あのキャラが登場する!?(期待を煽るだけ煽ってそこまでじゃないパターン
episode10くらいでsao編終わらせたいけどそこまで(原作の登場キャラを登場させれるほど)書けるかどうか…それが問題だ
いつもと変わらず、昼時にアスナが床下から現れ、珍しくシリカが訪ねてきた時のこと。キリトの隣を陣取り、美味そうにキリト特製のカレーを食っているアスナが思い出したかのように、というか本当に言い出すまで忘れていたようにそういえばとカレーを食べながら話を出した。
「前見つけたボスフロアのボス情報が集まったから13:00までにグランザムの血盟騎士団本部に来て欲しいと団長が言ってたわ」
「…今12:50だな」
キリトがカレーを食べるのを止め、壁に掛かっている時計を見てそう言う。ここから転送門まで全力で走って10分、転送門からグランザムまで15分、誰がどう見ても遅刻確定だ。
スプーンを置いて俺はメインメニューを操作し、ある武器を装備する。隣にいるシリカは俺が持つ武器を見て「アスナさん、安らかにお眠りください」とアスナに黙祷を捧げ、キリトは自分の分とアスナの分のカレーを手に持って席を立ち、アスナは何故キリトが自分のカレーを持っていくのか分からないようで首を傾げる。
俺は行儀が悪いのを覚悟の上でテーブルの上に足を乗せ、アスナの頭目掛けてそれを全力で振り下ろした。
その武器を見たことない者はいないだろう。紙を蛇腹状に折り畳み、持ち手の部分がテープで巻かれ、反対側が扇のように広がった、殺傷性がない代わり、叩かれた者に瀕死に至らせる程の多大な痛覚を与える。それの名は「ハリセン」、ついこの間フィールドボスを倒した時に手に入れたドロップアイテムだ。
「この大馬鹿ヤロォォォ!!」
「ぐぺっ!?」
ハリセンの一撃を受け、ヒロインらしからぬ声を上げてアスナは机に沈んだ。アスナが沈んだ時に宙に浮いた俺のカレーはシリカがなんとかキャッチしたので無事だった。
俺はすぐ様団長に「アスナのバカがやらかしたため遅刻します」と連絡。アスナを除いた俺達ははすぐ様カレーを平らげて、気絶した(させた)アスナの足を掴んでグランザムに急いで向かった。途中「ちょ、コノハ!?もう歩けるから!歩けるから離しいったぁぁ!?」と幻聴が聞こえた。
血盟騎士団本部に着くと入り口で1人の団員がこちらですと案内したのは広い会議室だった。壇上に向かって並べられた長机には既に多くの、多分俺達以外に召集がかけられたギルドやソロのプレイヤーが着席していた。一斉に向けられる視線を鋼の心でスルーし、壇上で座る団長に謝罪をする。
「遅刻してすみません団長」
「連絡をくれたのだから別に構わないよ。だがアスナ君、私は確か仕事を免除する代わりに絶対に忘れずに伝えるという条件でキリト君の家に行く事を許可した筈だが」
俺の後ろにいたアスナ(あんだけ引きずったのにピンピンしてやがる)が俺の前に出る。お、流石に悪いと思ったか?
