スライム狂による幻想王国建国記   作:クロマ・グロ

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黄金の輝き  その2

 

 

~スラバッカ王国~『上空』

 

 

私達の話が終わった頃にスラキャンサーは動きだし、私達に襲い掛かり始めた。

 

 

とりあえず私達はまず、通常弾幕による牽制で様子見をする。

 

だが…………スラキャンサーに攻撃が当たると私達のいる方向に弾幕が反射されたり、バリンッという金属質な音が響いて完全に弾幕が消滅したりしている。

 

「堅すぎる!?それに攻撃が完全に弾かれたりこっちに跳ね返ったりしてるんだけど!?」

 

「くっ!?これが受け流しによる反射ね………物理だけじゃなくて遠距離の攻撃すらも弾けるなんて!?」

 

「霊夢!紫!せめてスペルカードとかじゃないと確実に跳ね返るわよ!!受け流しは物理攻撃の反射が定義だけど遠距離からの何も効果の無い攻撃も跳ね返す対象になるわよ!!」

 

「厄介な………。」

 

「それに受け流し以外のタイミングで攻撃が完全に弾かれてるわ!おそらく『ギャンブルボディ』も持ってるわよ!!」

「なんなのそれ!?」

「攻撃を受けて発動すると受けるダメージが上昇するか、受けるダメージを完全に0にする効果を持つモンスター特有の特性よ!!」

「はぁ!?それ下手したらスペルカードすら無効にする可能性あるじゃない!?」

 

すると霊夢の横から巨大な黄金の鋏が現れた。

 

「っ!?危なかった…………お返しよ!

霊符『夢想封印』!!!!」

 

霊夢はスペルカードを宣言して膨大な霊力によって生成される巨大な弾幕を複数生み出してスラキャンサーの巨体へとぶつける。

 

しかし…………スラキャンサーに直撃した直後バリンッという金属質な音がする。

 

「っ!?ダメージがない!?早速弾かれた!?」

 

スラキャンサーはすると二重に重なる魔法文字の輪が現れて光がスラキャンサーを覆い始めた。

 

 

「霊夢!!スラキャンサーが『バイメリト』を発動させたわ!!

ギャンブルボディの発動率が倍に跳ね上がってるから攻撃を無効にされやすくなるわよ!!」

 

「あぁもう!?堅すぎんのよ!!

つかパチュリー!あんたも攻撃すんの手伝いなさいよ!!」

「無茶言わないで頂戴!私は魔法特化だからほぼ全部反射されるわよ!!」

 

「くっ境界『二重弾幕結界』!!」

 

バリンッバリンッバリンッバリンッバリンッバリンッバリンッバリンッ

 

ちょくちょく直撃してスラキャンサーにダメージを入れてるのはたしかなのだが、かなりの両親の弾幕がギャンブルボディにより弾かれておりダメージが殆ど無いようだ。

 

スラキャンサーは反撃と言わんばかりにその巨大な黄金の鋏をこちらに向けて開き、その内部にある砲身から光の砲弾による弾幕を放つ。

 

「その程度!!」

「待って紫!何か嫌な予感がするわ!警戒して!」

 

霊夢と紫は簡単に避けて見せるが、避けられた光の砲弾は遥か上空で静止して他の砲弾を取り込み、一つの小さな太陽と化した。

 

小さな太陽は破裂し、無数の閃光による矢が上から霊夢達へと襲い掛かる。

 

「『シャイニングボウ』よ!!上から来るわよ!!」

 

「っ!?夢符『二重結界』!!」

「境界『二重弾幕結界』!!」

 

霊夢達は咄嗟の判断で結界系のスペルカードを発動して自分の身を守ろうとする。

 

だが閃光の矢による威力は凄まじく、霊夢達の結界ですら、矢がかするだけで消し飛ばされる威力となっており、防ぎきれないと悟った二人は避けに専念する。

 

だがスラキャンサーは霊夢達の下、つまりシャイニングボウの着弾地点に移動しており、当たらなかったシャイニングボウがスラキャンサーへと向かっていく。

 

「自分の攻撃を受けてみなさい!!」

 

しかしスラキャンサーはそこまで甘くはなかったのだ。

 

「馬鹿!反射来るわよ!!」

 

 

するとスラキャンサーに当たったシャイニングボウは…………霊夢達の元へと反射され、上下からの波状攻撃へと変化する。

 

『シャイニングボウ』は扱いとしてはメラ、デイン属性の斬擊特技となっており、メラとデインの二つの属性は、スラキャンサーは反射耐性を持っている。

 

これにより自分が受けたシャイニングボウすらも反射しているのだ。

 

これに加えてスラキャンサーは1度ひっくり返ってブレイクダンスを行いながら、その黄金の脚と鋏を忙しなく動かして緑色の飛ぶ斬擊による舞による追撃を行う。

 

 

「『ゆうきの斬舞』!?

気を付けて!次の攻撃の威力が大幅に上がるわよ!!」

 

『ゆうきの斬舞』の効果は敵に複数の斬擊の嵐を浴びせると共に自分を含む味方全員のテンションを上昇させるといった効果を持つ。

 

スラキャンサーはテンションが上がり、興奮状態となっており、次の一撃はまさに必殺の一撃になろうとしていた。

 

更にヘルクラウドから見ていたスィラはいつの間にかスライムのはっぴとスライム型サイリウムを両手に持って、頭部にはハチマキを巻いており、ヲタ芸を行っている。

 

 

だがこれも意味のある行動であり、スラキャンサーの興奮度合いがさらに上昇した。

 

『おうえん』

 

味方のテンションを上げることが出来る行動であり、これによって今スラキャンサーのテンションが二段階上昇していた。

 

 

 

スラキャンサーは必殺の威力となった『アイアンブロー』を振り放とうとしていた…………。

 

 

 

 

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