元神王連メンバー「A」李堂 〜Anotherstory〜 作:ただの青い山羊
要「よし、とりあえず見た目の傷は治ったぞ」
道影「まさか医療系まで習得してたとはなぁ」
豪鬼「本当、この一年で随分器用になったよな。冥界の時には頑なに氷しか使って無かったのにな」
李「というか、神王連の頃から万能だったのに、ここまで来るとマジで追いつける気がしねぇよ……」
道影「まぁ、これも愛の力ってわけだ」
要「茶化すんじゃねぇよ」
豪鬼「恋愛なんてもん俺には分からんが、そういうもんかね」
李「えっ!? 要お前恋人居たのかよ!? 一体相手は誰なんだ……!?」
道影「へへ、見たらびっくりするぜ?」
豪鬼「なんだそりゃ? 気になるな」
要「まあ、後から紹介してやるよ」
道影「そういえば、キルケの方はどうなったんだろうな」
李「え? キルケも居たのか? さっきから2方向に凄い気配を感じて、とりあえず豪鬼がいる方にきたが。途中から2つの気配だけが残ってそれらしき気配は残っていないが?」
要「じゃあおそらく大丈夫だろう、あいつらが勝ったんだ」
道影「そうか、なら一安心だな」ドサッ
道影が座り込み、俺もつられる様に座る。
李(俺は途中から入っただけでこの疲労なのに、こいつらは一体、どれだけの疲労を抱えているんだろう……いやはや、天才ってのは怖えな……)
道影「本当、どうにかなるもんだな……」
豪鬼「ったくよ、とんでもねぇ野郎だったぜ」
要「いや、お前らが来てくれなかったら勝てなかった、ありがとう」
豪鬼「はは、当然だろ、俺が来て負けるなんてありえねぇだろ」
道影「口だけは本当一人前だな、お前」
李「……要」
要「ん? どうした? 李」
ドサッ
俺は要に向かって土下座した
李「1年前は本当にすまなかった、お前達を裏切って、憎いなんて言ってごめん……」
李「俺、これから罪を償って、お前達の仲間に、俺も……なれるかな?」
要「顔を上げろよ、李……いや、李堂」
俺は顔を上げた
要「俺から、お前に罰を与える、それを守ったら、仲間として認めてやるよ」
李「……なんでも言ってくれ……」
要「もう二度と、俺達を裏切るなよ、幻想郷の皆の事もだ!」
李「それだけでいいのか!?」
道影「え、もしかしてもっと罰を与えて欲しいのか……? え……ドM……?」
李「そ、それは違う! 断じて!」
豪鬼「ならいいだろ、お前はもう道を間違える事はしないって、俺達はもう分かってる、さっきの戦いだって、今までのお前だったら即座に強い方についてくる筈だからな!」
李「……ありがとう……俺、絶対に破らないよ」
豪鬼「なんなら、それを確かめる為に俺と今から闘るか?
道影も、誰かさんのせいで六冥王選挙で出来なかった決着付けるか?」
李「それ、俺にリベンジしたいだけだろ? また無傷で決着付けてやろうか?」
道影「俺のは完全にとばっちりじゃねぇか、まぁジャンケンならいくらでも相手してやるよ」
豪鬼「舐めてんのか!」
要「ぷっ……」
「「「「ははははは!!!」」」」
要「……?」
要/道影「「えっ!? 李って豪鬼に無傷で勝ったのか!?」」
豪鬼「あぁ、しかも鈴仙の時みたいに、幻覚をかけられたんだ」
道影「まじかよ、選挙の時には、そんな術使って無かったぞ?」
要「まぁ、とにかく、またお前達と共に戦えてよかった」
要「俺は今幻想郷に住んでいるんだ、また今度同窓会でも」
道影「ノー!!」
要「桜花! 無事だったか!」
桜花「うん! 要くんも無事で本当に良かったよ!!」ぎゅー!
李(やばっ!! よりにもよって、俺が宝玉大会で叩きのめされた奴じゃねえか! ふざけんな! おいそこ! 文字だから伝わらないけどお互いに顔真っ赤にしてんじゃねぇよ!!)
メタいわ
李(うるせぇ!)
要「わぁ! 全身筋肉痛なんだからあまり抱き付かないでくれ〜〜」
李(何がわぁ! だよ! イチャつくな! 殴るぞ! 能力使って急所狙い撃ちするぞ!)
豪鬼「成程、こりゃ驚いた」
李「お、おう、そうだな」
李(言えない! 大会の事のせいでめっちゃ気まずいなんて!)
