SAO 〜しかしあいつは男だ〜   作:置物

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戦闘シーンや細かい描写が下手な為分かり辛かったり同じ表現を何度も使っていることがあるかもしれません…
しかも次回も戦闘シーン豊富だと思われますしやっちまった感が半端ないです…
早く日常パートに戻したい(白目


episode11 ディアベル「頑張るぞみんな!」

コリニアの観光で暇を潰した後、俺逹は約束の時間である5時の10分前に闘技場にやってきた。

入り口にあるベンチに座っていたディアベルは俺逹を見ると「あれ?」と首を傾げた。

 

 

「アルゴはどうしたんだい?」

「なんか知らないけど帰った。代わりにアスナが入ったから」

「ディアベルさん、わたし達は今から何をするんですか?」

「オレ逹は今から4人パーティでしか受けられない闘技場解放クエストをやるんです」

「事前情報は何かありますか?」

「残念ながら、二体のモンスターが夜に出るくらいしかないですね」

「そうですか。なら作戦を事前に立てておきましょう。とは言っても二人で一体相手するか全員で一体を相手にしていくかどっちにするかしか決める事はないんですが」

「オレは二人で一体を相手にするのがいいと思うな。一体だけを相手にしてたら背後から攻撃される可能性がありますし」

「わたしもそう思います。恐らく敵は二体同時に現れると思いますのでそれを分断させて相手にしましょう。後は誰と誰が組むかですが」

「俺とディアベル、アスナとキリトでいいと思うぞ」

 

 

俺の提案に「どうしてかしら?」と射抜くような眼光のアスナが聞いてくる。キリトとペアを組めるんだから文句ないだろうと思っていたが、クエストやボス攻略の時は私情を挟まないとは流石は副団長と言ったところか。普段からそうしていればいいのに…。

 

 

「アスナとキリトは普段の攻略の時から連携取ったりしてるが、ディアベルとは取ったことないだろ?俺は何度も連携を取ったことあるし自然とこの組み合わせになるんだ」

「なるほどね。ならそれでいきましょう」

「それじゃあオレがパーティ申請するからみんなOk押してくれ。Cancelは押さないでくれよ?」

 

 

全員が振りだと思ってCancelを押したのは仕方ないと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クエストを受けて闘技場の中心で待つこと30分、午後6時を知らせる鐘の音が鳴り、闘技場のライトが点灯するのと同時に空から二つの物体が闘技場の司会席前に砂煙を上げて落ちてきた。

煙が晴れるとそこには棍棒を背負った赤色の馬頭鬼と刺股を背負った青色の牛頭鬼が己の肉体美をマッスルポーズでこれでもかと俺逹に見せつけていた。あれが闘技場で暴れていたモンスターで間違いないだろう。

 

 

「わたしとキリト君は赤色をやるわ」

「じゃあ俺とディアベルは青色か」

「みんな!頑張ろう!」

「来るぞ!」

 

 

肉体美を見せ終えた二体は得物を抜きこちらに向かって走り出す。

 

 

「離れて!!」

 

 

アスナ、キリトが右側へ走るのを見て俺、ディアベルは反対の左側へ走ると牛頭鬼、馬頭鬼も左右に分かれて俺逹を追いかける。ここで二体が別れなかったらどうしようかと内心ヒヤヒヤしていたがクリア出来てよかった。

ある程度キリト達と距離を取った俺とディアベルは反転して足を止めると律儀に向こうも足を止めてくれたので改めてステータスと見た目を確認する。

『ブルー・カウヘッドデーモン』と見た目通りの名前にHPバーは2本と少なめ。全長3メートルあるかないか、左目に黒色の眼帯、背中に刺股を背負う為の金属製のベルトを斜め掛けし、腰にはひょうたんがぶら下がっている。刺股は本来捕らえる為の物だが馬頭鬼がこちらに狙いを定めている刺股は殺傷性を持たせる為にU字の部分に鋭い棘が付けられ、反対部分には丸い鉄球が鈍く光っていた。

