こんな時間にこんばんは
感想の返信遅れてますすみません!
「あ、京佳くん。いいところに」
平日の夕方。
学校が終わり、いつものようにボーダー本部に訪れている京佳。
ラウンジに向かう通路を歩いていると、正面から歩いてきたスーツ姿の人物が目に入る。
スーツを着用した金髪の青年は笑顔で京佳に話しかけた。その様子は正しく爽やかな好青年というべきものだ。
その人物は見知った相手であったため、京佳は挨拶を返した。
「犬飼先輩。こんにちは」
京佳に話しかけていた人物は、A級4位二宮隊の銃手・犬飼澄晴だ。
犬飼のコミュ力は相当高く、ボーダー内でも友人は多い。勿論京佳も友人の1人だが、かつては銃手ランクを競いあったライバルでもある。
そんな旧知の仲である後輩に対し、犬飼はいつも通り笑みを携えながら話しかける。
「京佳くん、今時間ある?」
「えっと…」
犬飼の質問に答えるため。京佳はスマホを取り出して時間を確認する。
現在の時刻は16時過ぎ。防衛任務が18時からなので、少しは時間が空いている。
「あと1時間半くらいなら暇です。ランク戦ですか?」
「あ~違う違う。ちょっとウチの作戦室来てくれない?」
「作戦室ですか…?……まあ、いいですけど」
作戦室という単語を聞き、京佳は返答を渋ったが結局は了承する。
しかし、その様子を不審に思った犬飼は首を傾げた。
「あれ?もしかしてウチ来るの嫌かな?別に無理しなくてもいいんだよ?」
以前呼んだときは普通に来たのに、何故か今回は少し微妙な反応だ。
ウチの作戦室が嫌なのかな…?とも思ったが、その可能性は低いだろう。
犬飼は勿論、京佳は辻とも仲が良い。二宮との関係も良好だ。
問題があるとすれば女性陣だが、鳩原とも仲は悪くない。氷見はアレだが…流石に嫌っているという事はないはずだ。
何故京佳の反応が少し微妙なのか。犬飼には原因が分からなかった。
「あ。いや、そういうわけじゃないんで大丈夫です」
犬飼の言葉を京佳は否定する。
京佳が反応を渋った理由は、二宮隊が嫌いだからとかそういう理由じゃない。
その理由とは、先日起きた加古隊作戦室での事件のせいだ。
「今回もまた変なことになるんじゃ…?」と予感して一瞬渋ったが、よく考えたら二宮隊の面子であんなことが起こるはずがないと確信した。
京佳にとって犬飼と辻は良い先輩だし、鳩原も大人しい性格だ。
二宮さんは言葉こそ少しキツいが、意外と優しいことを京佳は知っている。
氷見とはあまり話したことないが…多分大丈夫だろう。
二宮隊は全員が真面目だし隊長が厳しい人だから問題ない。そう結論付けた京佳は、作戦室に行くことを承認した。
が、念の為。石橋を叩いて渡るため、何が目的で呼び出したのかを聞くことにした。
「行くのはいいですけど、何するんです?」
京佳の質問に、犬飼は即答せずに数秒間「ん~」と唸る。
数秒後、犬飼の口から飛び出た言葉は京佳にとって予想外の単語だった。
「…リハビリ…かな?」
「…リハビリ…?」
京佳は心の中で呟く。
ーー誰の??…と。
二宮隊に怪我人なんかいたか…?と京佳は考えるが、犬飼の言うリハビリは病気や怪我に由来するものではない。
チームメイトの弱点を克服するため、今回犬飼は動いたのである。
「まあ、来れば分かるよ」
京佳が心の中の疑問を口に出す前に、犬飼が微笑みながら言う。
誰に対して何のリハビリをするのかは分からないが、京佳は「リハビリの手伝いなら…まあいいか」と軽く考え、犬飼について行くことにした。
ーーー
ボーダー本部。二宮隊作戦室。
その一角、モニターやPC機器などが並べられたデスクに座り、1人考え事をしている美少女がいた。
二宮隊オペレーター・氷見亜季である。
氷見は自らの顎に手を当て、真剣な眼差しで何かを思案している。
氷見が今真剣に考えていること。それは「今後のランク戦の戦略について」とか「オペレーターとしての悩み」とか、ボーダーの活動に関係する類のものではない。
