スライム狂による幻想王国建国記   作:クロマ・グロ

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モンスターマスター同士の戦い  その5

 

 

~スラバッカ王国~『闘技場』

 

 

「スラリン!」

「名も無き闇の王!」

 

多分スライムは確実にあれを使ってくる!

なら私が指示するべきことは!

 

「作戦封じの息!」

「まどいの息!」

 

二匹のブレスがぶつかり合う。

どちらも効果としては正気を失わせるものだ。

 

作戦封じの息は興奮させて命令を聞けなくして正気を失わせる効果。

 

だがまどいの息は………

 

『おおっと!お互いのブレスが直撃しあったぁ!!』

 

『ピッ!スライム の 作戦封じの息!

名も無き闇の王 に 効果あり!

名も無き闇の王 は 興奮状態 と なった。

名も無き闇の王 の まどいの息!

スライム は こんらん した!』

 

こんらん

 

幻覚作用と思考をぐちゃぐちゃにすることによってまともな行動を出来なくしてほぼ動けなくする効果である。

 

具体的な効果としては怯えたり仲間を攻撃したりするようになる場合がある。

 

ただ作戦封じと違って高い耐性を持つ魔物がそれなりにいる上に攻撃を受けると高い確率で解除される為に一概に良いというわけでも無かったりする。

 

さらに言えば作戦封じの息とまどいの息、この2つの特技には付与率が大きく違う点もあり、まどいの息の方が付与確率はひくかったりする。

 

しかし名も無き闇の王による耐性ダウンと超こうどうはやいによる耐性ダウンが合わさりこんらんが弱点になるまで耐性が下がっているスラリンに対しては………

 

 

「ピキ!?ピキィィイイイイ!?!?!?」

「いて!?いててててて!?オイコラ!スラリン!?

ちょっまっ!?いてえつってんだろぉ!!」

 

スラリンは案の定こんらんによって思考を乱され幻覚によって敵味方の区別が付かなくなり、ミイホンへと突撃しまくっていた。

 

さらに今回は幸運なことにスライムバーンが発動していない。

 

しかし案の定ミイホンによって殴られて正気を取り戻す。

 

「ぐきゅぁあああああああ!!!」

 

『ピッ!名も無き闇の王 の ギガ・マホトラ!

 

・・・しかし発動しなかった!』

 

ちょぉ!?今黒い霧発動してるの忘れてる!?

 

「ドラお!絶対零度!」

「いくっすよ!!ピキィィイイイイ!!!」

 

『ピッ!ドラゴスライム の 絶対零度!

全体 に 平均 217 の ダメージ!』

 

「さっむ!?」

 

しまった!?マデュラージャは吹雪ブレス弱点だった!?

しかもテンション上がってるから地味に痛い!?

 

「もう一発っす!!ピキィィイイイイ!!!」

 

『ピッ!ドラゴスライム の れんごく火炎!

全体 に 平均 159 の ダメージ!』

 

「まだまだぁ!!ピキィィイイイイ!!!」

 

まずい!?三回行動!?ステータスダウンのデメリット緩和の為に確定行動じゃなく2~3回…………いえ、1~3回行動にしてたということ!?

 

同時に行動出来るという能力の都合上複数行動の特性というのは火力が必然的に上がる特性であり、基本的にはこれがあるかどうかでだいぶ動きやすさが変わってくら魔物も数多くいる。

 

しかし特性としてかなり強力なこれがデメリット無しで使うことなど出来るはずもない。

 

複数回行動の最大のデメリットは………個体の能力上限が下がってしまうことにある。

さらにスィラ達の編成は『スモールボディ』によるデメリットでさらに能力上限が下がっており、実を言うと能力だけで見ればかなり低い部類なのだ。

 

しかしスィラは二重に下げていると耐久力に問題が出てくるのでその能力上限低下の効果を許容範囲に押さえるために行動回数を押さえていたのだ。

 

そして行動回数が多ければ能力上限は確かに下がる。

だがそれを外した際の能力上限はかなり高いものになる。

 

この辺りの調整にはモンスターマスターの腕がかなり問われているのだった。

 

『ピッ!ドラゴスライム の オーロラブレス!

全体 に 平均 306 の ダメージ!』

 

かなりきついなぁこれ、削られ過ぎてる………。

 

「マデュラージャ!」

「任せよ!!『獣王げきれつしょう』!!!」

 

マデュラージャが闘気を滾らせて両手に2つの渦を作り、それを竜巻としてねじれ合わせながら発車する。

 

「ぬぐぉぉぉおおおお!?!?」

「吹き飛ばされるっす!?」

「負けるもんかぁぁぁあ!!!」

「ピ…………ピキィィイイイイ!?!?」

 

『ピッ!大魔王マデュラージャ の 獣王げきれつしょう!!!

全体 に 平均 327 の ダメージ!』

 

よし!四匹全部に直撃!あとはこのまま倒せれば………

 

「ぬぉぉぉおおおお!!『がんせき落とし』!!」

 

マデュラージャは地面に拳を突き刺して超巨大な大岩を掘り出す。

 

マデュラージャは軽く助走を付けてからそれを勢いよく投げ飛ばす!

 

「いってぇぇぇぇぇええええ!?!?」

「ぎゃー!?さすがにあれは避けきれないっす!?」

「こうやって避ければ良いでしょう!」

「ピキ!落ち着け!」

 

スライムとスライムベスに避けられた!?これだか、スモールボディは!?

『大魔王マデュラージャ の がんせき落とし!

全体 に 平均 240 の ダメージ!』

 

「スラみ!トドメだ!」

 

あ゛……………

 

『ピッ!スライムベス の 轟雷滅殺剣!

全てを滅ぼす必殺の剣が登場!

全体 に 平均 480 の ダメージ!

全体 に 平均 461 の ダメージ!

チャレンジャーのチームは全滅!

勝者はスィラとなります。』

 

 

 

スライムベスの火力高すぎるって…………

 

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