元神王連メンバー「A」李堂 〜Anotherstory〜   作:ただの青い山羊

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予選リーグ最終日、第26リーグ ヤンデレと、魔法使いと、妄想と

 

 〜大会3日目〜

 

 大会は、予選リーグ最終日を迎え俺たちの番が近づいてきた。

 

 以前のリーグでは、防衛軍の隊長、副隊長達が安定して予選通過したが、パトが第三部隊副隊長ラディウス選手に勝つと言う大番狂わせが起きた。

 

 それと、以前俺が助けた銀髪の子と金髪の子、ハクさんとメリアさんも予選を軽々通過していた。

 

 街で会った時に只者では無いと感じたけど、ここまでとは思ってなかったな……

 

 そして大会が進み、次が第26リーグ、昌也の出番だ。

 

 

 ──────────────

 

『ええ、今から30分後に第26リーグを開始しますので、選手の方は準備が整い次第、会場に集合して下さい』

 

 李「次がお前の出番だぞ、緊張してるか?」

 

 昌也「緊張しかないです、これからの試合でこの数ヶ月間の努力の結果が出ると思うと……」

 

 李「いいか? 乱戦はお前の得意分野だ、いつもみたいに足りない戦闘力を質で補え、一撃で終わらせようとするなよ、コツコツと積み重ねてここぞと言う時に決めるんだ、誰よりも先に相手の情報を集めろ」

 

 李「それと頭上には気をつけろよ?」

 

 昌也「はい!!」

 

 昌也(この大会の結果でこれからが決まる……それに李さんにもこの大会でリベンジしたい! 絶対に予選突破してやる!)

 

 昌也「それじゃあ、行ってきます」

 

 李「あぁ、観客席で見守ってるよ」

 

 ────────────

 

 昌也「ふぅ、そろそろやるぞ……」

 

『方向感覚を鈍らせる程度の能力』

 

 迷符『視線回避』

 

 昌也がスペルを使う、すると昌也の姿が他参加者の視界に入らなくなった

 

 

 そして数分後、バハート隊長のコールが始まる

 

『さぁ! 続いて行きましょう! 次は第26リーグ! このリーグのリーダーを務めますのは「べッフェル・トロイ」選手!』

 

 昌也(始まった……)

 

『べッフェル選手は今回初出場でありながらリーグリーダーとなっています! 私個人的にはこの試合、何かが起こる、そう思っているのです!』

 

 バハート「それでは! 会場にいるベッフェル選手を映しましょう!」

 

 すると会場内のモニターに1人の女性が映し出された

 

 昌也(なんだ……? あの女性、凄く不気味だ……)

 

ベッフェル「学校……懐かしいなぁ、タクヤくんとかユウマくんを思い出すよ」

 

ベッフェル「あ、この草、カオルくんが教えてくれた花だ、懐かしいなぁ」

 

『え、えっと……気に入ってもらえたようで何よりです……?』

 

 そして、バハート隊長の予想通り、今大会史上の異常事態が発生した

 

 昌也(……初出場、前情報も全く無いから現地調達じゃ無いといけないのが辛い……モニターに映ってるお陰で大体の位置は把握できるけど近づかないといけないのがなぁ……)

 

『それでは第26リーグ! 開始です!!」

 

 開始の合図ななった途端に僕は能力を発動させ、ベッフェル選手に近づいた

 

『周囲の情報を集める程度の能力』

 

 昌也(よし、早速能力と戦闘力を……)

 

ベッフェル「君、姿は見えないけどいい匂いがするね、サイジくんが気に入りそうな匂いがする……」

 

 昌也「ひっ…………!?」

 

 魔符『魔豪拳』

 

 ドオオオン

 

 昌也は焦ってスペルを発動するが、何故か体をすり抜けてしまう

 

 昌也(えっ……?)

 

ベッフェル「君もタクミくんみたいに恥ずかしがり屋なんだね……」

 

 そう言うと、ベッフェル選手が姿を消した

 

 昌也(能力を発動していたのに全く近づいているのが分からなかった……しかも姿は見えてないのに僕の場所を当てた……多分ここに居てもまた狙われるだけだ……)

 

 昌也はそう考えて、場所を変えて能力を発動しようとするも、また背後に現れまた消えて、上手く背後を取ったと思ったら気付かれる。

 

 そう繰り返している間に1時間が経過した

 

 ──────────────

 

 昌也(駄目だ、どうやっても気付かれるし攻撃が当たらない……手に入った情報は能力と戦闘力だけ……)

 

 昌也(能力の情報は『幻術操作』と『依存操作』……多分僕の攻撃が当たらないのと、直ぐに消えるのはこの能力だろうな……でも……『依存操作』……? 取り敢えず先ずは『幻術操作』の攻略法を考えないとな……)

 

 ──────────────

 

 そして昌也が行動を起こした直後、戦況が動き出した

 

 昌也「……ここにベッフェル選手が居るはず……ん?」

 

 そこには参加者の一人とベッフェル選手が会話をしている様子があった

 

 ベッフェル「あのね、これルイ君の為に作ってみたんだぁ、使ってくれるとうれしいなぁ

 

 昌也(……ハンカチ? 渡して何になる? そう言う能力?)

 

 昌也(いや、本当にただ受け取って貰いたいだけなのかな?)

 

 昌也(でも、なんだろうこの違和感、なにか見落としてる……?)

 

依存操作

 

 昌也「……っっ!?」

 

 昌也が違和感に気づいた時、もうそのハンカチが渡される瞬間だった

 

 急いでオーラを足に発動して走り出す

 

 

 昌也「危ない!! そのハンカチをもらったらダメだ!!!」

 

 しかし、もう遅かった

 

 リン「え?」

 

 その時、優しそうだったベッフェルの様子がおかしくなる

 

 ベッフェル「素敵、私貴方のことが好きになっちゃった

 

 昌也「一体何が…………がはっ!?!?」

 

 突然ベッフェルの姿が歪み、昌也を殴り消え去った。

 

 昌也「ど……どこに……」

 

 その時会場のモニターを見てみると、

 

 参加者A「うわぁぁぁぁぁ!? やめろやめろ! 嫌だ、助けて!? やめて!」

 

 参加者A

うわぁぁぁぁぁ!? や、やめっ……

 

ぐさっ

 

 参加者A「」

 

 そこに映ったのは、

 

 参加者B「来るなっ!! くるなぁぁぁぁ!!!!」

 

 参加者B

くるなっ……

 

ぐさっ

 

 一方的な、虐殺であった

 

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