~スラバッカ王国~『闘技場』
『さぁ始まりましたぁ!スィラ様への挑戦Cランクの部!
実況は毎度お馴染みこの国一番にやかましいスライムこと『ベホイミン』、解説は本日もお馴染み紫もやしこと『パチュリー』さん、そしてスィラ様と先日デートされていた『イル』様になります。』
『ちょっと!?余計なことを言わないでくださいよ!?』
『あいたぁ!?イル様良い一撃をしてますね!?』
余計な一言を言ったベホイミンはイルによってコークスクリューブローを貰っていた。
だが普通に自業自得なのであった。
『誰が紫もやしよ…………』
『さてさて今回の闘いはCランクチーム、スライダーズと幻想郷の闘いになりますが………解説の紫もやしさんは今回の試合はどうなると思われますか?』
『そうね、ラッキーをどのくらい発動させてくるかってとこじゃないかしら?あれ発動されると割と壊滅させられかねないでしょうから。
あと毎度思うけど試合というより死合の間違いでしょ。』
『あははは、確かに間違いじゃないですね。
割とポンポン死にますし。』
『成る程、ありがとうございました。
さて、今回は大幅なメンバー変更が行われたようですがこれはどのような考えがおありなのでしょうか?』
『約二名は強制参加で一人は自分から戦いに参加したわ。』
『…………へ?』
『強制参加の二人に関しては多分お仕置きも視野に入れてるから容赦無くしばいて構わないわよ。』
「ちょっ!?」
「ひどいウサ!?」
『さて、まずはチームスライダーズの入場です。
スライムの子供達の憧れである『スライダーヒーロー』と『死神スライダーク』、そして我らがアイドル『スライダーガール』です!』
「「「「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!」」」」」」
そしてスライダーズが入場した瞬間会場全体が沸き上がる。
スライダーズはこの国ではとてつもない人気を誇っている証拠であろう。
そしてベホイミンは"スキマ"から渡されたカンペを取り出して実況を続ける。
『さて、続きましては幻想郷チームの入場となります。
ここ一週間の平均業務時間は30分、仕事のほほ全てをサボりに費やす幻想郷一の怠け者『小野塚 小町』!』
「ちょっ!?なんてことばらすんですか!?こんなの映姫様に知られたら………知られ……た………ら………」
そして小町は今日映姫がスィラと話す為に有給を取ってこの闘技場に来ていたことを思い出す。
「ヒェ!?」
「小町………後でOHANASHIがあります。」
映姫は終始笑顔を見せてはいたが目は笑っておらず、背後に阿修羅が見えた。
『続いて存在その物が詐欺の塊、人に幸運をもたらすとされる癖に人を罠に嵌めるのが大好きなウ詐欺さん。
『因幡 てゐ』!』
「ちょっと酷いウサー!?」
『そして毎度お馴染み楽園の素敵な脇の巫女、ぶちギレた時は鬼へと姿を変える第二形態があるとされる幻想郷一の守銭奴『博麗 霊夢』!』
「あ゛?」
霊夢から幻魔王デスタムーアを思わせるとてつもない威圧感が発せられる。
『ヒェ!?最後に趣味はお花を育てることと他人を苛める事、得意な事は花との対話と苛める事、親切でする事は半殺しに苛める事。
幻想郷一のドエス・サディスト!アルティメット・サディスティック・クリーチャーこと『風見 幽香』ってあぶね!?』
「そのカンペはスキマの仕業ね………」
幽香は自慢の傘をベホイミン目掛けて振り抜いており、そこからマスタースパークを放っていた。
『いやぁ、マホカンタが無ければ危なかったですね。
さて、それでは両方の選手が揃いました。
にしても幻想郷側のメンバーの個性もなかなかとんでもない事になってきました。
脇の空いた鬼へと変化する巫女。
存在その物が詐欺のう詐欺さん。
仕事のほぼ全てを居酒屋と寝ることに費やすサボり魔
ただ全てを苛めるぬく為だけに存在する究極のドS
って危ないじゃないですか!?』
「うっさいわよ!?誰が脇巫女よ!?そんで鬼に変身するとか誰よそんなガセネタつかませたやつは!?」
「いい加減にしないとカンペ読んでるだけとはいえ殺すわよ?」
霊夢からは陰陽玉が、幽香からは亜音速の大岩がベホイミンへと飛んでいくが、ベホイミンに付けられた常にアタックカンタによってはじかれていた。
「なっ!?私の一撃をあんないとも簡単に………」
「へぇ…………面白そうじゃないの………」
幽香は肉食獣のごとき獰猛な笑みを浮かべて闘いに望もうとしていた。
『そして最後には我らがスィラ様のお言葉わ賜りたいと思います。
スィラ様、開始のお言葉をお願いいたします。』
『あー、おほん、今回の試合でもお互い死力を尽くして戦ってほしい。
そして血沸き肉踊る闘いを我らに!
此度の闘いのコンセプトは運!
幸運の女神が微笑むのは君たちか!それとも我々か!
イルと戦ってから私は疼いて仕方ない!今回は私が指示を出してスライダーズを動かさせて貰おう!』
『スィラ様、ありがとうございます。
それでは!試合開始ィィィィイイイイ!!!!!』