~マルタの国~『星降りのほこら』
「なーなー!ルカ!このはいごう?ってのをやればアタイはサイキョーになれるんだよね!」
「あぁ、新生配合によって君の力はとてつもなく跳ね上がるんだ。
君の妖精としての種族限界を超えた力が君に手にはいるんだ。」
「おお!ルカよ!もう帰ってきたか。
スィラはどうじゃった?」
「うん、向こうでも割といつも通りっぽかったよ?
それと今回はモンスターじいさん、あんたにまた配合を頼みに来たんだ。」
「ほう………となるとそこにいる少女は向こうでスカウトした魔物なのかの?」
「なんか魔物とは微妙に違う種族みたい、でも多分配合は大丈夫だと思うよ?」
「ぬ?少し不安になるの………少々鑑定させて貰うとするぞ?」
「カンテイ?どうでもいいからアタイははやくサイキョーになりたいんだ!」
チルノは話についていけないらしい
「ほっほっほっ、元気なお嬢さんじゃな。
どれ…………むむむ、どうやら魔物と配合すれば配合した魔物を吸収する形で力を得る性質がありそうじゃの………神獣配合に近いタイプのようじゃな。」
神獣かぁ………そうなるとキングとかみたいにSランク以上との配合が必要になるかなぁ。
「となると一回姿を進化させる必要がある?」
「そうなるな、少し進化のを調べさせて貰うが………うーむ、どうも条件を満たすのはリバイアさまだけじゃの。
どうもこの子が真に望む魔物が条件と見える。」
「そっか、じゃあ一回リバイアさまと配合してからもう一体超ギガボディとの配合?」
「お前さんのいつものやり方ならそうなるの。
よし!チルノと言ったかの?ちょっとこちらにいらっしゃい、ルカもリバイアさまをこっちに。」
「ん?そっちに行けばハイゴー?ってのをしてくれるのか?」
「あぁ、主人格は恐らく君になるじゃろう。
どうやら魂としての存在は君の方が上のようじゃ。」
するとチルノは頭がパンクしたようで頭をかきむしる。
「あー!もう!アタイは難しいこと分かんないよー!」
「ほっほっほっほっ!すまんすまん。
さぁ、配合をしてあげよう。
君はこの部屋に入ってくれ。」
「ん!分かった!」
「さて配合を………特性は……『スタンダードボディ』、『ヒャド系のコツ』、『ヒャドブレイク』、配合値+25によって『どく攻撃』、+50で『どくブレイク』、+99で『最強の証明』、サイズを大きくした場合の特性は『アンチみかわしアップ』、『全ガードブレイク』、『4回行動』といった所かの。」
「完全に二人の良いとこ取りって感じの特性だなぁ。
って『最強の証明』?
初めて聞く特性だけどどう言うもの?」
「うーむ、これはワシも初めて聞く特性じゃの………
効果は………」
「へぇ………そうなるとスキルは………」
「にしてもよくこのような魔物となれる存在をスカウト出来たものじゃな………人の恐れや伝承から生まれる存在か………」
「魔物にも同じようなのがいるからいけるんじゃと思っったんだ。」
「まぁ確かにそうじゃの………ただどちらかと言えばこやつは光に属する物らしいの。」
「あー、まぁ妖精って聞いてるしどっちかと言えばそっちのが近いんだ。」
「より詳しく言うならば自然系よりじゃがな。
どうやら自然とは密接な繋がりがあると見える。」
自然系の氷使いの魔物かぁ、海に関係ない魔物でそういうのいたっけなぁ?
「へぇ…………って毎度思うけどモンスターじいさんなんでそういうことまで色々と分かるの?」
「ほっほっほっ!」
「笑っても誤魔化されないよ!?」
「おお、そうじゃ、お前さんの両親から特製のパイを貰っておったんじゃった。
ルカよ、お前さんも食べるかの?」
「食べr……………るけど話は聞かせてよね!?」
「誤魔化されなんだか………」
「俺は確かに子供だけどそんなのにはそんなに引っ掛からないよ!?」
確かに母さん特製のパイは食べたいけどさ!?
「ほう?つまりはたまに引っ掛かると………」
「うぐ…………」
「ほっほっほっ、良い良い。
人はそうやって成長していくものじゃからの。
ルカよ、お前さんも安心して成長すると良い。」
むー、じいさんに良いように言いくるめられた気がする。
「さて、配合まで少し時間はかかるがそろそろ力を取り込む頃かの?」
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身体が溶けそう………
熱い………
なんか………変なのがアタイに入って………溶け合って………
大ちゃん………アタイは………もっと強くなるよ……
大ちゃんを…………皆を守れるようになるよ…………
だから…………
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「配合が終わったようじゃの。」
配合を行っていた部屋から新たな姿を得たチルノが現れる。
「気分はどうかの?なにぶん新たな試みじゃから何かあったらいかん。」
「アタイは………」
「ぬ?」
「アタイは必ず強くなるんだ。」
「ほっほっほっ、どうやら種族が変わったことで少し好戦的になっておるようじゃがその違和感もそのうち消えよう、配合を初めてした魔物は皆そんな感じの違和感を持つのじゃからな。」
「…………ルカは?」
「いるぞ?おーい、ルカよー!」
「はーい、あ!チルノ!無事配合が終わったみたいだね。」
チルノは不安そうにルカに問いかける
「これでアタイは強くなるんだよね?」
「うん、でももっと強くなろうよ!僕と君のライバルを超えられるようにさ!」
「うん………お願い!」
「分かった。
君の新しい種族は『海魔の氷精チルノ』
海の世界の守り神とも言える魔物、リバイアさまの力を継いだ新しい種族だ!」
ルカ 「さて、次はリバイアさまと同じ大きさにしないと………」
チルノ「ヤダ!」
ルカ「ェ゛」
チルノ「アタイあんなおっきくなりたくない!
攻撃避けられないじゃん!」
ルカ「えぇ………」