 

 

「オレが挑発して攻撃を誘発させるから、コノハは隙を付いて攻撃してほしい」

「わかった。気をつけろよ」

 

 

ディアベルが牛頭鬼に向かってエクストラスキル「挑発」をすると、牛頭鬼の青い顔が怒りの赤染まっていき怒号をあげる。

怒り狂った事を確かめたディアベルは牛頭鬼との距離を詰め、俺はそれを後から追いかける。牛頭鬼が刺股を振り下ろし、ディアベルがラージシールドで受け止めた瞬間に牛頭鬼の足元に入り、水平四連撃ソードスキル「ホリゾンタル・スクエア」を

 

 

「横から鉄球来てるぞ!!」

 

 

放つ直前にディアベルの警告を受け、ソードスキルの発動を止めて左手の盾を構えるとガァァン!と鉄球が当たり、体が地面から浮かび上がる。浮かび上がった体は二発目の左手攻撃で吹き飛ばされた。

しっかりと着地しHPがそこまで減ってない事を横目で見た俺の頭の中に謎が浮かんだ。ディアベルの挑発で少しの間ディアベルに攻撃が集中する筈なのに俺は何故攻撃されたのか。もしかして挑発の効かないモンスターなのかと考えたが挑発した時のあの反応はどう考えても挑発にかかった時のそれだ。それともディアベルへの攻撃の中に偶々足元まで攻撃する物があった?いや、それでも二度目の左手攻撃は明らかに俺を狙った攻撃だった。

全く攻撃パターンが分からないまま攻撃するのは危険に感じ、ディアベルを上から潰そうとする刺股を単発ソードスキル「ホリゾンタル」で横に飛ばし、ディアベルに話しかける。

 

 

「ディアベルの挑発がかかった筈なのに俺に攻撃してきたのはなんでか分かるか?」

「どうやらこいつは狂化耐性が高いようで、すぐに挑発が切れたんだ」

「なるほど」

 

 

ということはディアベルの挑発によるタゲ絞りは不可能なのかとちょっと残念に思いながら刺股と鉄球による多段攻撃をディアベルと共に捌き、最後の突き攻撃に合わせて重単発振り上げソードスキル「エア・コンタクト」で刺股を上に弾いて無防備な(ノックバック)状態を作る。

 

 

「行け!」

 

 

俺の合図でディアベルが牛頭鬼の懐に滑り込み雄叫びを上げながら隙の少ないソードスキルを連続で繋げ撃つ。HPが少ないのか、それとも防御力が低いのか、HPバーは4割減少し、牛頭鬼は苦しみの鳴き声を漏らしながら仰け反った。

それを好機と見て俺は硬直状態の解放から間髪入れずに、動けないディアベルの横を通り抜け牛頭鬼の首に飛び込みジャッドシュヴァリエを突き立て、そのまま水平に回転二連撃を叩き込み後方に下がっているディアベルの隣まで離脱。

ソードスキルを使用しなかったが、クリティカルヒットや部位ボーナスによるダメージ増加などの恩恵でHPバーはみるみる減っていき、1本目のHPバーが消失した。

 

「ナイス!」

「このまま削り切るぞ…!?」

 

 

ジャッドシュヴァリエを構え直した時、俺とディアベルは信じられない光景を見た。

牛頭鬼が腰のひょうたんの中身を飲むと消失した筈のHPバーが半分の状態で復活したのだ。

それだけでも十分最悪なのに在ろう事か刺股の先にひょうたんの中身をかけ、火を付けて更に殺傷性を上げてきた。

 

 

「ただのクエストモンスターがHP回復ギミックと属性付与はずるくねぇか!?」

 

 

牛頭鬼は一番ダメージを与えた俺に炎の刺股で縦、横、縦と隙のない攻撃を仕掛ける。それを盾で受け止めたり流したりするが、俺の盾はディアベルのようにガード率重視の大きな盾ではなく軽さと受け流し易さを重視しているバックラーと言ってもいい物である為炎による貫通ダメージがHPをジリジリ削る。

