~スラバッカ王国~『闘技場』
「四天王奥義『三歩必殺』!!!!!!」
「ムフォァァァァアアアアアアアア!?!?!?!?」
勇儀の渾身の一撃、四天王奥義『三歩必殺』は見事メタルカイザーに直撃した。
『ピッ!星熊 勇儀 の 四天王奥義『三歩必殺』!
メタルカイザー に 999 の ダメージ!』
『まさかのカンストダメージィィィィイイイイ!?!?
メタルボディによるダメージ1/3すらも貫き限界である999ダメージを与えたぁぁぁ!?!?
メタルカイザー殿もこれにはたまらず………たまらず……たま………』
『ん?どうしたのよ?さすがにやられ…………まさか!?』
『ピッ!メタルカイザー の 特性 『くじけぬ心』 が 発動!
メタルカイザー の ベホマズン!
メタルカイザー の HP は 999 回復した。
グランスライム の HP は 999 回復した。』
『危機一髪ゥ!!運良く『くじけぬ心』が発動してメタルカイザー殿は己の耐えきれない威力の攻撃を耐えたぁ!!』
『うむ!ナイスガッツであったぞ!!』
『しかもさらっと完全回復までしてったわよ………』
「マジか!?アタシの三歩必殺を耐えやがった!?」
「直撃してたわよね………。
そうなると……やっぱりさっき発動したってなってた『くじけぬ心』ってやつが原因と見るべきじゃないかしら?」
『なかなか察しが良いじゃない。
正解よ。『くじけぬ心』はかなり低い確率ではあるけど自身が死亡する攻撃を受けても発動したら確実に耐えきる特性よ。
ついでに言うと発動の制限回数は無いから運が悪いとめちゃくちゃ発動しまくるわよ。
だけど攻撃を受けた一回一回に発動するかどうかの判定があるから連続で攻撃を叩き込みながら倒せば発動したとしても倒せるわ。
発動しても残りの体力は石ころをぶつけられただけで死にかねない程しか無いから発動したのなら回復される前に倒しなさい。』
「好き勝手言ってくれるじゃない………それが簡単に出来るなら苦労しないわよ………」
「まって、『メタルカイザー』の様子がおかしいわ………」
すると紫が『メタルカイザー』の異変に気がついて全員がそちらへと視線を向ける
「ムフォォオオ……………ムフォォオオ…………」
『メタルカイザー』は呼吸を大きく乱しており、かなり疲れているようだ。
「息切れしているようですね?」
「おそらくかなり状況としては相手もギリギリだったんじゃないかしら?
それにあんな強い『特性』が簡単に発動出来るとも思えないわ。、根性で耐えるのなら相当量のスタミナと精神を持っていかれてるはずよ。
ねぇ勇儀、あいつに三歩必殺を直撃させた時手応えがあったって言ってたけどどんな感じだったの?」
「んぁ?んー、なんつうか外側はアホみてぇに硬いんだがそれを力で無理矢理貫くと拳が一気にめり込むような感覚がしたんだよ。
んで内側はこの間に何度も触ったスライム特有の柔らかい感じが残っててそれで手応えがあったと思ったんだよ。」
「内側が柔らかい…………ちょっと試してみたいことがあります。
足止めをお願いしても良いでしょうか?」
美鈴は勇儀の話を聞いて何か思い付いたのか霊夢達に足止めを頼む。
「ええ、どうせ私じゃ攻撃しても防がれるのが落ちだから時間稼ぎならやってあげるわよ。」
「準備が出来たなら言って頂戴。
スキマを『メタルカイザー』の背後に開くわ。」
「わかりました。
………すぅぅぅぅぅぅ覇ァァア!!!」
『ピッ!紅 美鈴 の せいけんづき の 構え』
「ムフォ!?」
「ヌンッ!?」
『メタルカイザー』が妙に怯えた様子を見せる。
まるで過去に食らって何かあったような反応だ。
だがその疑問の答えは解説が勝手に答えてくれていた。
『なっ!?なんですとぉぉおおお!?
まさかの『せいけんづき』!?
防御力を完全に無視する最強の物理系体技を出そうとしているゥ!?
『メタルカイザー』殿逃げてぇ!?超逃げてぇ!?』
そう、身体の外側ではなく内側に大きくダメージを与える『せいけんづき』とは、向こうの世界では全ての防御力を貫き、メタル系にさえもその一撃に耐えることは難しいのだか。
何よりもスィラが『メタルゴッデス』を使っていて負けるときはだいたいせいけんづきで防御力ごと貫かれて倒されているのが大きい。
その為にこの国にいるスライム全てが『せいけんづき』の恐怖をおぼえているのだ。
というかスィラも若干苦い顔をしている。
「美鈴!アタリよ!」
「ム!?ムフォ!!!」
『ピッ!グランスライム の ジコスパーク!』
がさがさ
グランスライムの目の前に地獄の雷が呼び寄せられ、霊夢達へと浴びせられる。
美鈴へと向けられた雷は霊夢達がとっさに美鈴を庇った為に霊夢達はたまらず強烈な一撃を受ける。
『ピッ!霊夢達のパーティーに平均480のダメージ』
霊夢達は紫色の雷にやられてかなりキツそうだ。
だが…………
「紫殿!お願いします!!」
「ええ………やった………るわよぉ!!」
美鈴の目の前とメタルカイザーの背後にスキマが発生する。
そして美鈴は突撃してがら空きとなっているメタルカイザーの背中に………
「ム!?ムフォア!?」
「覇ァァァァアアアアア!!!!!!!」
『ピッ!紅 美鈴 の せいけんづき!!』
果たして美鈴の一撃はどうなるのか………。