私の弁当 作:ネギ好き
どうしようもなく眠りたくなってしまう。
その時は決まって午後5時。眠りたくとも眠れぬ頃合いに、いつもと違った夕焼けに充てられて、布団の様に心地の良い感じになる。運が良いのだろうと思う。そんな
そんな時の話。
唐突だが話をしよう。多分見ている皆も聞けば分かる名曲の話をするよ。
題材は『もう5時か』と言えば思いが募るあの曲、地域ごとには違うだろうけど流れ続いてきたあの曲。
子供の頃にはもう帰らなければならない。と伝わったあの曲。
大人の頃にはいつしか無くなり届かなくなる意図。
年中暑いときも寒いときも何度聞いても飽きないその曲は流れ続ける。日が終わるのを告げる様に。こうやってノスタルジーな気分になっていく。いつの間にか、毎度聞いててそう思う。だけどそれはなぜだろうか。よくわからない。
曲調も最初は緩やかであっても何度も聞いているうちにと季節に合わせて風紀な曲になっていく気がする。そしてまた唐突ですが、ふと気づくことが一つ。
また一つ気づいちゃった。ごめんね。私なにいってんだか。まぁまぁ私の話を聞いてってくれ。
「友達と私のベントーの話」
窓からごごーと夕日に照らされ景色と共に目が眩む、すぐにまぶたを閉じるそれからまた机の上でうつ伏せになる。
そのままずりずりと体を移して落ち着くところで視線を変えて斜めから窓を見る。差すように見えた光が心地の良い日差しになった。
そしていつしか眠気が限界を迎える時間になり、私は少しあくびをして、完全に寝に入る。この事は誰か知っているのだろうか。
子供達は帰る時間にまだ子供である高校生の私達はまだ学校に残っていた。
おいっ!、ちーーあ、なにすんだよ。
そう不満そうに言い出す。私の友達メイロは私に殴られたようだ。脅かそうとした方が悪いとおおげさに少し不貞腐れたように自然に伝える。それと付け加えて軽いパンチだったと等、雑な言い訳を軽く伝える私。
それでも彼女は口をへにしていたので、ちょっとご機嫌をとってみる。
「ごめん!ちょっと魔法職の強さ舐めてた」
魔法を使わない状態の魔法職だったら、結構危なかったかもしれない。メイロ以外には我慢しないとそう心に刻まこむ、でもメイロ程になると消費する魔力より回復する魔力の方が多いから、絶対大丈夫。なんでも任せられる私のパーティメンバーだから。
「煽ろうたってそうはいかないぞ!もう怒ってないから許してしんぜよう。次からはもうちょっと優しくしてくれ」
すぐ許してくれた、注意だけで済ませたくれるとか優しいなぁ自分は戦士職だけど魔法職は色々と怒らせるとヤバそうなのでほんのちょっとだけほっとした。またいつもの会話が続く。
私は放課後が楽しみだ。メイロと話が出来ることは勿論のこと。勇気が湧いてきてその力てモンスターをぶった斬ること。そのことで血を浴びることでさえ、楽しみの一つで血飛沫ををあげさせると本当に快感だ。でも最近はメイロや姉に怒られるので殴りのべつな武器でタンクとしている。しばらくはこれでいろだと。服が汚れるとかなんとか、可愛いくないなどでこんな私でも分かるくらい余裕がある理由で制限されてしまう。過剰ではあることはわかるのだがやっぱりあれを使いたい、それが最近の悩みであり。ねだったりしてもそれは変わらない。
今しても変わらないだろう。メイロの話を聞き続ける。
今日はこどもの日だぞ。と訳知り風に言うメイロが。いつもの様に後ろの席で居座っていることがいつもより面白く思える。
意味のないと言われそうこんな会話も
こんな私たちは現代《いま》で今にじゃれついている。数分メイロと世間話をしてこんな気持ちになっていると、またもや重ねてあくびをしそうになってくるので慌てて口を押さえて辞める。
「おーーい」
ながながーとした声がひくーく聞こえてくる。
「」
「まーた寝そうになってるじゃないか」
そう咎める意味を持つ声が勢いよく畳みかけてくる。それはそれは矢継ぎ早のように。間髪がない。春風のように優しい風圧だ。
これはただのあくびだよ。なんとなしの情景反射のようなモノをそうゆったりと言いかけたのだが、それを遮るように先駆けて言うてきた。なぜか?理由を探るべくゆっくり後ろを見上げると意図が自ずと分かった。
いつも怖い。怒ってそうな顔が不安になっていてほんのちょっとだけ心配そうにしているようだ。
「部活終わり早くて良かった〜危なっかしいなぁーもぅ」
その雰囲気もほっとした顔をした途端すぐ露散した。少し目と目があっただけで変な感じになり、この現状が可笑しくなりそうだとちょっとだけ期待したが、そんな事はなかった。このメイロを見るとやっぱりいつものほうが良い。そうだ。そうなんだ。
「そうに決まってる」
「何?」
疑問に思ってる顔をしているメイロに答えてあげた私。
「考え事」
曖昧な答えに不満なご様子で、だけど細やかに答えたところで私は何もあなたにあげることはできない。このセカイには何も何を残さない。だけど何をすべきかは決めてある。して、しばらく死に体と思っている
に
声にならない声を出す。
赤くなった頬をバレないように後ろに向いて隠す。なんてことを考えているんだろうかうっかり系女子では済まないぞと激しく思う。だけど誤魔化せたかなとも気楽な自分も居てて、そんな渦は回って解けない。更なる情報の波が押し寄せてくる。
メイロが回り込んで、すぐ気づいたかの様子で見詰めてくる。少しからかうように言ってきて。
「赤くなってる!」
「大丈夫だよぉ!」
すぐに返事をしてしまう。
それは気弱な声で間髪がなくて言わずとも不安がってると捉えられる言い方だ、ぁ。でもそれが良い。このままでいい。こんな世の中ても一つ先にある画面を見て、見ぬ事が出来るのだから。現代では情報が整理され代わっているような常識や景色。
「かわいい」
それもこれも全てが壊れてしまったのかな。何も見えやしない。
「わからない」
「何が?」
その何が何だか分からない疑問を聞いた瞬間メイロはほおが緩みきっている笑顔を見せる。そんな顔でも歪まない綺麗な、それはそれはとても懸命に生きている素敵な花が風に散らされていってしまうかのように。
遠くに遠くに離れていく儚いものをメイロに自然と重ね合わせてしまう。
そしてこのものを私に向けられているのがとてもうれしい。
うれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしい―ーーーーーーー
と
そう言う感情が巻いて巻いて、まわって離れなくて、それと同じく別の何があろうともどうしようもなく変わらない感情が私の中で瀬って氾濫をしている。それは終わりがないように見えるが、心切ってを繰り返され続ければ仙人であろうと如何様にも無理で持たない。だが何度もなくメイロに切り続けられたわたしにっとっては簡単だ。事の発端であるメイロが何もしてこなければの話だが。
「あ、そうだーべんとう作ってきたんだけど食べない?初めて冷凍食品を使わずに手作りのおかずでやってみたよ!」