スライム狂による幻想王国建国記   作:クロマ・グロ

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スライムの国  その4

 

 

~スラバッカ王国~『山岳地帯』

 

 

海岸地帯でスライム達と戯れた後、今度は山岳地帯を案内して貰うことになった。

 

「着いたぞー、ここら辺が山岳地帯だな。

ここいらだと鉱山とかに住む魔物が多く住み着いてるな。

例えば『ストーンスライム』とか『メタルスライム』、『スライムボーグ』あとは宝石系の『クリスタルスライム』や『ダイヤモンドスライム』、『ゴールデンスライム』や『スライムマデュラ』、他にも足のある『スライムファング』や『スラッピー』なんかもいるな。」

 

「ゴールデン………ダイヤモンド………ゴクリ………」

 

霊夢が金に目が眩んでいるのが全員分かったが…………もはやスルーしていた。

 

「へぇ、鉱山にも結構色々と住んでいるのね。」

「あぁ、あとこの鉱山の地下には火山地帯へとつながる道もあるから『マグマスライム』とか『スライムタール』とかも見られるはずだぞ。」

「あら?あの一つ目のあの個体は?」

 

すると永琳が山岳地帯を転がっている全身が岩に包まれた一つ目の魔物を指差す。

 

「ん?あぁ、あいつが『ストーンスライム』だよ。

スライムだと唯一の単眼の魔物だな。あいつらはああやって転がるのが好きなのもあるんだが転がりながら自分の体を磨いてるんだよ。」

「へぇ………あら?あのフサフサの毛の生えた足のあるやつは?」

 

今度はレミリアが崖の上で跳ねたりしてるオレンジ色のフサフサした毛を生やして鋭い鉤爪のある足を持ったスライムを指差す。

 

「あぁ、あれが『スライムファング』だな。

スライム系の中だと結構気性が荒い部類の魔物だ。

鉤爪による攻撃も可能だからスライムの中だと危険度はそれなりに高い部類だな。」

「へぇ………色々といるのね………ん?」

 

すると霊夢が一匹のスライムが目に留まり硬直する。

 

「ん?霊夢?そこに何かいるn…………んん?」

 

紫も釣られて霊夢の見ている方向を見るが思わず硬直する。

 

「ん?どうした?

 

あぁ、あいつが『スラッピー』だよ。

スライムの中でも大型な種類だな。」

 

「い………いえ、大型なのはいいのよ………えぇ………だけど………」

「スライムに…………蛙の足?

それに………色が………」

「ん?あぁ、そういうことか。

あいつ何故か人間受けはあんまりしないんだよなぁ。

本人が気にしてねぇから問題ねぇけど。」

「そ……そう……………」

 

 

『『い………言えない………見た目が気持ち悪いなんて……』』

 

 

霊夢と紫の心の中が一時的にシンクロしていたのだった。

 

「んで鉱山の中だな。」

「あら?この辺はずいぶんとストーンスライムが多いのね。」

「あぁ、そりゃストーンスライムはここで鉱石とか喰うことで体を構成する石を溜め込んで堅さを増すからな。」

 

「ピキ!(なんか良い鉱石ある?)」

「ピキピキ!(今日は鉄が多いかなぁ、たまに銅とか鈴とかあるけど脆いしなぁ)」

「ピキピキ~♪(お?プラチナ鉱石見っけ!いただきまーす♪)」

「ピキィ!?(あ!?ずりぃぞ!?)」

「ピキピキ………ピッ?(うーーーむ…………お?)」

「ピキ?(何かあったの?)」

「ピキ(タングステンがあった、うまうま………)」

「ピキキィ(そんな重い金属ばっか喰ってたらそのうちメタルスライムになっちまうぞ?)」

「ピキィ(大丈夫だ、問題ない。一番良い金属をくれ。)」

 

「…………なにかしら?今一匹が盛大にフラグを建てたような………」

 

すると先に進み始めていたミイホンが止まっていた紫に声をかける。

 

「ん?なにしてるんだ?先に進むぞ?」

「え、えぇ………今いくわ。」

 

そして鉱山のさらに奥深くへと進んでいくと…………

 

「ぐへへへへ………じゅるり。」

「ずいぶんと宝石や水晶、金の塊が多いわね。」

「あぁ、この地形もあって宝石系のスライムとか、『ゴールデンスライム』とかの金のスライムが住みやすい環境なんだよ。」

「へぇ…………見た目で大体何がどのスライムか分かりやすいわね。」

「まぁそれのお陰で人間とかに良く狙われるんだよなぁ、こいつらは。」

「霊夢?」

「別に何もしないわよ何も…………じゅるり。」

 

涎を滴しながら言っても説得力が無かった。

 

「はぁ…………あら?あれが『ダイヤモンドスライム』かしら?」

「ダイヤモンド!?何処何処!?ぐべっ!?」

 

すると紫がブリリアントカットされた宝石の形をしたスライムを見つける。

それによって霊夢は暴走気味になっていたが、紫によって物理的に黙らされたのであった。

 

「ん?あぁ、似てるけどちょい違うな、あいつは『クリスタルスライム』だ。」

「似てるけど?ってことは色違いなのかしら?」

「いや、姿が似てるんだよ。

そうだなぁ…………見て貰えりゃ早いんだが………あぁ居た居た。」

 

するとミイホンが指輪のようなスライムを指差す

 

「あれは…………」

「まるで巨大なダイヤモンドの結婚指輪ね。」

「随分と大きいのね………」

 

思わず見とれてしまう程の輝きを放つダイヤモンドスライムに、全員がうっとりしているのであった。

 

「ピッ?(どうしたの?)」

「相変わらずお前は人気だよなぁ?」

「??」

 

 

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