スライム狂による幻想王国建国記   作:クロマ・グロ

26 / 100
『てんびんのタンゴ』
『相手の残りHP』-『使用者の残りHP』÷2のダメージを与える。

つまり400程あるHPの相手に使用者のHPが100しかなかった場合は400-100=300になり、300÷2で150ダメージを与える攻撃になります。
基本的にイルルカだとHPバブルやメタルでもない限りHPに大きく差が出ることはないのでほぼほぼ受けたダメージの半分くらいを与えますね。
ついでにサイズが違うとミスになります。


星降るスライム  その4

 

 

~迷いの竹林

 

 

「ぐっ!?避けることが出来ないのが痛いわね、つかわざと当たって発動させてるせいでこっちの体力が!?」

「不味いわ!輝夜!どんどん一撃で仕留めて!!」

「あぁもう!?そう言われても接近戦仕掛けるくらいしか当てる方法無い上に私の能力使ってもこいつら普通に速いのよ!?」

 

状況はすこぶる悪くなっていた。

自分達の回復をしようにも回復した瞬間に『てんびんのタンゴ』によって回復量の半分近いダメージがすぐに来てしまい、回復が殆ど効果が無いものになってしまっている。

さらに自分から弾幕に当たって己を削ることによっててんびんのタンゴの威力を上げている個体もいる程だ。

 

体力の少ない個体に輝夜が能力で加速して近接戦を仕掛けようとした瞬間、死にかけとなっており、リザオラルの切れているチェリースライムが始めて見せる踊り系統の特技を行う。

結果としてチェリースライムは輝夜の一撃によりトドメを刺されたが、踊りの効果がギリギリで発動してしまった。

 

輝夜の上から地獄から現れたかのような穢れを持った呪いが降りかかった。

突如として現れたそれに輝夜は反応出来ずに直撃してしまい、業火に焼かれて輝夜は焼死してしまった。

 

 

『じごくの踊り』

 

使用者の減っている体力に、使用者の残り体力の0~5%を加算してそのまま相手に与えるという一発逆転を狙った踊り系最強の威力を誇る特技だ。

 

そしてモンスターの肉体強度は例えスライムだとしても鍛え上げれば大妖怪にすら負けない強さとなる。

そのダメージがそっくりそのまま輝夜に押し付けられたとすると凄まじいダメージとなるのだ。

さらに輝夜は確かに不老不死ではあるが、基本的にニートなのもあり肉体強度はかなり弱い。

実質的な即死攻撃とも言えた。

 

「死 ん で たまるかぁぁぁぁぁあああああ!!!」

 

しかし輝夜は焼死にはかなり慣れており、むしろライバルの同じ蓬莱人である妹紅以外の炎でやられるなどバカにされかねないと考えていたため、気合いですぐに蘇る。

 

「ぜー!ぜー!ぜー!危なかったわ………」

「いや危ないもなにも死んでるんだからアウトよ。」

「うるさいわよ!とりあえず一体は倒したわよ!」

 

すると後ろで控えていたピーチスライムが前に出てきて戦闘に加わった。

 

「ピキー!」

 

「ちょっと、結界を張っていたんじゃ無かったの?」

「外からの制限まではしてないわよ。

どうせ来るのなら結界を破られて入ってくるよりそのまま入って貰った方が良いもの。

速い話この結界は一方通行なのよ。」

 

ピーチスライムが分身を行い、他のスライムと同様に三つの行動を同時に行い始める。

だがここで紫があることに気付く。

 

「あら?新しく入ったスライムに加速魔法も自動蘇生も発動した様子が無いのだけれど……」

『あ、補足しておくでござるが『いきなりピオラ』及び『スイーツカーニバル』はあくまでも戦闘開始時にしか効果を発揮しないのでござる。

だからスタンバイからの途中参戦では効果がないでござるよ。』

「ふーん、そうなると今自動蘇生があるやつを先にまとめて倒しておいた方が良さそうね。」

 

だがそう簡単には事が進まない。

 

「「「ピキー!!!!」」」

 

『ハッスルダンス』『ハッスルダンス』『ハッスルダンス』

 

どうやら『星降りのサンバ』が弾幕によって大半消滅して輝夜以外に当たらないのを冷静に判断してかピーチスライムは全力で『ハッスルダンス』による体力回復を行う。

これによってかなり優勢だった戦況を大きく覆されてしまった。

 

相手は状況を持ち直す為に……

『マホトラ踊り』『マホトラ踊り』『マホトラ踊り』『マホトラ踊り』『マホトラ踊り』『マホトラ踊り』『呪いのルンバ』『呪いのルンバ』『超さそう踊り』『超さそう踊り』を行う。

 

「まず!?霊力が!?」

「こっちも妖力が………結界の維持が………」

「二人とも、これ飲んどきなさい!『八意ののみぐすり』よ!」

「なにこれ?」

「霊力及び妖力回復用の薬よ、デメリットとして翌日は力が回復しないから気を付けなさい。」

「成る程、つまりは前借りするのね。」

「そう言うことよ。私は霊力完全に切らしてる上に能力のみで戦ってるから大丈夫だけどあんたらはそうもいかないでしょ?」

「一応聞いとくけどこれ使ったらそっちもなんか使うとかある?」

『別に問題ないでござるよ。

こちらも本格的な試合以外では道具の使用を禁止してはいないのでござるから。』

「ありがとう、でもあっちも今度から何か使う可能性が出てきたわね。」

 

すると何か思い付いたのか輝夜が紫と霊夢に対して聞いてくる。

 

「あんた達、特定の攻撃にのみ反応して反射するみたいな結界をつくれる?」

「反射?出来なくはないけど多分自分にしか使えないわよ?」

「ええ、あくまでもそっくりそのまま相手に返す、つまりは相手の攻撃の勢いを完全に反らさなければいけないからそこまで範囲があるものは無理よ。」

「十分よ。」

「でもこれはあくまでも攻撃として反応するものが……そういうことか。」

「何?紫、何が分かったのよ?」

「なんであのスライム達が攻撃や妨害の手を緩めて一気に霊力や妖力の吸収をしようとしたかわからないの?」

「そんなの私達の結界を………いや!?まさか!?」

「そういうことよ。

あの踊りは魔力を使う儀式魔法に近いものよ。」

「それなら!」

「ええ、一気に覆すわよ!!!」

「一旦私も防御に回るわよ!!」

 

霊夢達の反撃が今始まった。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。