ああそれにしても内定が欲しい・・・!
春・・・それは出会いと別れの季節・・・!
泣き、笑い表情は様々だが皆が前を向いている・・・その中で一人無表情で下を向いている男がいた・・・
課題は出す…!
出すが…
今回 まだ その時と場所の
指定まではしていない
そのことを
どうか教員諸君らも
思い出していただきたい
つまり…
我々がその気になれば
課題の受け渡しは
10年後 20年後ということも
可能だろう………ということ…!
やられた・・・・・・・
買占めだ・・・・・・!
オレたちが微積分Ⅰの単位を買い占めたように
このフロアーの誰かが・・・・化学Ⅰの単位を買い占めた・・・・・・・!
うんざりなんだよっ…!
留年だ 留年だ… 単位だ 貯金だ……
そんな話はもうっ…!
そんなことを話せば話すほど…
オレたちは浅ましく 醜く 這い回っている……
この高専の底を……!
わかんねえのか…!その姿…
そして そんな姿を見て 教員は喜ぶ……
オレたちが……
進級に振り回されれば振り回されるほど
血道をあげればあげるほど
結果的に そのゲス野郎の思う壺…
意のまま……!
悔しくねえかっ…!
悔しくねえのかよっ…!!
とりあえず進級… 進級、進級、進級…
そう考えることで今のオレはやっと凌いでいる
生きながらえている
その日その日必要なだけの出席をし
あとはただ覇気なく半ば眠ってるような日々
くそっ……! そうさ……
途中だと思わなきゃやってられねぇ…… やってられねえっ………!でも結局 その日その日に必死で食らいついてる奴らは オレよりはるかにマシだ……
あの時だってそうだろ? お前ら みんな揃って あの夏 あの炎天下の下 汗水たらして駆けずり回って ただひたすらに ひたむきに 勉強したんだろうが……! だからこうして今があるんじゃねえのかよ……! 違うかっ……!? 違うなら言ってくれ 言ってみてくれよ
「それは違う」って……
「それこそ違う」って……
オレにはそれがどうしてもわからん……!あの時のオレたちは一体何だったんだ……? お前らにとっちゃ オレたちは単なるバカ学生だったかもしれん だがオレたちにとっては あの勉強は確かに意味があった 無駄じゃなかったはずだ なのになぜ……
どうしてこうなった? 何のためにあんなことをやっていたんだ?
なんか汚ねえ…!
ずるいぞこいつら…!
謝ろうが…すまなそうにしようが…
とどのつまり…落とすんじゃねえか…!
なんだよそれ…?
そんなにすまないって思うなら 落とすなよ…!
どっちかはっきりしろ…!
やることやるけどごめんなさいって…
なんか…
…なんか…二重にあくどいっていうか…
調子良すぎる…!
自分の部屋へ行き2時間ねむった… そして…… 目をさましてからしばらくして課題のことを思い出し………泣いた…