スライム狂による幻想王国建国記   作:クロマ・グロ

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大型の魔物  その7

 

 

~スラバッカ王国~『闘技場』

 

 

『ピッ!紅 美鈴 の せいけんづき!』

 

『なんとぉ!?美鈴選手がいきなりメタルカイザー殿の背後にぃ!?!?メタルカイザー殿超逃げてぇぇぇぇぇぇええ!?!?!?』

 

「ムフォァァァァアアアアア!?」

 

『………………メタルカイザー に 500 の ダメージ!』

『耐えきったぁぁぁああああ!!!!メタルカイザー殿の体力はせいけんづきの最大威力よりもほんの少し高かったぁ!!!』

 

そう、『メタルカイザー』は配合によって自身の低い体力を補うために大幅に体力を増強する『HPアップSP』のスキルを所持していた。

 

これによって新生配合してもそこまで高くない『メタルカイザー』のHPは数値としては500を上回り、せいけんづき一撃では仕留めきれない体力となっていたのだ。

 

「不味い!?仕留めきれなかった!?」

 

 

だが『メタルカイザー』は消費MPが倍になったベホマズンのMP消費がだいぶ堪えているらしく呪文を唱える余裕がない。

その為とある体技を使うことにした。

 

『メタルカイザー』を中心に闇の力と爆発の力が集中する。

その力が溜まって臨界を迎えたその時………

 

『ピッ!メタルカイザー の ビッグバン!』

 

全員を巻き込む程の大爆発を引き起こす。

 

「うぐ………うぁぁぁぁぁぁぁあああああ!?!?」

「美鈴!?きゃぁぁぁああああ!?」

「なにこの攻撃範囲!?避けられない!?」

「うぐぁぁぁぁぁぁあああああ!?!?」

 

『全体に平均240ダメージ!』

 

先程の爆発に加え、グランスライムから受けたジゴスパークのダメージが大幅に残っており、霊夢達は息絶える寸前まで追い込まれる。

何せジゴスパークに至っては『デインブレイク』によって耐性が弱点まで下がっているのもあり、直撃した際のダメージが兎に角大きかったのだ。

 

ビッグバンを行った後、『メタルカイザー』はMPが完全に切れたようでその場に降りる。

 

「うぐ………せぇぇいやぁぁぁあああ!!」

 

『ピッ!紅 美鈴 の はっけい!

メタルカイザー の 防御力 を 無視!

メタルカイザー に 86 の ダメージ!

メタルカイザー は 息絶えた!』

 

美鈴の一撃で死にかけになっていたメタルカイザーへ美鈴はお返しとばかりにとどめの一撃を放つ。

元々MPの消耗が激しく、一度でも使えばとてつもない量のMPを盛っていかれるベホマズンも使ってしまっていたのもあり、ほぼ枯渇していた。

それによって避ける余裕すらなく、美鈴のはっけいによって硬度のある肉体の外側ではなく内側に気を送り込まれることによりその防御力を貫き、柔らかい内側にダメージを受けたのだ。

 

これによって『メタルカイザー』は倒れたのであった。

 

『なななんとぉ!?メタルカイザー殿が!?鉄壁の防御を誇る我らがメタルの皇帝がやぶれたぁ!?

まさかの防御無視の攻撃のオンパレードによりたまらず死亡ーーー!?

グランスライム殿ーー!!頑張ってくれぇぇぇええ!?』

 

「ヌォォォォオオオオ!!!」

 

『ピッ!グランスライム の シャイニングボウ!』

 

グランスライムはその怒りをぶつけるかのごとく己の特性『暴走機関SP』を全開にして己の最強の威力を誇る『シャイニングボウ』を放つ。

 

だがそれだけに限らず己の本来の種族のポテンシャル、それを最大限に生かす為に魔力を全て注ぎ込む。

 

『不味い!?霊夢達!!地面から離れなさい!?』

『ちょっと紫モヤシ殿!?戦闘中のそういうタイプのアドバイスは厳禁ですよ!?』

『禁止行為は許さないである!!ホミロンばくれつけん!!』

『サラダバーッ!?』

 

天から降り注ぐ光の矢によって霊夢達は常に上を警戒しなければならない状態となっており、地面に異変が起きていることに気がつかなかった。

 

だが紫モヤシの言葉によって美鈴が地面に『グランスライム』のすべての気が集中していることに気付く。

 

「皆さん!?『グランスライム』の気が全て地面に移ってます!?何かとんでもないのが来ますよ!?」

「そうは!?言われても!?この矢を!?避けるのが!?精一杯よ!?ってまず!?『夢想天生』!!」

「スキマに入っ………ぐっ!?」

「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄…………」

 

『ピッ!博麗 霊夢 の 夢想天生!

博麗 霊夢 は 世界 から 存在 を 浮かせた。』

 

美鈴は傷付いた体に鞭を打つように己の肉体に無理を聞かせてなんとかシャイニングボウを避ける。

霊夢はシャイニングボウをなんとか飛んで回避し続けていたがとてつもなく嫌な予感がして咄嗟に切り札である『夢想天生』を発動させる。

紫はスキマに入ってやり過ごそうとするがシャイニングボウがスキマに入って直撃を受ける。

勇儀は己の拳で全て叩き落としていた。

 

だがシャイニングボウは囮に過ぎない。

地面の近くにいた霊夢以外の全員が引き寄せられ、グランスライムの全ての魔力が暴走する。

 

「マ ダ ン テ!!!!」

『喋れるのね………』

 

思わず復活したモヤシがツッコミをいれるが…………

 

『ピッ!グランスライム の マダンテ!

八雲 紫 達 に 平均 999 のダメージ!

八雲 紫、星熊 勇儀、紅 美鈴は死亡した。』

 

 

グランスライムの持つ膨大な魔力を全て用いた爆発により紫達は避けることすら許されず直撃を受け、死亡する。

 

だが………

 

「『夢想封印』!!!!!!」

 

「ムフォァァァァアアアアアアアア!?!?!?!?」

 

魔力を全て使い果たして無防備となった『グランスライム』に霊夢の渾身の一撃が叩き込まれた。




メタルカイザーのスキル
・ダイヤモンドスライム
・グランスペルSP
・エリスグール
・HPアップSP

まさかの耐性全く盛ってません!w
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