スライム狂による幻想王国建国記   作:クロマ・グロ

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あ、一応ゆかりん視点です。


第二のスライム  その1

 

 

~紅魔館~『会議室』

 

 

全員が最強のモンスターに対して考え込んでいた所、話題を変えるために私はスラ忍衆に質問する。

 

「そういえばスィラは段階的に刺客を強くしていくのよね?

次は何が出てくるのか分かるかしら?」

「次でござるか?うーん、正直候補が多いのでなんとも言えないのでござるが…………そうでござるね、恐らくはスイーツスライム軍団が相手になると思うでござるよ?」

 

なんか一気に美味しそうな名前のが出てきたわね………

 

「そのスイーツスライムってのは?」

「『ピーチスライム殿』、『レモンスライム殿』、『ライムスライム殿』、『チェリースライム殿』、『ベリースライム殿』、『ホイップスライム』殿、『プリンスライム』殿の計7匹の魔物で構成されたスライム軍でござる。」

 

するとまたパチュリーが顔をしかめる

 

「うーわ………これまた厄介な………」

「え?そいつらのことも知ってるのパチュリー?」

「ええ、比較的知名度は高いわ。

それでスイーツスライム達だけどはっきり言ってかなりヤバいわよ?」

「どういうこと?」

「まずこいつらが共通して持つ特性、スキルを教えるわ。

まず特性だけれど共通なのは『スモールボディ』、『スイーツカーニバル』、『いきなりピオラ』、『星のおくりもの』、『神の躍り手』を全員が共通して持つわ。

まぁ全員がほぼ同じ特性を持つからスラ忍衆程考えて戦う必要性はないわよ。

とりあえずスモールボディはスライムが多く持つ特性で身体が小さいっていう特徴によってこちらの攻撃が当たりにくいわ。

その代わり一匹一匹の能力はちょっと低いんだけど正直誤差ね。

だけど一番厄介なのは兎に角速くなるのよ。

さらに空間が歪んでようが影響を一切受けないわ。」

 

「それって………」

 

「ええ、メタルゴッデスが生み出す空間の歪みを無視して動けるからまずその速さをどうするかね。

そして『いきなりピオラ』、戦闘が始まると無詠唱で速度強化呪文のピオラがかかるわ。

これにより素早さは倍になってさらに速くなる。

『星のおくりもの』は戦闘中に自身が危機に晒されると自身の攻撃力、防御力、素早さ、賢さのうちいずれかをかなり強化するわ。

速い話最後まで油断できなくなる特性になるわ。

そして『神の躍り手』、向こうの世界にある躍りの特技って相手を動けなくしたりとか即死させたり、魔力を吸い取る特技もあるのよ。

これはそれに対する耐性を下げて効果を与えられるわ。

んで一番ヤバいのが『スイーツカーニバル』よ。」

 

「それの何が一番ヤバいのよ?名前だけ見れば割と危険性は無さそうだけれど。」

 

霊夢ははっきり言うわね………いやまぁ私も同意見なのだけど。

 

「はっきり言うわ。

これを攻略出来なければ勝ち目は完全にゼロよ。」

「…………そんなに?」

「ええ、効果としては自分達にこの特性を持つ魔物が何体いるかで決まるわ。

一体なら仲間全員にマホカンタの付与、二体ならアタックカンタ、三体ならぎゃくふう、四体ならリザオラルがかかるわ。

マホカンタとアタックカンタはもう説明してるから割愛するけれど『ぎゃくふう』はブレスを反射する効果、リザオラルはこれが付与されている魔物は死亡してもその場ですぐに蘇生されるという効果を持つわ。」

「なっ!?死んでも蘇るってどこの焼き鳥よ!?」

「焼き鳥………ぷぶぷ………」

 

輝夜は笑ってはいるけど実際に事態は深刻ね。

 

「まぁ、速い話一回殺したくらいじゃ勝負付かないので二回殺す必要があるでござるよ?

でもただでさえ速い『スモールボディ』がさらに速くなってるでござるから倒すのは結構骨が折れるでござる。」

「んでスキルのスイーツカーニバルだけれど………躍り系と笛系の特技ばっか覚えるわ。

特にこの中で一番警戒する必要があるのは………やっぱり『星降りのサンバ』であってるかしら?」

「んー、惜しいでござるな。

『青天の霧』もあるでござるよ?」

「ああぁ…………最悪過ぎる………」

 

するとパチュリーは顔をさらに青くする。

 

「ちょっと、どうしたっていうのよ?」

「『星降りのサンバ』は自分が速ければ速いほど威力の上がる攻撃系の躍りよ。

『いきなりピオラ』のあるスイーツスライム達と相性が良すぎるわ。

それに加えて『青天の霧』は本来与えられるダメージの上限を超えたダメージを与えられるようになる特技よ。

つまり威力が限界を迎えている技の威力を跳ね上げるわ。

とりあえず予想としてはひたすら踊りまくる形であってるかしら?」

「正解でござるよ。

攻撃、状態異常、バインド、即死、様々な躍りを使いこなし、凄まじい速度で相手を翻弄するのがスイーツスライム軍団でござる。」

「はぁ………とりあえず私は巻き込まれなくなるから良いけど………あんたら二人だとかなりキツいと思うわよ?」

「うぐっ………痛い所を………」

 

すると蓬莱ニートこと輝夜が手を挙げる。

 

「………良いわよ?私が一回だけ手伝ってあげるわ。

ちょうど興味もあったしね。」

「………確かにあんたの能力なら速さでは負けないけど………良いの?」

「えぇ………一回死んでも蘇る?別に問題無いわ。

真の不老不死の力を見せてあげるわ。」

 

輝夜はそう自慢げに答えるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、スイーツスライム軍団はメガザルダンスもあるでござるから最大8回は生き返るでござるよ?」

「え゛?」

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