元飼い猫と元飼い主の青春ラブコメは間違っていない。 作:晃斗
八幡くんシャワーのおかげだって勘違いしてる…。
まだいくよー。
三連投
そして俺と猫は風呂から上がった。
最初はあんなに暴れてたのに、シャワーを浴びた瞬間からピタッと暴れてるのを辞めて心地良さそうにし始めた。いくらなんでも早いって。
そのおかげで思っていたよりも早くシャワーから出れた。
濡れたままだと風邪を引くかもしれないので、先に猫から体を拭く。
タオルのモッフモフ具合がいいのか目を細めて尻尾を振っている。
かわいい…かわいい…。はっ!
小町に匹敵するくらいの癒やしを感じた…。恐ろしい子っ。
体を拭き終わったので猫を胸に抱えてリビングに行く。
「だからぁ、って黒猫ちゃん!」
「でもなぁ…。うん?」
「タオルは洗濯機に入れたわよね?」
父ちゃんと小町が何かを話しているのと、母ちゃんがタオルの行方を聞いてく
る。
「あぁ、ちゃんと入れたよ。母ちゃん。で、父ちゃんと小町は何話してたんだ?」
「それはねぇ…。黒猫ちゃんの名前について話してたんだよ!」
「ずっと猫って呼ぶわけにもいかないからな。」
「あぁー。」
そういえばそうだな。なんか猫で定着してたけど名前もつけないとな。
「それでどんな案が出たんだ?」
「小町の案はねっ。雪に覆われて真っ白だったんでしょ?だから中が黒くて外が白いから、おもちなんて良いと思うんだ!」
「冬だからフユでも良いと思わないか?」
「クロでいいんじゃないの。」
「母ちゃん適当だな…。」
流石に適当過ぎやしないか?父ちゃんに関しては俺も似た様な感じだからノーカン、小町は良いと思うよ。(全肯定)
「一応聞くけどお兄ぃちゃんは?」
「一応って…、まぁいいや。俺も父ちゃんと似た様な感じだけど、ユキとかいいんじゃね。」
俺も一応考えてはおいたのだ。あまりの安直さにこれは無いなと思ってたんだが。
「にゃあ!にゃっにゃっ。」
なんかメッチャ鳴いてるし尻尾はブンブン振られてるし前足もてしてししてる。
か、かわいすぎっ(絶命)
「えっ、ユキで良いのか…?」
「うにゃっ!」
マジで??
「おもちも良いと思ったんだけどなー。」
「クロ…。」
「いいんじゃない。」
「父ちゃんは未練タラタラだし母ちゃんは適当だしで…。」
えぇ…。マジで?(二回目)小町に関しては俺もそう思う。
「まぁ本人…じゃねぇや、本猫がそれでいいって言ってるから…。」
ていうか自分の名前って認識してるのな。頭良すぎね?
………かわいいからいっか。
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タオル越しに伝わってくるはちまんの体温と思いやりが心地良い。
尻尾が勝手に揺れているのがわかる。自分の考えがそのまま表に出ているようで恥ずかしい。
私の体を拭き終わった後、はちまんも体を拭いた。
その後、私をドライヤーで軽く乾かした後、私を胸に抱きリビングに行った。
やはり彼の腕の中はとても暖かい。そうやってぬくぬくしてぼーっとしていたらある言葉が聞こえた。
私の名前として彼が言った言葉で、たしかにユキと言っていた。
そんな言葉に私は反射的に声を上げた。
「にゃあ!にゃっにゃっ。」(それ!ユキが良いっ。)
私の言葉に、はちまんがそれでいいのかと聞いてきたので
「うにゃっ!」(うんっ!)
と、少し子供っぽく返事をしてしまった。
というわけでゆきのんの名前はユキです。
あまり変わらない?うっせぇ!いいんだよ単純で!
それにほら、元に戻った時に…ね?
他にマシな名前が思いつかなかっただけとも言う。