その悪魔の実には意思がある   作:ゼガちゃん

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初めまして。

REDを見てワンピ熱が出てきて、色んな二次創作が出てきているのでこのビッグウェーブに乗るしかないと思って書き始めました。

拙い部分もありますが、よろしくお願いします。


幼少期編
“それ”は何を求めて、何を思う?


富、名声、力、この世の全てを手に入れた男、〝海賊王〟ゴールド・ロジャー。

彼の死に際に放った一言は人々を海へと駆り立てた。

 

「おれの財宝か? 欲しけりゃくれてやるぜ……さがしてみろ、この世のすべてをそこに置いてきた」

 

世は大海賊時代を迎える――――

 

 

 

 

 

 

 

 

この大海賊時代に海賊になる人々が目指すのは〝ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)〟だ。

それを手に入れた者こそが〝海賊王〟の称号を得る――――と、されている。

 

その行く手に立ちはだかるのは同業である海賊。

取れる席が1つである以上、敵は倒していく。

 

それ以外には海軍の存在がある。

海賊は言ってしまえば、無法者でしかない。

悪道、非道を行う残忍なイメージを持つ。

そんな悪党を捕まえ、民衆を守る立場にあるのが海軍だ。

 

それらを乗り越え、最大の宝を手にする勝者は誰か?

 

海賊や海軍の戦いは銃や剣、己の拳を用いる。

しかし、時には信じられない〝能力〟を使う存在も居る。

 

比喩表現ではなくて、人智を超えた〝能力〟だ。

 

ある能力は身体をバラバラに分裂させ、ある能力は自身を動物へ変化させ、ある能力は身体を砂にする――――といった、まさしく"規格外の能力を発動させる。"

 

それを可能としているのは〝悪魔の実〟と呼ばれる果実。

海の秘宝とも呼ばれる代物だ。

悪魔の実を食べた者はそういった人智を超えた能力と引き換えに"一生泳げない身体になってしまう。"

 

言わばこの海賊の時代にカナヅチになってしまうリスクを取るのか、はたまたリスク度外視で能力を手に入れるのか?

この悪魔の実を1つ手に入れるにも、命を懸ける覚悟が必要だと言われる程なのだ。

 

この悪魔の実がどのように出来るのか、どうして存在しているのか分からない。

まさに不思議な果実なのだ。

 

この世に同じ実は1つとして存在しない。

食べた人間が死亡した際にいつのまにか世界の何処かに生れ落ちるらしい。

そして、また実を見付けた者に食べられる。

とある教えで輪廻転生という言葉があるが、それがピッタリ当てはまる。

重ねて告げるが、何とも摩訶不思議な果実である。

 

だが時に、悪魔の実が食べる人間を選んでいるのではないかと錯覚する程に相性の良い人と組み合わさる事がある。

まるで意思でも持っているかのようだ。

 

そんな馬鹿なと言いたくなる事もある。

だが、そういう摩訶不思議な事があっても頷けてしまうのが悪魔の実と呼ばれる存在なのだ。

 

 

 

 

 

だから、人に大きな影響を与える筈の悪魔の実"そのものに何が起きても不思議はないだろう?"

生まれては食べられを繰り返す、そんなサイクルに飽きてしまった意思を宿す果実が生まれて何の不思議があろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

"それ"は何処ともしれない道を辿る。

以前の宿主の身体から解放される。

また実に戻り、誰かの手へ渡り、食されるのを待つ日々が待ち受ける。

退屈な日々へ戻されるのはうんざりであった。

 

だから、気付けば脇道へ逸れていた。

そもそも道なんてものはあるのだろうか?

そんな疑問を投げ捨てる程のものが"それ"の今辿る道には落ちていた。

 

これは何だろうか?

見た事のある風景が並ぶ。

 

とある小さな村で育った麦わら帽子がトレードマークの少年が〝海賊王〟を目指して海へくり出す。

 

宿主の記憶だろうか?

今の宿主か、前の宿主か、とぼんやり考えながら眺めていた。

分かるのはその少年を中心としていた事。

風景は疎らで、地続きかと思えばツギハギであったりもする事。

 

そこにある風景は辛く、過酷な場面もある。

けれど、最後には皆が笑って解放的になっていた。

 

〝自由〟だ――――"それ"は口か、心か、その単語が飛び出していた。

これこそが求めているものではないだろうか?

 

そんな疑問を抱いている内、"それ"は景色の無い真っ暗な場所に居た。

先程までの〝自由〟はいつのまにか消え去り、真反対の〝束縛〟が辺りを包む。

 

一瞬、光が顔を覗かせる。

そこから見えたのは解放的なまでの青い空、そして麦わら帽子を被った赤い髪の男だ。

それも一瞬の事で辺りは暗闇へ染め上げられる。

 

次に光が射した時には黒髪黒目の幼い少年が顔を覗かせた。

"それ"を少年は持ち上げる。

 

この世に生まれて初めて束縛から解放したのは年端もない少年だった。

その少年は"それ"をかじる。

 

自由を求めた"それ"はまたも束縛される事になる。

 

けれども不思議とそんなネガティブは身を潜めていた。

 

これは直感でしかない。

それでも"それ"はこう思ったのだ。

 

 

 

〝運命〟だ――――と。




こんな感じの始まりです。

よければお付き合い下さい。
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