リタ』

 

 

リタ「……え?」

 

 

リタはリョウの方を見る。

 

 

リョウ『そ、その……ただいま』

 

 

リタ「……リョウなの?」

 

 

リョウ『ああ』

 

 

リタの目には涙が流れていた。リタはリョウに抱きついてきた。

 

 

リタ「リョウ!本当にリョウなの?」

 

 

リョウ『本当のホントだ』

 

 

リョウもリタを抱きしめる。

 

 

リョウ『心配かけたな』

 

 

リタ「心配したんだから……もしこのまま帰ってこなかったらって思ったら……」

 

 

リョウの胸の中で泣きじゃくるリタ。お互いの存在を確かめ合うように強く抱きしめる。

しばらくして

 

 

リョウ『なあリタそろそろ……//////』

 

 

リタ「もうちょっとこのままでいさせなさいよ////」

 

 

リョウ『そうしたいのはやまやまだけど……/////』

 

 

リタ「なによ/////」

 

 

リョウ『みんなが見てるから/////』

 

 

リタ「え?」

 

 

今になってユーリたちの存在に気づいたリタ。

素早くリョウから離れて

 

 

リタ「あ、あんたたちいつからそこに?////」

 

 

ユーリ「最初からいたんだけど」

 

 

エステル「よかったですねリタ」

 

 

ジュディス「本当に大好きなのねリョウのこと」

 

 

パティ「アツアツなのじゃ」

 

 

リタ「な、なんで早く言わないのよバカリョウ!!////」

 

 

本でリョウの頭を叩くリタ

 

 

リョウ『いて!いて!やめてくれ!まだ頭が痛いんだ!』

 

 

リタ「うるさい!バカバカ!」

 

 

エステル「ど、どうします?」

 

 

ユーリ「とりあえず、リタが落ち着くまで待とう」

 

 

To be continued

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