スライム狂による幻想王国建国記   作:クロマ・グロ

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人里とスライム  その2

 

 

 

~人里~『甘味所』

 

 

とりあえず新しい刺客であるスイーツスライム達とスラ忍衆から聞いていた現場中継役のメタルスライム?というスライムと甘味所に入って話をすることにした。

 

というか昼頃にスライム達が一度来ており、何故か甘味所のおばちゃんとかなり仲良くなっていた。

どうやら可愛らしい見た目とよく食べる上に満足そうな表情を見せるその愛らしさに負けたらしい。

それに加えてスラ忍イエローもこの店に定期的に来ており、以前人里というかこの店で暴れようとして処罰対象となった妖怪を無力化して捕らえたのも彼女らしい。

 

他にもレッドは子供人気が高かったり、

グリーンは何故か幽香と仲が良くなっていたり、

ブルーは人里の漁師の護衛について周辺の川から魚を一緒に釣ってたり、

オレンジは里の八百屋でバイトしながら情報収集してたり、

ピンクは怪我人を片っ端から治していたり、

ブラックは妖怪の山の河童達と交流を持っていたり、

ブラウンは里の大工を手伝っていたり、

パープルは稗田家に入り浸っていたり、

とやけに幻想郷に魔物達が馴染み始めていたという事実に驚きを隠せなかった。

 

「とりあえず人里に来た理由聞かせて貰っても良いかしら?

一応私も立場的にここを守らなきゃいけないのもあるから。」

「ピキ、ピキィ!!」

「ホイップスライム殿はメタルスターからの報告にあった場所であり特に戦闘の必要もないので興味があったからこっちに寄ったみたいでござるな。

ちょっと本来の目的忘れかけてはいたそうでござるがちょっとした情報収集もかねてたみたいでござるよ?」

「ピキピキ!」

 

ホイップスライムは自慢げに言ってはいるがまだ疑問はいくつかある。

 

「んじゃ次の質問といくわよ。

その金はどこで稼いだのかしら?」

「ピキッピキピキィ!」

「進路上にあった妖怪の山ってとこで天狗が大量に襲いかかってきたから全員気絶させて金を巻き上げたそうでござる。」

「あー、それは実力を見誤ったあのバカラス達の自業自得ね。」

 

 

「とりあえず最後に聞いておくわ。

貴方達は人里に何かするつもりはある?」

「ピキ!ピキキピキィ」

「特に無い、子供達と遊ぶのは楽しいしお団子も美味しい、普通に一匹のスライム一族として馴染むつもりだそうでござる。」

 

はぁ、まあ大丈夫そうかしらね。

 

「まぁあんたらは人に危害を加えそうもないしとりあえずは良しとしておくわ。

それであんたらとの戦いだけど……今はやれる雰囲気でも無いわね、それに私の霊力の回復も待たなきゃいけないし……明後日でどうかしら?」

「ピキピキ!」

「問題無いそうでござるよ。」

「分かったわ、とりあえず場所は迷いの竹林でやりましょうか、あそこなら被害が出てもすぐに再生するわ。

明後日になったら私があんたら連れてくわ。」

「ピキ!」

「了承しているでござる。」

 

「まぁどうもここの子供とかがあんたらを凄く気に入ってるみたいだから仲良くしてやって頂戴。」

「ピキ!」

 

「さて、私も小腹がすいたからお団子を食べるとしましょうかね。

んぐ……やっぱりこの味ね~♪」

 

ここの味は昔から変わらないのよねぇ。

 

「おや、真面目な話しは終わったのかい?」

「えぇ、それと今日もお団子美味しいわ!ありがとう。」

 

「あらやだ、嬉しいこと言うじゃない。

霊夢ちゃん、貴女自分の生活も苦しいはずなのに定期的にここにお団子食べに来るのよね。

私としては嬉しいけどちゃんと自分を労りなさいよね?」

「うん、ありがとう。おばちゃん。

さて、小腹も埋まった所だし、あんたら時間はある?」

「ピキ!」

「大丈夫だそうでござるよ。」

 

すると意外な言葉を霊夢は口にする。

 

「そう、なら私の家、博麗神社にくる?」

「ピキ?」

「神社、たしか妖怪の山の上に建ってた建物?と言っているでござる。」

「えぇ、それであってるわ。」

「たしか神を奉る場所でござったよな。

我ら魔物が神を奉る神聖な場所に行ってもよいのでござるか?」

「別に問題無いわよ、神といってもここでは人の姿を取るし例え神と段幕ごっこで私に敵うやつなんていないもの。

あとうちの神様はもう昔にどっか行っちゃって今は居ないから問題無いわよ。」

「それはそれで問題あると思うのでござるが了承したでござるよ。」

「「「「「「「「ピキ!」」」」」」」」

「スライム殿達も大丈夫のようでござるな。」

「とりあえず紫にも連絡しないといけないわね。」

 

するとレモンスライムの後ろからスキマが開いてババァーンと八雲紫が現れる。

 

「あら、それなら大丈夫よ、私も聞いてたから。」

 

しれっとレモンスライムその場で抱きしめながら話す。

 

「はぁ、相変わらずね。」

「ふふふ、それにしてもスライムちゃん達随分とプニプニしてて気持ちいいのね。

撫でても良いしプニプニしても可愛いし、ずっと触っていたいわね。」

「全く………あんたはそれと戦わなきゃいけないんだからね?まぁ私もなんだど。」

 

スライム達は終始プルプルしており霊夢も理性を捨ててすぐにでもなで回したかったがなんとか理性で耐えたのであった。

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