リコリスマイスター 刹那   作:水が死んでる

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暇つぶしに書きます。

設定ガバガバで書くと思いますが、まぁ、この中ではそういうものなのか、と思ってください。
許して。


01 転生した世界は

世界一の治安を誇る国、日本。

その治安の良さの裏には、犯罪者を極秘裏に処理する治安維持組織「DA」の存在がある。

 

DAは、簡単に言ってしまえば、孤児を拾って殺しの技術を教え込んだ女性暗殺者「リコリス」という集団を擁している。

普段は女子高生に紛れ込ませ、有事の際に指令を与えて犯罪者を処理する。

 

その中でも、常に単独任務をこなし、場には赤白い粒子が舞うという、DAの中でもトップシークレットのリコリスがいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ファーストフェイズ終了。これよりセカンドフェイズに移行する」

 

 

暗闇の中、『青服』の少女が、赤白い粒子を残して駆ける。

今にも崩れそうなビルの中には彼女1人のみ。

既にこの場は彼女によって制圧されており、残る任務内容は逃げた数人の商人を処理することだった。

 

ガラスのない窓枠に足をかけ、彼女は一点を見つめる。

 

「目標補足。狙い撃つ」

 

彼女が放った弾丸は、この場から逃げようとしている軽自動車の天井を貫き、運転手の頭を正確に撃ちぬいた。

 

運転手のいなくなった車はそのまま横の壁をこすりながら進み、ドラム缶の山にぶつかり沈黙。

 

すっかり狙いやすくなった車に、彼女は数発打ち込み、銃を下した。

 

「ミッション終了。これより帰投する」

 

そう呟く彼女の名前は、刹那。

 

リコリスの中で、唯一位に縛られず『青服』を着用し、単独任務をこなし続ける少女だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お、せっちゃん! 今日もいらっしゃい。いつものでいい?」

 

「ああ、頼む」

 

任務を終えた翌日。刹那はとある店へと足を運んでいた。

 

いつもの、で店員に通ることから、刹那はこの店の常連客であることがわかるだろう。

 

そして、たった今刹那に接客をし、カウンターの奥へと歩いていった少女こそが、錦木千束。

この世界、『リコリス・リコイル』の主人公だ。

 

(初めて見たときはそれは驚いたものだが、今ではなれたものだ)

 

刹那は転生者だった。

 

前世で自分がどういう人間だったのかは覚えていない。

ただ、アニメやゲームを嗜んでいた人間だった、というのは覚えている。

 

特に、ガンダムと呼ばれる作品は好きだった。

好きなガンダムはフリーダムが一番好きだったのだが。

 

(なんの因果関係なのか、今の私の見た目は刹那だ。...性別は女だが)

 

癖っ毛の髪を触りながら、カウンター席に座り、コーヒーを待つ。

 

喫茶リコリコの管理人である、ミカが入れるコーヒーは絶品だ。

日を追うごとに、コーヒーを淹れる腕が上がっているような気もする。

 

刹那の複数ある自宅にもドリップマシンはあるが、彼ほど上手に淹れられたことは一度もない。

 

「おっ待たせ~、いつもの、だよ」

 

「あぁ、すまない」

 

ニコニコ顔の千束からコーヒーを受け取り、口にする。

 

そんな刹那の隣の席に座り、コーヒーを飲んでいる刹那をただ見ている千束。

 

(...私の顔になにかついているだろうか)

 

少々の飲みにくさを感じて千束の方を向くと、千束は何やら考えながら頷いていた。

 

「気の所為じゃない、気がする」

 

「どうした?」

 

「私達、どこかで会ったことない?」

 

「...気の所為だろう。少なくとも私は、この店以外では会ったことはないと思うが」

 

「うーん、そうかなぁ」

 

刹那が否定しても、千束はうんうんと唸る。

彼女の中では既にどこかで会ったことがあるのはほぼ確定事項なのだろう。

 

ただ、刹那も否定はしたものの、それ自体は本当のことだった。

 

(昔、本当に昔の話だが。DA本部ですれ違ったことがある。その時は私も、余裕がなかったから、話しかけることはなかったが)

 

唸っている千束から視線をずらすと、褐色肌の男性がこちらを見て優しく微笑んでいることに気がついた。

 

「腕を上げたな」

 

「...ふ。そう短時間で上がるようなものではないと思うぞ」

 

「それもそうだな」

 

刹那はそれだけいうと、隣の千束を放置して、コーヒーをまた口に含んだ。




この後は長く書きます。
だから最初短くても許して。
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