元飼い猫と元飼い主の青春ラブコメは間違っていない。 作:晃斗
正月の話はここで終わり。
ある場所でなんか違うなと思っても、その思考をそっと飲み込んで読み進めてください。
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次は本殿で参拝をするらしく、賽銭箱に行くための列に並んでいる。八幡と小町ちゃんも流石に空気を読んだのか静かに待っている。私もそれに習って静かに八幡の心臓の鼓動を聞いて待っていると、あっという間に私達の番になっていた。
猫の私はちゃんとした参拝は出来ないけれど、一応祈ることは出来るので祈ることにした。私は神様なんてオカルトな事は信じていないけれども、それでも八幡との生活を続けられるなら、いもしない神様に祈ることくらいはしようと思えるから。
全員が祈り終わったからもう帰るのかと思っていたら、まだ他にも行くところがあるらしい。
参拝が終わったらもう行くところなんて無いんじゃないかしら…?
疑問で頭を傾げていると、看板と少しの列が見えた。おみくじと看板には書いている。…おみくじ?人が事前に書いているものを見て何が楽しいのかしら?
どうやら四人の目的はここだったらしい。順番を待って、全員がおみくじを買った。八幡のはどんな感じなのだろうと気になり、気持ち首を伸ばして八幡のおみくじを見る。
| おみくじ 中吉 |
|---|
| 学問 | 待ち人 | 恋愛 |
|---|---|---|
| 日々の努力が報われる。しかしそれに驕り努力を辞めれば、たちまち元に戻る。 | 待ち人はもう手の届く近い範囲に居る。 | 一度離れることはあるが、必ず成就する。 |
| 失せ物 | 争い事 | 走り人 |
|---|---|---|
| まだ見つかることは無い。 | なし、無事平穏な一年を過ごせる。 | 見つからず。しかし探し続ければいつか向こうからやって来る。 |
「そんなに勉強で努力してないし…、しかも何?恋愛の必ず成就するって…。まあ所詮おみくじだしな、こんなもんか」
「どうだった?お兄ちゃん。私は末吉!…って、お兄ちゃんに…れん、あい…?」
「な。本当になんでよりにもよってこれを引いたんだろうな。マジで…」
「…………はっ!って事はお義姉ちゃん候補、というより将来のお義姉ちゃんが!?」
「…何だそれ。んなもん勝手に作ろうとすんな」
「ひゃあぁ〜!あのお兄ちゃんにもやっとお嫁さんが出来るのかー!どんな人なんだろ!クールな人かなっ、それとも犬っぽい人?小悪魔系もあるかもっ!」
「聞けよ」
「………凶………かぁ…」
「ん?…うわっ…」
「軒並み悪いことしか書いてない…。しかも事故って書いてるし…、……安全運転…心掛けるかぁ…」
「事故なんて起こさないでよ?本当に」
「…君のは?」
「ん」
「大吉!?………。格が、違ったなぁ」
何かを四人が話しているけど、耳から耳へと抜けていく。
……私が八幡の運命の人だったらいいのになぁ……。?、……!?
そ、そんな事思ってなんていないんだからぁ!!
おみくじなんて久しく見てないからさっぱり分からないんじゃ…。
正月って言ったらおみくじを引いてイチャコラするのが王道だからさ。…してないけど。
ゆきのんはまだ惚れきってはないからね。
好感度:100%→デレ度:40%→???:0%→???:0%
ゆきのんはまだ三段階の変身を残しているのさ!