元飼い猫と元飼い主の青春ラブコメは間違っていない。 作:晃斗
間違ってるに決まってるけどね。
感覚が麻痺しちゃったんだ八幡は。
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勉強をするために二階に来て、はちまんの部屋に入った私とはちまんは、宿題をするための準備をしていた。猫の私は手伝えない為、準備をするのははちまんだけども。
そうして準備が終わった様子なので、準備の邪魔にならないようにベッドで座っていた私は、勉強道具と宿題が置いてある机の端に跳び乗った。
どんな宿題があるのかと冊子や教科書を見たら、はちまんの名前が書いてあった。はちまんは八幡と書くらしい。
八幡、八幡。うん、覚えた。
机の上に置いてある宿題を見て、八幡がため息をつく。
「はぁー…、英語ならともかく数学か。めんどくさ…。後でいいかな…。」
そんな事を呟いた八幡の言葉を聞き逃す私の猫耳ではない。
「にゃっ、みゃん!」(駄目っ、私が教えるからやるわよ!)
「どうした?数学の冊子を開いて。え、最初に数学をやれって?…面倒くさ分かったから手に猫パンチしないでくれ!」
やっと観念したのか、数学に対する文句をぶつぶつ言いながら数学の冊子を開いた。
そして最初のところから分からないのか、止まっている。
「にゃんにゃにゃん、にゃふ。」(ここのやり方は、こうなってるの。)
「えっ…、ユキが教えるのか?いやそもそもなんで数学が分かって…?」
「にゃっ!にゃん!」(いいから!やる!)
「アッハイ、やります。」
「にゃっ。」(そこが違う。)
「ん?ここか?」
「にゃふ。」(そう、そこ。)
「んー、ここは…っと。」
「みゃー、みゃっ?」(ここはこう、分かった?)
「おぉ…。俺にも解ける…。」
「にゃうん?」(ここはさっきやったでしょ?)
「え?あぁ!あれか!思い出した!」
「にゃ。」(それね。)
「これは…、こうなのか…?どうなんだ、ユキ?」
「にゃっ?うにゃん。」(どれどれ?うん合ってる。)
「よっし!」
勉強をしてみて、八幡は最初の部分で
他にもまだ残っているから早く終わらせるわよ八幡!
そして私に構いなさい!……あれ?今構いなさいって…?
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ユキに催促されて二階に来た。
やるとは言ったものの面倒臭さいものは面倒臭さい。しかし、ユキがベッドに座りながらこっちをジッと見ているため準備をせざるを得ない。
ひとまず宿題一式を机に置いたら、ユキが邪魔にならないような場所に乗ってきた。…招き猫みたいだな。
何かを確認しているようなユキを横目に、数学に対する溢れる文句が口から零れ出た。数学なんて人生に必要無いまである。…んなわけないか。
そんな感じの愚痴を言っていたら、ユキが教科書を開いて猫パンチで催促してきたため仕方なく宿題を始めた。
〜勉強中〜
いや、猫に勉強を教えられる日が来るなんて思ってもみなかったなぁ。
ユキは教えるのが異常に上手だった。教えてみせて考えさせる、それで出来なかったら手本をみせてやり直させる。
正直こんな人が教師にいたら、赤点を取るやつなんて居なくなるだろうと思うほどに。人じゃなく猫だけど。
ユキのおかげで、数学の宿題はもう全て終わってしまった。
いやほんとユキはスゲーわ。マジで。
あれ?何で猫が人に勉強を教えてるんだ…?(正気)
…………何もおかしくないな!だってユキだし!(感覚完全麻痺)
何故か通じてるねこのんの言葉。なんで通じてるかって?愛じゃよ。(ジェスチャー)
猫が人が勉強しているところに居る→分かる
猫が人と勉強する→分かる(?)
猫が人に勉強を教える→分かる(!?)
八幡、お前…頭が…。