その日、新しく幻想郷に加わった土地からかなり大型の飛行物体が現れた。
それは簡単に海を渡り、妖怪の山を通過し(なぉ喧嘩を売った天狗を全て返り討ち)人里へと向かっていた。
鋼鉄の惑星メタルスターはついに霧の湖上空で静止し、姿を消したのであった。
しかしその鋼鉄の惑星へと乗り込む⑨が一匹。
9人の魔物達はそれぞれ幻想郷中へと散り、八雲紫と博麗霊夢、ついでにパチュリーの捜索に動き出したのであった。
全ては犯人を八つ裂きにするために。
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~マヨヒガ~
今回は八雲紫のスキマにより
地底からは覚妖怪であり、地底の管理者である『古明地さとり』及び鬼代表の『星熊勇儀』
地獄から代表として閻魔である『四季映姫・ヤマザナドゥ』(テレワークなう)
天界から代表として『永江衣玖』(主は役に立たないので置いてきた。)
紅魔館から代表として『レミリア・スカーレット』、そしてモンスターの知識を持つ『パチュリー・ノーレッジ』
永遠亭より『蓬莱山輝夜』(ゲーム中だったのに連れてこられた)
妖怪の山代表として『東風谷早苗』(なお天狗勢は軒並み気絶中)
白玉楼から主人である『西行寺幽々子』(ただしテーブルには山盛りの料理)
これに博麗霊夢と八雲紫を加えた11人によって今対策会議が開かれていた。
「スキマで確認してたけど早速動き出したわね。」
八雲紫は真剣な表情で呟く。
「殺すのではなく気絶まで押さえてる辺り関係ないやつは殺すつもりは無いのかしら?
その考えなら私は可能性として殺られそうだけど霊夢とそこの元凶のスキマは八つ裂きにするつもりよねこれ。」
パチュリーがそのスキマから見ていた光景からスライムの王国が何をしたいのかを考える。
そしてそれにレミリアが続けて話す。
「運命を見る限りでは私達とそいつらの戦いは避けられそうにないわね。
怒りを鎮めろ…………といった感じの未来ね。
何の怒りなのやら。」
「まぁ今回ばかりは私達側に一方的に責任はあるけどまずはどうするかよ。
天狗共は自業自得として攻撃が一切効かないとかどう対象するのよ。」
霊夢は天狗達の挑んだ戦いにて、メタルスターに傷一つつけられていなかったことについて言う、しかしこれの原因も割と単純だったりするのだ。
「言ったでしょ?メタル系には物理以外効かないって。」
パチュリーはそう伝えると全員が驚く。
「あれもスライムなの!?」
「あれがメタル系かい、確かに硬そうだが………言うほど厄介なのかい?」
「それについても言ったでしょ?メタル系は魔力、霊力、妖力問わず物理以外の全てを弾くのよ、唯一の例外として精神的な攻撃と耐性を下げる魔法なら入るわよ。
だけど基本的にそれを許す程モンスターマスターは甘くないわ、確実に耐性が完全に埋まってるでしょうね。」
パチュリーはやけにモンスターマスターを警戒してるように見えた。
「そうなるとやっぱり勇儀しか無いかしらね?」
「いや、物理のみ効くなら私の所の門番、美鈴も使えるわ。」
「そうなると二人係で倒すしかないわね。」
「だけどたった一体だとは思えないわ。
メタルスターはメタルスライム達の母星として作られるモンスターだから中にモンスターが入っていてもおかしく無いのよ。
実際あの城も魔物だったわけなのだから。」
そうパチュリーが警告する。
「問題は何が入ってるかよ。
それ次第では数の暴力で簡単に負けるわよ?
それと一つ聞きたいんだけどパチュリー、あんたは何でそんなにモンスターマスターについて詳しいのよ?」
霊夢が疑問に思ったことをパチュリーにぶつける。
「うぐ………それは………」
「前に実験でモンスターマスターを呼び出して従えさせようと戦ったらズタボロにされたみたいですね。
しかも相手は子供だったようですよ?」
言いずらそうにしていたパチュリーだったがそれを許す程さとりは優しくなかった、容赦なくちょっとしたトラウマになっていることを突かれた。
「つまり一度痛い目に合っていたと………」
「ええそうよ!!子供相手にボコボコにされたわよ!!
仕方ないじゃない!!魔法が一切効かないメタル系が他のモンスター庇って庇われたモンスターがバカスカ強力な攻撃使ってくるし!?
勝てるわけ無いじゃないあんなの!?
悔しくていろいろ調べたけど相性悪すぎて基本私じゃ勝ち目無かったわよ!?」
そして全員が涙目のパチュリーを哀れみの目で見ていたがすぐにパチュリーの反応が変わった。
「っ!?侵入者用の結界に反応………紅魔館に誰かが入ったわね………人数が多い………少なくとも魔理沙じゃないわ!?」
「っ!?スキマで今紅魔館を映すわ。」
「なっ!?美鈴が壁にめり込んでやられてる!?
侵入者は………なっ!?速い!?」
「彼らは………どうやら八雲紫と霊夢さん、パチュリーさんを探しているみたいですね。
関係ない者は巻き込むつもりは無いみたいですが天狗のような突っかかってくる者達は別と考えてます。」
「・・・つまり?」
「いけ!」
「むきゅっ!?」
「ちょっ!?」
「なにすんのよ!?」
レミリアがパチュリー達ををスキマの中へと放り出した。
結局の所今回悪いのは確認を怠った側であり、パチュリーは完全に巻き込まれているだけなのだが容赦なく放り込まれたのだった。