~スラバッカ王国~『闘技場』
「ドラお!『青天の霧』!」
「ピキィィイイイイ!!!」
スィラの指示によりドラゴスライムからフィールド全体を覆い尽くす程の空色の霧が発生する。
これによりフィールドを覆い尽くしていた『赤い霧』は全て上書きされて封じられた技が使えるようになる。
そして青天の霧によってフィールドが支配され、新たな効果を発揮する。
S、M、Gサイズのモンスター、つまり『スモールボディ』、『スタンダードボディ』、『メガボディ』、『ギガボディ』持ちの魔物が相手に一撃で与えられるダメージというのは限界がある。
己の力のみでは突破できない限界であり、『超ギガボディ』のみが条件無しで突破可能な壁である。
しかしこの青天の霧はその限界の壁を無くし、敵味方関係なく限界を越えたダメージを与える事が可能になるフィールドを生み出す。
しかしこれはダメージ上限に到達する程の威力を元々持っていなければ意味がない。
だが今スライム達全員がテンション100となってすべての攻撃の威力が4倍となっている。
つまりこれが何を意味するかと言うと………。
「ピキィィイイイイ!!!」
「やばっ!?れんごく火炎!?」
『ピッ!ドラゴスライム の れんごく火炎!
スーパーハイテンションによりダメージ4倍適応!
闇竜シャムダ 大魔王マデュラージャ 名も無き闇の王 に 480 ダメージ!
真・魔王ザラーム に 960 ダメージ!
ドラゴスライム の テンション が 戻った』
「ピキ!ピキィィイイイイ!!!」
さらにドラゴスライムは緑色のブレスを吐き出して全員を攻撃する。
『ピッ!ドラゴスライム の ゆうきの旋風!
闇竜シャムダに反射された!
ドラゴスライム に 96 の ダメージ!
大魔王マデュラージャ に 全然効いていない!
名も無き闇の王 に 全然効いていない!
真・魔王ザラーム に 68 の ダメージ!
ドラゴスライム の テンション が 5 上がった!』
ゆうきの旋風はバギとドルマの息系統攻撃だから殆ど効かないけどテンション上がったのきついなぁ。
それにさっきのれんごく火炎でザラームは耐性無いからすごいダメージ受けてるし………他が半減無かったら不味かった………。
でも一番やばいのがまだ動いてないしシャムダとマデュラージャは特性で素早さがものすごく下がっちゃってるから先に行動出来ない………。
「スラみ!轟雷滅殺剣!!」
やっぱりそれ使ってきたぁ!?
スライムベスの左右から全てを滅ぼす必殺の剣が現れ、力を貯めた後に振るわれる。
そしてその一撃はとてもイルの魔物達が避けれるような一撃ではなかった。
「「グギャァァァァア!?!?」」
「ぐはぁぁぁぁぁ!?!?」
「ウボワァァァァァアアア!?」
『ピッ!スライムベス の 轟雷滅殺剣!
全てを滅ぼす必殺の剣が登場!
スーパーハイテンション により ダメージ 4倍 適応!
ロケットスタートSP が 発動!ダメージ 1.4倍 適応!
スタンダードキラーSP が 発動!ダメージ 1.5倍 適応!
全体 に 平均 2035 ダメージ!
全体 に 平均 1996 ダメージ!
『大魔王マデュラージャ』、『名も無き闇の王』、『真・魔王ザラーム』死亡!
スライムベス の テンション は 元に戻った!
スライムベス は テンション を 5 溜めた!』
「シャムダ!!」
シャムダホントによく耐えた!?
というか常にアタックカンタ無かったらそのまま三回目の攻撃でやられてた!?
そしてシャムダは精霊に語りかけるように聖なる歌を歌い始める。
…………絵面がかなりシュールではあったが。
『ピッ!闇竜シャムダ の せいれいのうた!
『大魔王マデュラージャ』、『名も無き闇の王』 の HP が 999 回復 して 復活!
闇竜シャムダ の ワンダーバーン!
闇竜シャムダ の テンション が 5 上がった!』
ザラーム復活しないの痛いなぁ………
「ミイホン!ベホマズン!」
「いくぜぇ!!」
『ピッ!ホイミスライム の ベホマズン!
全体 に 平均 999 回復!
テンション が 元 に 戻った!』
ホイミスライムはしっかりと育成することによって高い賢さを備えており、さらに種族としての特性により『回復のコツ』を持っている為に凄まじい回復力を誇る。
アモールの雨という技を使えば賢さなどに関係なくかなり大きな回復を望めるが、アモールの雨は2回分の行動を必要とするのもあり、回復力で言えば総合的に見れば呪文型の方がおおききいのだった。
「まだまだぁ!光の波動!」
ミイホンからも全てを包み込んで癒す優しい暖かさ持つさ持った光はスラリンの身体を癒す。
「ピッ!ホイミスライム の 光の波動!
スライム の 状態異常 が 全て なおった。」
これによりスラリンは再度凄まじい速度による行動を可能とした。
「マデュラージャ!」
「任せろ!ぬぉぉぉぉおおおおお!!!」
するとマデュラージャの身体から黒い霧が吹き出始め、周囲のフィールドを支配していく。
これにより呪文を全て封じる特殊なフィールドへと上書きされた。
「まだまだいきますよスィラさん!!」
「あぁ!簡単に終わってくれるなよ!!イルゥ!!!」
あぁもうホントに勝負の時のスィラさんの威圧感強いなぁ………
どこまで耐えれるかなこれ………勝てる気しないよぉ。