「人は夢中になるとどうでもいい物事を忘れるものなので仕方ないです」
少しも反省した様子を見せずにアスナはきっぱりとそう言った。少しは反省を見せろ馬鹿、あとどうでもよくないだろとハリセンで叩く。
団長は苦い顔をしてポケットから瓶を取り出し、中身を2.3粒取り出し水で飲み、はぁぁ…と溜息を吐いた。
「まぁいいだろう。コノハ君達の席はそこだから座ってくれたまえ」
団長が指差す、壇上の目の前の長机の所に三席空いていたので言われた通り俺、キリトが座るとすっと当たり前のようにアスナが座る。座る席の無くなったシリカは「え…?え…?」と困惑していた。
「…なに当たり前のようにキリト君の隣に座っているんだアスナ君。君は壇上で作戦内容を話さなくてはならないだろう」
「チッ…」
アスナは小さく舌打ちをしてキリトの隣を立ちがって壇上の団長の隣に座り、空いた席にシリカが座った。
「ではこれより、74層ボスフロア攻略会議を開始する」
「「「はっ!」」」
「詳しい事は副団長のアスナ君から」
「はい」
先程までの雰囲気ではなく、気の緩みが一切感じられない、真剣な雰囲気を纏ったアスナは団員三人に紙を配らせる。普段からそうしろよという空気がひしひしと血盟騎士団全員から感じた。
配られた紙は二枚、片方は白紙、もう片方にはボスの攻撃パターンや推定HP量などの情報が書かれていた。
「手元に届いた片方の紙にボスについての情報が書いてあることが読んでもらえば分かると思いますが、それを覚えてもらうのは後にしてもらい、今から前線でダメを取るA〜C班、タンクのD〜F班、回復、遊撃、囮を柔軟に行うG、H班をこちらで決めたいと思いますので名前と主な戦闘スタイル、希望する班を一緒に配られた白紙に書いて前に提出してください」
うーん、戦闘スタイルはまぁ片手剣と盾の普通の戦士スタイル、希望の班はタンク以外っと。
「コノハは何処の班希望にした?」
「タンク以外だな。キリトとシリカは?」
「俺もタンク以外だな」
「ふっ…我が力は癒しの闇の光、故に後方にて支援を行おうと思うぞ」
「闇の光ってなんだよ。シリカのピナの力は前線より後方支援向きだもんな」
「うるさいです!…こほん、あとピナではない、月光竜だぞコノハ」
紙を提出してから10分後、班が決まったらしく新しく配られた紙を見ると俺とキリトはB班、シリカはG班になった。
「それでは決められた班ごとに集まり、パーティを組んで班長を決めてください。決まったら班長はこちらに来てください」
「それじゃあシリカ、また後でな」
「うむ、また後でな」
「B班こっち集まってくれ〜」
知っている男が手を振って大きな声でB班に呼びかけていたのでキリトと共に行く。声をかけていた野武士面の男はこちらに気付く。
「お、コノハにキリトじゃねぇか!」
「よぉクライン。納得行く刀は見つかったのか?」
「んや、今の刀は惜しいんだけどまだ見つかっちゃいねぇな」
「そうなのか」
「おう。で、こっちに来たってことは二人ともB班ってことだよな?」
「あぁ、よろしくなクライン」
「よろしくなキリト!ってことはこれで全員集合か」
俺達の班は俺、キリト、クライン、槍を背中に背負う緑髪をざっくばらんと切った長身の男、メイスを腰に差したオレンジ色の髪に吊り目気の女、フードを被った性別と武器不明の小柄な奴の6人か。
「そんじゃあ班長決めるか。班長してぇ奴は手ぇ上げろ」
クラインの言葉に誰も手を上げない。そりゃ班長なんてもんは古今東西めんどくさいと相場が決まっているのだからやりたがるはずがない。
まいったなぁとクラインは頭をガシガシ掻く。
「そんじゃあ誰がいいか推薦すっか」
「俺はクラインがいいと思う。今も班を纏めれてるし」
キリトがそう言うと俺を含めた4人もそうだなと首を縦に振る。
「マジかよ…まぁ多数決ならしゃあねぇか。それじゃあオレがパーティ申請するから受理してくれ」
クラインからのパーティ申請を受理すると周りのメンバーの名前が見えるようになった。
長身の男はノト、吊り目の女はマーハ、フードの性別不明はアスナ…あ?アスナ?
キリトが性別不明の奴のフードを取ると、テヘペロ顔をしたアスナの顔が出てきた。
「アスナ様!全く貴女という方は目を離せばすぐいなくなって!今すぐA班に来てください!」
「離してクラディール!私はもうパーティを組んだからそっちのパーティに入れないわ!」
「クライン、アスナをパーティから外してくれ」
「あいよ」
「く!?この裏切り者!ホモ!ゲイ!同性愛者!」
「さぁアスナ様、これで何も憂いはありませんね」
俺に罵詈雑言を浴びせるアスナをクラディールは担ぎ、班長になったクラインと団長の所に行った。
「アスナには困ったものだなコノハ。…コノハ?」
「俺はホモじゃない…俺はゲイじゃない…俺は同性愛者じゃ…」
「予想外にアスナからの言葉にダメージをもらってた!?」
【(嘘?)次回予告】
本編に出てきたクライン、今の所異常性は見られないがまさかの普通の人か!?そしてシリカに出番はあるのか!?
次回「やっぱりここにまともな奴はいなかった」
デュエルスタンバイ!