はたまた学業面や金銭面について考えているわけでもない。
氷見が今までにないほど真剣に考えていること、それは…「どうやったら烏丸くんと仲良くなれるのか」だ。
京介に思いを寄せる女子は大量にいる。ボーダー以外も含めればそれはもう膨大な数になるだろう。
氷見も烏丸京介のファンガールであり、京介に対して密かな恋心を秘めている。
そのため、何とかして京介と近づきたい、と考えるのは恋する乙女の性であり、他の女子たちに差をつけたいと思うのも当然なのだが…1つ問題がある。
それは、氷見は極度のあがり症ということだ。
京介を前にしてしまえば会話すらままならず、会話どころか人間がギリギリ理解できるレベルの声を発するのが精一杯。目を合わせることなど出来た試しはなく、いつも視界に入ってくるのは自分のつま先だけ。
それでも以前は京介だけではなく、全男子の前でこれが発症していたという。それと比べれば今は大分マシになったといえるだろう。
ここまで改善した理由は鳩原の荒療治によるものだが、その内容が「烏丸くんと比べたら他の男子なんて大したことない」と思い込ませるというものだ。
言わば京介を神聖視することで他の男子を相対的に落とすという作戦のため、京介に対してのみの緊張具合だけを見れば、むしろ悪化してしまっていた。
そんな中、氷見は必死になって京介と仲良くなる方法を考えるが思いつかない。
そもそも、京介と会話することを想像しただけで緊張のあまり倒れそうになるというのに、実際に話せというのは無理にもほどがある。
そんな氷見を見かねた犬飼が先程「俺にいい考えがあるから、ひゃみちゃんは待っててね」と言って作戦室を出て行ってから10分。
氷見が「犬飼先輩、どこ行ったんだろう?」と疑問に思っていると、作戦室の扉が開いた。
「犬飼先輩、どこ行ってたん……で…す…???………っ!?!?!?!?」
開いた扉の方を向いた氷見が扉から入ってきた人物を見て言葉にならない声を上げる。
1人目は犬飼だ。これは予想通り。
しかし、2人目が問題だった。
完全に予想外の人物が、そこには立っていた。
「あ、氷見先輩。おつかれさまです」
烏丸京佳である。
先程、烏丸京介以外の男子は問題ないと言ったが少し語弊があった。
正確に言えば、”烏丸兄弟以外の男子”だ。
氷見が思いを寄せるのは兄である京介だが、弟である京佳とは双子の関係である。
双子という事は即ち、顔の造詣がほぼ一緒という事。
全くの別人とはいえ、顔が京介とほとんど同じである京佳と話すことができないのは自明の理。
髪型こそ違えど、氷見の目の前にいるのは同じ顔のイケメン。
氷見が冷静でいられるはずがなかった。
「ひゃ…なっ………い……いぬぬ……ひい……」
「なんですって?」
もはや言葉ですらない氷見の発言に対し、京佳が聞き返す。
犬飼は両手で口を押え、必死に噴き出すのをこらえていた。
「氷見先輩?大丈夫ですか?顔真っ赤だし、熱とかあるんじゃ……」
「っ……っ……!!!!????」
京佳は顔が茹でダコのようになっている氷見に近づき、顔を下から覗き込む。
氷見は声にならない叫びを上げた。もう氷見の脳内はパニックをとうに越してアルマゲドンである。
そして京佳の方は勘違いをしていた。
目の前の茹でダコ(氷見)の体調が悪いと勘違いし、全く見当違いの方向で納得する。
あ、犬飼先輩の言ってたリハビリって氷見先輩の看病の事か、と。
一方その頃、犬飼は腹を抱えて床にうずくまっていた。
「体調も悪そうですし…どこか横になって休んだ方がいいんじゃ……」
「や…っ…えっ…!?やす…っ…!?!?!?!?」
氷見は更に顔を赤くする。
氷見の脳内はもはや秩序が崩壊してしまっており、今の京佳の発言を全く違う意味で捉えてしまっていた。
横になって一緒に休むということはつまり……そういうお誘いだーーーと。
ちなみに京佳は一言も「一緒に」とは言っていない。その言葉は氷見の幻聴に過ぎないが、その幻聴が氷見の脳内に更なる混沌を巻き起こし行動をヒートアップさせる。