 

 

「こっちだ!」

 

 

ディアベルの挑発にかかって出来た隙に牛頭鬼の腰のひょうたんを斬り落として奪い取り、股下を潜り抜けてひょうたんを地面に叩きつけて壊す。これでもう回復は出来ないだろうと振り返ると右方向から炎が避けきれない程の距離に迫っていた。

狂化からの復帰後、視界に映っているディアベルにそのまま攻撃すると予測していたが、牛頭鬼のAIが攻撃対象にしたのは視界に映っていたディアベルではなく、回復手段を潰した後ろの俺だったようだ。

盾で受け流すにも盾を装備しているのは左手、体を捻って盾で受け流すか受け止めるにしても届く前に俺の体に届くと瞬時に判断し、ジャッドシュヴァリエで受け流しの構えを取るが、それは悪手だった。刺股のU字部分の先端の折り返し部分にジャッドシュヴァリエが引っかかり、山形を描いて背後へ飛んで行ってしまったのだ。

武器のないプレイヤーなぞ即捻り潰してやると言った顔で振り切った刺股を上に持ち上げ、炎とは別の赤色の光、ソードスキルの光が灯る。

 

 

「ハァァァ!!」

 

 

ソードスキルの準備硬直で動けない牛頭鬼に、ラージシールドを外して重量を減らし、牛頭鬼の頭部に及ぶ程跳躍したディアベルのソードスキルが刺股に当たってソードスキルが相殺され、強制ソードスキル中断による硬直時間に入り、ディアベルは地面にぐしゃっと落ちた。

ディアベルが折角作ってくれたこのチャンス、無駄にしたくないのだが武器のない今どうやって攻撃すべきか、と考えていると「こっち向けコノハ!」とキリトの声が聞こえた後ろへ顔を向けると緑色の物体が飛来、手を伸ばしてキャッチしたそれは牛頭鬼によって吹き飛ばされたジャッドシュヴァリエだった。

 

 

「援護頼む!」

「わかった!」

 

キリトは俺を追い抜き片手剣上段突進技「ソニックリープ」で牛頭鬼の顎を一瞬で打ち抜き、続けて背中からダークリパルサーを抜いて二刀流上下八連撃「ウルファング」が牛頭鬼の身体を縦に赤い軌跡を描き、HPを大幅に削る。

大ダメージの代償に長めの硬直時間を受けているキリトに牛頭鬼が炎の刺股を突き出すが俺がスイッチ気味に重単発ソードスキル「ヴォーパル・ストライク」を牛頭鬼の体に巻かれた金属ベルトの中心よりやや上に当てることで衝撃を与え、牛頭鬼の体制を崩し攻撃を無理矢理中断させる。後ろから硬直時間が終了したキリトが即座に俺と同じように金属ベルトに剣先を突き立て、倒れかかっていた牛頭鬼の体を更に押し出し牛頭鬼に尻餅を着かせた。

俺とキリトは低い位置になった牛頭鬼の頭を同時に貫き、HPが0になった牛頭鬼は爆散、クエストはやや危なかったが無事クリアした。




牛頭鬼《ブルー・カウヘッドデーモン》
使用武器:刺股(さすまた)
防御力は低いがHPバーが1本減ると腰にあるひょうたんの酒を飲みHPを回復し、刺股に酒を振りかけ属性付与する。
本当なら火を噴く設定も付けたかったが長引きそうになったのでカット。

馬頭鬼《レッド・ホースヘッドデーモン》
使用武器:棍棒(こんぼう)
防御力が高い。HPバーが1本減ると攻撃力が上がるが攻撃パターンも速度も変わらない為慣れれば楽。
アスナとキリトの戦闘シーンも書いていたら死ぬのでカット。



本当なら相方がピンチの時に助けに駆けつけコンビネーション攻撃をしてくるとか考えていましたけどカット
カット三昧に嫌気がさします(
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