小ネタ 赤髪海賊団ルート 悲報 転生先が全ての元凶な件if 作:ネオ・マフティー
唐突に脳内に浮かんできたものを書くことにしました。
古の魔王トットムジカ、ロジャーの意志を継ぐものシャンクス、再び蘇った太陽の神ニカ、そして、山賊王ヒグマの戦いにより、天は割れ、大地は震え、海は裂けた。
しかし、世界の滅びをも予感させるその戦いは、山賊王ヒグマの勝利で幕を閉じたのだった。
「………すまねえな、ウタ、こんな不甲斐ない姿を見せちまって」
「そんなことない!!シャンクスは立派だった!わたしが……わたしが喧嘩を挑んだからこんなことに……ごめんね…シャンクス…」
敗北し、死を受け入れるしかないと悟った父娘。しかし、山賊王ヒグマはシャンクスにある取引を持ちかけた。
「おい、赤髪の小僧!気に入ったぞ!お前とそのガキどものこと!ロジャーが死んで退屈になったこの世界も捨てたもんじゃなかった!!」
「今回の件、特別に水に流してやってもいい…ただし、条件がある、必ずロジャーと同じ海賊の王になって、もう一度俺の前に顔を出すことを誓うことだ!!」
ヒグマから持ちかけられた悪魔の取引。呑まなければ、自分もウタも命はない。
「望むところだ…!必ず船長と同じ称号を手に入れて、俺は必ずあんたを倒す!!」
「取引成立だ…!!期待しているぜ!新時代のガキども!」
そう言ってご機嫌そうに立ち去ろうとするビクマ、しかし、それに待ったをかける人物が現れた。
「まて!緋熊!!」
「何のようだ…!ガープ!」
いつのまにか島を囲む海軍の艦隊、そして、それを率いていたのは伝説の英雄ガープ中将だった。
「緋熊!!てめぇは暴れすぎだ!!何のために世界政府が800万なんてクソみたいな金額をつけていると思ってやがる!万が一にも億超えの大物がてめぇに接触して、てめぇが暴れないようにするためだ!!」
「ガープさん、こいつが伝説の元海軍大将緋熊ですか…!?あのゴッドバレーで判明しているだけでも56人の海賊を討伐したという……」
「そうじゃ……奴はかつてわしらの仲間じゃった海軍史上最強の男、とはいえ、今回世界政府からの命令は奴の討伐ではない、クザン、あまり刺激するんじゃないぞ…!
……緋熊、今後もお前が今回のように暴れるというのなら、世界政府は歴史上最高額の懸賞金をかかることになる、その忠告をしただけじゃ…
わしらの受けた命令は、赤髪とその娘の身柄の確保、それだけじゃ。」
東の海で起きた壮絶な戦いは、世界政府にも知れ渡り、トットムジカとニカの存在を知った五老星は発狂、現地に近い全ての戦力の投入をもって排除することを命令した。
しかし、ガープは孫のルフィとその友達ということもあり、罪を全てシャンクスになすりつけ、二人を保護しようとしていた。
「ほう…!こいつらの身柄をね……ところでガープ、知ってるよな?俺が最も嫌いなことを……それはな、俺の楽しみを邪魔されることだ…!」
「こいつらは、いつかロジャーのようになると判断して、俺が逃してやると決めたわけだ……退屈な世界が楽しくなりそうで俺はとても機嫌がよかった…てめェらが来るまではな!!!」
「俺の邪魔をする奴は、今すぐ失せろ!!!」
瞬間放たれるヒグマの覇王色、次元の違うプレッシャーが放たれ、英雄ガープですら顔を歪めるその覇気によって、取り囲んでいた全ての海兵達が意識を持っていかれ、軍艦が軋みをあげてやがて沈んでいった。
「クザンまでもっていくか……緋熊、これは世界政府への敵対と言うことじゃぞ!!」
「…政府のボケ老人共にに伝えておけ…!聖地を更地にして墓標にされたくなかったら、俺の邪魔をするなとな!」
そう言って剣を抜いたヒグマはシャンクスへと告げた。
「小僧、誓いを忘れるなよ…!ガキ共を連れて行くがいい!」
「……!感謝する!山賊の王、必ず誓いは果たして見せるさ!!」
そう言って、シャンクスはルフィとウタを連れて船へと向かうのだった。
「またんか!赤髪ィ!!わしの孫を返せ!!」
ルフィを連れて行かれ、怒り心頭のガープ、しかし、ヒグマはガープを通さなかった。
「お前の相手は俺だガープ、俺の機嫌を損ねた分、きっちり払って逝けよ……!」
こうして、ルフィは疲れて眠っている間に念願の海賊船デビューを果たしたのだった。
「とはいえ、ウタとルフィを偉大なる航路に今すぐ連れて行く訳にはいかんな、どうしたものか……」
「ヤソップのいた村はどうだ!」
「勘弁してくれよお頭!俺はどんな顔をしてウソップに会えばいいんだ!!」
「偉大なる航路に向かったと見せかけて、2年ほど東の海に身を隠す必要がある、とすると……拠点の候補となるのは…ここならどうだ?」
そう言ってベックマンが示したのは、コノミ諸島の村、ココヤシ村だった。
これは、ウタとルフィが赤髪海賊団と一緒に冒険する物語。
ちなみにトットムジカは、ウタワールドに逃げて無事でしたが、世界越しにヒグマさんに切り刻まれました。