道影「本当、死闘が終わったらすぐにイチャイチャしやがって」
神威「ねぇ、私もいるんだけど」グイグイ
道影「神威! 無事だったか! 良かった、流石に相手が相手だったからな、心配したぞ」
李「え? 神威って、六冥王選挙に居た? なんか雰囲気変わった?」
神威「ええ、まぁね」
桜花「神威さん、愛しい人からの言葉で頑張れたって言ってたよ〜」
神威「ちょ!? 聞こえてたの!?」
桜花「あれだけ叫んでたらね〜」
李「あー(察し)」( ´ ▽ ` )
道影「なんだ!? お前好きな人居るのか!?」
神威「し、知りません! 道影様がご無事で良かったです!」
道影「待て! 話を逸らすな!! え!? ちょっと! 待てよ! ちょ待てよ!」
豪鬼「なんだなんだ、あっちもあっちで色気づいてるね〜」
李「本当、も〜、や〜ね〜?」
桜花「でしょ〜〜、早くくっついちゃえばいいのにね〜〜」
要「お前、恋愛事に関しては性格悪いのな」
桜花「え〜〜なんで〜?友人の幸せは私の幸せだよ〜♪」
豪鬼「にしてもまさかあの堅物女が道影に惚れるとはな、六冥王選挙の時には考えられなかったな〜」
李「え? 豪鬼は六冥王試験で戦ってたあの〜……破恋ちゃん?が居たじゃねぇか」
豪鬼「何言ってんだ、あの子と俺はなんの接点もないぞ?」
李「マジで?」
要「そういえば、悪魔界の扉は閉じたのか?」
李「ああ、一応結界を貼っておいたから、地獄に戻る時に閉めておくよ」
桜花「そういえばね! 新たな事がわかったんだよ!」
要「新たな事?」
桜花「幻想郷に着いたら教えるね♪」
李「なんだ? 式場でも手配出来たのか?」
豪鬼「男か女か後で教えろよ、パパ」
要「まだプロポーズしてないし! 妊娠でもねぇよ!」
桜花「さて! それじゃあ船に戻ろう! 頑張ってくれたパチュリー達やパラちゃんも船に向かったよ!」
要「そうだな、豪鬼、李、お前らはどうする?」
豪鬼「俺はまだここでの仕事が残ってるからな、お前達はとっとと元いた世界に帰りな」
李「俺も、さっき言った通り、悪魔界の扉を閉めて、地獄に戻らないと」
要「そうか、ならお先にな」
道影「それじゃあ俺達は元いた場所に戻るよ」
豪鬼「そうだな、要は幻想郷、道影は冥界、俺達は地獄、全員互いに、違う場所へ帰ろう」
要「さっきは言いそびれたが、幻想郷は冥界にも地獄にも繋がっているんだ、管理者に許可を貰えれば幻想郷への外出権は得られるらしい、俺も頑張る、それでまた4人で会えたなら、あの時出来なかった、冥界の攻略の、お疲れ様会をしようじゃないか」
道影「いいな! それ!」
李「それ……俺が居ていいのか……?」
道影「まぁ、いいんじゃないか? 仲間入り記念って事で」
豪鬼「じゃあ要、地獄の管理者からいい返事を聞ける日を楽しみにしてるよ」
要「任せとけ! 今回の困難も乗り越えたんだ! 次の困難くらい乗り越えてやるよ!」
道影「安心しろ、俺も六冥王として動いてやる、何年後の話にはさせないさ」
豪鬼「そりゃあ楽しみが増えたな」
豪鬼「じゃあな、要、道影」
道影「元気でな」
要「頑張れよ」
李「お前らと会えて、一緒に戦えて、楽しかったよ、またな」
要「約束守れよ」
道影「破ったらまた俺の剣で潰すからな」
李「なんか俺だけ扱いが酷くね!? ……じゃあな」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
李「え〜……っと……ここに……魔力を流して……よし……これで外に出てこなくなった筈……ふぅ〜」
俺は今、魔界の扉を閉じる為に、なんやかんや工作する為、魔界の中に入っている。
李「ん? な、なんだ!?」
足下を見てみると、足下に魔法陣が組まれていた。
どこからか、声が聞こえてくる。
?? 『来たれ! 地獄を抜け出しし者 十字路を支配するものよ、汝 夜を旅する者 昼の敵 闇の朋友にして同伴者よ、
犬の遠吠え、 流された血を喜ぶ者 、影の中墓場をさまよう者よ! あまたの人間に恐怖を抱かしめる者よ!
ゴルゴ モルモ 千の形を持つ月の庇護のもとに
我と契約を結ばん!』
李「う、うわあああ!?」シュン
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
李「いてて……なんだ……? ここは……」
?? 「ひっ!? あわわわわ……」
李「え? お前……」
?? 「あ……貴方は……」
李/?? 「「誰? /誰ですか?」
次回、現実世界編