スライム狂による幻想王国建国記   作:クロマ・グロ

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星降るスライム  その3

 

~迷いの竹林~

 

 

「アーーーッ!?」

「こんなもの………こんなものぉぉぉお!?」

「ぬわぁぁぁぁぁぁぁあ!?」

「ウソダドンドコドーン!?」

「オマエノソレモカラカ=ゾーイ!?」

「ウボワァァァァアアアア!?!?」

「オ・ノォォォオレェェェェエエエエ!?!?」

 

蓬莱ニートこと『蓬莱山輝夜』は妙な奇声をあげながら即死を食らいまくっていた。

 

そう、即死が弱点耐性となったことにより輝夜はひたすら即死を貰っていた。

即死弱点となったことにより『死の踊り』の即死確率は実に50%、かなり死にやすくなってしまっていたのだ。

これに加えて『超さそう躍り』も弱点となっているために80%の確率でバインドを貰っていた。

 

いくら人の認識出来ない時間を動けても、人の認識が出来ない程の速さで動くスライム達相手には相性が悪すぎたのだ。

 

確かに霊夢の大結界『博麗弾幕結界』によってスライム達の動きはかなり阻害されており、紫の弾幕による支援を避けきれずに被弾している様子も見受けられる。

しかし被弾によって与えたダメージもあまり効果が高くは無いとはいえ『ハッスルダンス』という特技により回復されている。

 

これに加えて周囲の空間を満たすように青白い空色の霧が発生しており、本来の威力を大幅に越えた威力の攻撃がいくつも飛んでくる。

輝夜が即死で動けなくなっている間にこれに当たり、肉片になってしばらく復活するまで時間が空いてしまうことが度々起きていた。

 

基本的に復活手段が幻想郷には存在しないため即死=アウトなのである。

 

「博麗弾幕結界でかなり動きを阻害してるのにここ動きの速さ………結界なかったらどうなってたか分からないわね………」

 

「とりあえず避けれないよいに弾幕を重ねていくしかないわ。

てもまだ相手の復活を削れてないのと回復が間に合っているこらかなりキツいわね。」

「呪いはかかってもなんとか私のお祓いで祓えるけど力を吸われるのがきついわ。」

「霊力や妖力なら相手の魔力回復に利用されてるみたいだけど気力は相手に加算されて相手の攻撃が激しさを増しているの怖いところね。」

「そんな状態での攻撃なんて貰おうものなら………。」

「一撃でひき肉でしょうね、というか私もアウトね。

消耗が想定以上に厳しいからあまり使いたく無かったけどいくわよ!弾幕は弾幕で防ぎなさい!

境界『二重弾幕結界』!!」

 

霊夢の博麗弾幕結界と同じ位置に結界を重ね、避けきれない程の弾幕の嵐を生み出す。

 

「ピキッ!?」

「ピキィィイイ!?!?」

「ピキー!?」

「ピキィッ!?」

 

スライム達はその素早さですら避けきることが出来ないでいた。

 

『ハッスルダンス』『ハッスルダンス』『ハッスルダンス』『ハッスルダンス』『死の踊り』『メダパニダンス』『超さそう躍り』『ゆうきの斬舞』『星降りのサンバ』『星降りのサンバ』『星降りのサンバ』『星降りのサンバ』

 

すべてのスライムが同時に三つの行動を行い、回復、妨害と補助、攻撃のそれぞれを同時に行う。

だが回復と妨害、攻撃を同時に行っている為に魔力を吸収して回復する余裕が無いのだ。

だが魔力を吸収しようとすると攻撃、回復、妨害のいずれかが疎かになる。

回復を減らせばダメージが上回り、攻撃を減らせばより余裕が無くなってしまうのだ。

 

今回のスライム達の最大の失敗は結界に完全に囚われたことにより自分の最大の強みである素早さを封じられたことだろう。

そして『いきなりピオラ』も永続するわけではなく効果時間は有限だ。

 

ついにその強化は切れる…………

魔物世界の補助魔法は能力の上がり幅が異常なレベルで高い代わりに効果時間があまり長くないため定期的にかけ続ける必要がある。

 

しかしスイーツスライム達は短期決戦を想定して配合されているために補助効果を持続させる手段がないのだ。

魔力の切れる個体が現れ、回復させるために『マホトラ踊り』を使い始めるが回復が間に合わなくなりついに………

 

「ピキィィイイ!?!?」

 

初の脱落者が出始めた。

 

だがリザオラルの効果により死亡してもその場ですぐに蘇生する。

だが『死の踊り』を行う余裕も減り始め、輝夜も攻撃に参加できるようになり始めていた。

 

「だぁぁああ!?やっと攻撃する余裕が出来た!?

死んでる途中でミンチになったの含めれば28回は殺されたわよ!?」

「あんたもあんたで良くそれで復活し続けられたわね。」

「伊達にもこたんと殺し合いしてないわよ。

あいつと殺し合う時は最低でも50回死ぬまでは殺し合いをするからね。

このくらいならなんとか復活しても動けるわよ。」

 

だが一度死んで体力がかなり減ったからか攻撃にかなり強力な物を使い始めるようになった。

 

『てんびんのタンゴ』

 

「ぐぅぅうあぁぁぁあああ!?!?」

「なにこれ!?攻撃を受けてないのにダメージが!?」

「いったぁ!?」

 

『てんびんのタンゴ!?霊夢!紫!ニート!追い詰めすぎずに一気にトドメを刺しなさい!さっきのは自分の体力と相手の体力に差があればあるほど威力が高くなるわよ!!相手の受けたダメージの半分がそっちにも行くと考えなさい!!』

「なによそれ!?」

「とはいえ私達は動けない、輝夜!」

「分かったわよ!まかせなさい!」

 

 

果たして霊夢達はこの踊りを攻略出来るのか………。

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