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~紅魔館~『霊夢&パチュリーside』
『あぁもう、結界系のスペルカードが毎回毎回数秒で破壊される上に全員が天狗並みの速さとか洒落にならないわね………それに加えてどんどん速さも結界を突破する時の火力も上がり始めてる。
そろそろいい加減不味いわよ?』
霊夢は焦っていた。
自分の実力は自分が一番理解していると自負している。
だからこそ分かってしまうのだ。
これがどれ程厳しい戦いなのかを。
通常弾幕すら使えないのもあってこちらの消耗は著しい。
さらにパチュリーは相手の数とその素早さによって防戦一方になっており、こちらのサポートが限界となっている。
さらにパチュリーについても下手に弱体化をかけてしまうと相手のテンションが上がり、逆にこちらが不利になるのが見えていた為にこちらへの強化と結界による防御が限界となっている。
そしてなにより………。
『秘めたる力とやらが厄介すぎる!?』
するとスラ忍衆がさらに加速する。
また『秘めたる力が発動したようだ。』
『埒が明かないわね………消耗きついから出来れば使用は押さえたかったんだけど………』
すると霊夢は懐から一枚のスペルカードを取り出す。
「各自散開するでござる!」
「「「「ハッ!」」」」
そしてスラ忍衆は巻き込まれる事故を防ぐための手段として全員が一定の距離を離すことによって周囲からの被害を最小限に押さえようとしていた。
「それは好都合よ!『夢想天生』!!」
「ぬっ!?させぬでござるよ!!」
霊夢の周囲をいくつもよ陰陽玉が回り、霊夢が放つ膨大な霊力がはじけ、その姿が薄く感じるようになった。
スラ忍レッドがこれから来るであろう攻撃を止めるために霊夢へと突撃する。
「喰らうでござる!!『火炎龍』!!」
スラ忍レッドが印を結び、地面に手を付くと地面から炎の龍が何匹も現れて霊夢の周囲を蹂躙する。
普通なら人間はこの龍から逃れる事は出来ずに焼き付くされていただろう。
だが………。
「なぬ!?効かないでござるか!?
いや、当たってすらいないでござる!?
一体なにが起こってるでござるか!?」
スラ忍レッドの放った火炎龍は確かに霊夢を飲み込んだ。
だが霊夢を飲み込んでもそれに当たって炎が弾かれている様子が一切無い上にすり抜けていたのだ。
「神技『八方龍殺陣』!!」
霊夢の全方向に無数の御札による線が放たれ、これにより横や後ろへの逃げ道が完全に封鎖される。
「ぬぉ!?」
スラ忍レッドはそれに巻き込まれて吹き飛ばされ、戦闘不能となる。
「レッドがやられたでござる!?」
「よそ見してる暇………無いわよ?」
霊夢がそう言い放つと御札による線がゆっくりと動き出し、霊夢の周囲にさらに無数の弾幕が生成される。
それが育ちきると限界を迎えて発射された。
「ぐぬ!?」
「避けきれぬでござる!?」
「ぐっ!?」
「ぁぁぁああ!?」
残る四人のスラ忍立ちもその密度の圧倒的に高い弾幕により次々と倒されていった。
「ふん!次私と戦いたいならお賽銭でも入れてきなさい!!」
霊夢が、その力を存分に見せた戦いだった。
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咲夜&紫side
「派手にやってるわねぇ………」
「そうでござるなぁ………」
一方その頃スラ忍パープルと紫は………お茶をしながら一息ついていたのだった。
勝負は始めようとしたが、咲夜の時間を止めるというその凄まじい能力によりなす術無しと判断してすぐに敗けを認めていた。
だが咲夜としては実際かなり危なかった。
能力を発動した頃には、敵の獲物が素手の目と鼻の先にあり、もし『秘めたる力』が効果を発揮していた場合は負けていたと考えると咲夜はゾッとしていた。
とりあえずの勝負は決まった為に霊夢達の勝負をお茶をしながら見ている。
「お?これは勝負は付いたかしらね。」
「ぬ?どういうことでござるか?」
「あのスペル、夢想天生は霊夢の切り札とも言えるスペルであり。
これが遊びではない場合誰も勝つことは出来ないわ。」
それが例え妖怪賢者たる紫であろうともそれはかわらない。
「攻撃がすり抜けているでござるなぁ。ズズッ」
「あれのせいで私も使われると何も出来ないのよねぇ……
ズズッ」
「さてと………」
すると紫は飲み終わったお茶の器をおいて話し出す。
「貴方に提案があるのだけれど。」
「なんでござろう?」
「ちょっと取引しないかしら?
貴方達の本来の任務は私達を探すためとこの世界での情報収集よね。」
「いかにもそうでござる。」
「なら私達は呼び出されればこっちからそちらへと言って勝負は受けるしなんなら幻想郷についてもある程度教えてあげるわ。」
「ふむ、こちらとしては願ってもない提案でござるがそちらの要求は如何される?」
「簡単に言えばこっちに戦いを挑むモンスターの情報を事前に欲しいのよ。」
「成る程、対策を立てたいのでござるな?」
「そう考えて貰っても構わないわ。」
「ふむ、しばし待たれよ。
一時帰還して判断を仰ぐ必要があるゆえ。」
「わかったわ。」
「とりあえず修繕部隊と蘇生部隊は呼んであるので先にそちらが来てからでござるな。」
そして紫は幻想郷についてパープルへと教えてゆき、霊夢の戦闘が終わるのを待っていたのだった。