スライム狂による幻想王国建国記   作:クロマ・グロ

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VS スラ忍衆  その3

 

 

~紅魔館~『咲夜&紫side』

 

 

「さーて、私達側のが基本的には人数少ないわけだけど全員が魔力、妖力、霊力による弾幕が反射ってなによそれ………。」

「結論から言ってスペルカードはほぼ無効、物理的な効果を持つ私のナイフくらいじゃないとまともにダメージは入りそうに無いわね、せめて美鈴が入れば………でも恐らく物理反射の奴らに攻撃を反射されてやられたのでしょうけど。」

 

 

「残念ながら不正解でござるよ。

美鈴とは恐らくあの居眠りしておった門番のことでござろう。

奴は我々が起こしたら何故か侵入者と判断して攻撃してきたでござるが我々への攻撃を反射されて気絶しておるでござるよ。」

 

「…………あのバカ………とりあえず回復は割と速そうね………紫、悪いんだけどここに持ってきて?」

「………ええ、スキマボッシュート………」

 

すると天井付近の高い所から美鈴がボッシュートされて落ちてきた。

 

「うぐぉ!?!?頭が…………ぬぉぉぉぉぉおおおおお!?!?!?」

 

美鈴は頭から床に激突してその激痛により眼が冷めたようだが激痛によって床を転がり回っている。

 

「ほら!さっさと戦闘準備!」

 

咲夜はナイフを一本投げて美鈴の頭に突き刺さった。

 

「あいた!?痛いじゃないですか咲夜さん!?」

「なんと面妖な………頭にナイフが突き刺さっても死なぬとは………あやつは不死身でござるか!?」

「あー、確かにあいつがほぼ不死身なのは同意するわよ?基本居眠りしてたら咲夜のナイフが飛んでくるようだしこの間なんかナイフが頭に突き刺さってるのに気が付かないで居眠りしてたの見たわよ?」

「恐ろしや………この世界のあやかしはそのような存在まで………」

「なんなら不老不死とかも普通にいるわよ?」

「なんと!?」

 

『あれ?会話が普通に成立してる?もしかしてこいつら………話通じてる?』

 

「とりあえずこちらの話先に聞いて貰っても良いかしら?」

「なんでござろう?」

 

するとパープルが普通に返事をしてくれていた。

他のスラ忍達は咲夜がいまだにしばき続けても普通に生きてる美鈴に対して戦慄していたが。

 

「私達が貴女達の世界取り込んだ訳についてよ。」

「あぁ、殿がぶちギレたあれについてでござったか。

確かにあれは今の殿に話しても聞かないでござろうな。」

「元々あの世界私が見つけた頃には誰も居なくてこの幻想郷に住む者が増えてきたのもあってこの世界を広げる為に無人だった世界を取り込んだのよ。」

「しかし気が付いたら我々が住んでいて殿がぶちギレたと。

まぁ確かに納得出来る理由でもござるしちゃんと伝えれば殿は分かってくれると思うでござるが多分八つ裂きは変わらんでござるよ?」

「あー、やっぱり?」

「まぁ確かに拙者らがあの世界に国を作り始めたのは一年前からでござるが招く前に一度覗くなりした方がよかったというのもあるでござる。

それに殿がぶちギレてるのは世界を吸収したことではなくて空が目玉だらけの空間に覆われて地震が起きたことにより多くのスライムが怯えたことについてでござるゆえ。」

「…………それってこれよね、地震については世界を吸収した影響ね、私達は事前に知っていたけど貴方達からすれば突然ですものね。」

 

そして紫が能力を使ってスキマを開く。

するとパープルは納得するように手を叩きスキマについては聞いてくる。

 

「あぁ、それそれ、それでござるよ。

しっかしその面妖な空間はなんなのでござるか?」

「これはスキマ、私の能力で出来るものなんだけど……そうね、空間と空間の間に出来る物……と言えば分かるかしら?」

「ふむ、そうするともしや我々の世界を飲み込んだのは世界ごと空間の狭間に一度飲み込んでから吐き出したといった感じでござるか?」

「ざっとその認識で間違いないわ。

何よ………話通じるじゃないのよ………。」

「まぁとりあえず殿には話してみるでござるが恐らく戦闘続行は変わらないでござるよ?」

「話が通じない相手と戦うよりマシよ………」

「ふむ、それもそうでござるな。

では失礼。

もしもし?ゴールド殿、殿は居られるか?」

 

するとパープルはスライム型の通信端末を取り出して耳に当てて通話する。

 

そしてしばらくパープルが通信相手のゴールドという人物と話し、通話を切った。

 

「とりあえず話はしてみたでござるが殿曰く『理由は納得出来るがスライム達を怖がらせた事は変わり無いしそちらの不手際なのもある。

よって最低限一回はそなたら三人を八つ裂きにさせてもらう。』との事でござる。」

 

紫は頭を抱えるがまぁ分かっていた上に自分が悪いのも確かにあるために了承せざるを得なかった。

 

「あー、とりあえずあそこの紫のもやしっ子については全く関わってないからやめてあげて………それと私達もこの世界の面子があるから簡単にやられるわけにはいかないのよ。」

「ふむ、紫の者については拙者からも伝えておこう。

そして面子が重要なのも道理でござるな。

まぁ安心なされよ。例え死んでも蘇生の魔法があるでござるからそこまで時間経ってなければミンチでも蘇生可能でござるゆえ。」

 

「なんの心配よそれ………しかも八つ裂きって文字通りなの?とりあえず始める……と言いたいけど随分とあっちは派手にやってるわねぇ………」

 

「さすがに館の主の迷惑になりかねないでござるからどちらかが全滅したら修繕部隊と蘇生部隊を要請しておくでござる。」

「ありがとう………」

 

 

 

霊夢達はかなり派手に戦いあっていたがこちらは普通に平和だった。

しかし戦いは結局避けられない。

果たして勝利はどちらが勝ち取るのか…………

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