元飼い猫と元飼い主の青春ラブコメは間違っていない。   作:晃斗

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ゆきのんの警戒心が低いって?
なら寒い雪の日に人に見捨てられて助けられるのを想像してみろ。

堕ちたな。



ニ連投


暖かさに触れて、心の雪溶かされて

 

 目を覚ますと、一定のリズムで揺れているのを感じた。その歩き方にもどこか気遣いを感じる。まだ外にいるのか、時々雪が頭やヒゲに触れるが、それでもそれを補う程の暖かさを感じ、体の芯から温まっていくのがわかる。

 

 私を拾ったのは誰かと、顔があると思われる方向に顔を向ける。

その人物の顔を見て、まず目を引かれるのが特徴的な腐った瞳である。その腐った瞳にはなんの感情も浮かんでいない。私が見たことが分かったのか、その瞳が私に向けられる。

 

 私に向けられた瞳には、確かな心配と温かいと感じられる優しい感情が込められていた。普段の私であったら、不審者と断じて関わり合う事が無かっただろう。

 

 しかし、現実には関わった。関わり合ってしまった。こうして関わった事で私の孤独が癒えていくのがわかる。ここまでの人生で培われた心の雪が溶かされていくのが分かる。

 この腐った瞳が私の事を心から心配しているのが分かる。この暖かな瞳が、雪ノ下雪乃としてではなく、ただの私を見ているのが分かってしまう。

 

 この優しい人に関わった私は、もうこの人を忘れることなど出来ないだろう。

だって、こんなにも暖かな瞳が、体温が私の全てを溶かしてしまっているのだから。

 

「目、覚ましたか。お前の事を必ず助けるとは言えない。でも何とかはしてやるから安心して寝てろ。伝わってるかは分からないがな。」

 

 そんな優しい声が聞える。私の事を安心させるような…、いや、ようなではない。私の事を安心させる為に言ってくれているのだ。

 そんな暖かさに包まれて、今回は心安らかに意識を落とした。

 

 

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 俺こと比企谷八幡(ひきがやはちまん)は、妹の小町に頼まれこのクッソ寒い雪の日にコンビニに肉まんを買いに行っていた。でもはちまん大丈夫。なんたってラブリーマイエンジェル小町のお願いだからねっ☆

気持ち悪っ吐き気がしたわ。やっぱボッチが言うのはだめだな。小町に言ってもらいたい。

 

閑話休題(うっ吐き気が)

 

 話を戻そう。肉まんとついでに買ったマッ缶を片手に、家に帰っていたのだが…。道の端に猫が丸まっていた。まるで何かを堪えているかのように。

無性に気になり近づいてみる。

 近づくにつれて全貌があらわになってくる。容姿は綺麗な毛艶の黒猫だ。しかし、暫く動いてないのか雪が積もっていて白猫のようにも見える。

 

 その黒猫のお腹らへんに少し血が滲んでいるのがわかる。血の滲み具合から、そこまで重症ではないと分かるが、動物は繊細であるため何が起こるか分からない。家に拾って帰りたいのだが、父ちゃんと母ちゃんはそういうことに厳しいのである。

 

「まぁ、俺が拾うんだ。なら土下座でも何でもして許可してもらおう。拾った責任があるんだ。」

 

そう呟いて俺は猫に近づいた。

 

 





口調おかしいかしら?
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