もう完全に吹っ切れた氷見は、椅子からゆっくりと立ち上がって京佳の手を取る。
普段の氷見では絶対に取りえない行動に犬飼が目を見開いて驚愕した。
「……奥のベッドで一緒にやす」
「わーーーー!ひゃみちゃんストップ!どうしてそうなったの!」
先程まで笑い転げていた犬飼が氷見の口を手で塞ぎ、爆弾発言を線でのところで止めることに成功する。
あと1秒遅ければヤバすぎる爆弾が投下されていたため、ファインプレーと言わざるを得ない。
「ちょ、ひゃみちゃん!こっち来て!」
犬飼が氷見の手を引き、作戦室の奥へと忙しなく歩いて行く。
その様子を見ていた京佳は、訝しげに首を傾げた。
ーーー
「ひゃみちゃん、落ち着いて。深呼吸しよ」
作戦室の奥。
犬飼が静かな声で氷見に語り掛け、氷見は言う通りに深呼吸を繰り返す。
数十秒後、ようやく平静を取り戻した氷見がそこにはいた。
「す、すみません犬飼先輩。取り乱してしまいました」
「いや、別にいいんだけど…何であんなこと言おうと思ったの」
犬飼は先ほどの問題発言未遂に対して氷見に問い詰める。
すると氷見は、顔を微妙に赤らめながら言った。
「だ…だって、烏丸…京佳くんが、一緒に横になって休もうって言うから…」
「言ってないね!?」
氷見の発言に犬飼が鋭くツッコむ。ツッコまれた氷見は明らかに困惑の色を示した。
「え…?言ってませんでした???」
「横になって休め、とは言ってたけど”一緒に"とは一言も言ってなかったよ!どっから持ってきたのその言葉!」
「あ…なんだ…聞き間違えか…」
「いやもはや幻聴の類でしょ」
氷見の言葉を聞いた犬飼は深くため息を吐く。
まさか京佳を前にした時でさえここまでパニックになるとは思っていなかったのだ。
「ひゃみちゃん、京佳くん相手でも無理なの?別人なのに?」
「何言ってるんですか犬飼先輩。京佳くんと京介くんは同じDNAを持って同じ日に生まれたほとんど同じ顔の双子なんですよ?もはやそれは同一人物といっても過言ではないです」
犬飼の溜息交じりの言葉に対し。氷見は圧倒的な早口で応戦する。
言ってることは全く納得できなかった犬飼だが、氷見の迫力に押されて「あ、はい」としか返事が出来なかった。
「じゃあ2人が同じなら、京介くんと京佳くんどっちも好きってこと?」
「いえ、それは京介くんです」
即答だった。
あまりの速さに「さっきは同一人物って言ってたじゃねえか」というツッコみを言う気も失せる。
このままだと頭が痛くなりそうだったので、犬飼は会話のハンドルを小さく切り返した。
「けど、この体たらくじゃ京介くんと話すのは夢のまた夢だよ?京佳くんと目を合わせて話す練習して、少しでも耐性つけた方がいいんじゃないの?」
今回作戦室に京佳を連れてきた理由はこれだ。
氷見を京介くんと会話できるようにするため、まずは京佳で烏丸耐性を付けることが目的だったのだが、京佳相手ですらこれだ。
犬飼は、もうこれ無理じゃない?と思いつつ、何とかチームメイトの力になろうと奮闘する。
「それはつまり、京佳くんと目を合わせて会話するってことですか?」
「それ以外何があるの?」
「つまり犬飼先輩は…私に学校を辞めろと仰るんですね!?」
「ごめん本当に意味わかんない。なんでそうなったの???」
あまりにも突拍子のない氷見の発言に犬飼は本気で困惑する。
何がどうなったら学校を辞めるという話になるのか。もはやウミガメのスープをやっている気分になっていた。
「だって、京佳くんと目を合わせて会話なんかしたら…絶対妊娠しちゃいます」
「しないよ?何言ってんの???大丈夫????」
犬飼は困惑を通り越して心配する。
ウチのオペレーターってこんな感じだったっけ?もしかして頭おかしいんじゃないか?病院探した方がいいのか?…と。
「だって、京佳くんと目が合った人が妊娠したって言ってましたよ」
「そんなわけないでしょ!誰だよそいつ!」
「え?加古さんです」
「ただのノリだよそれは!むしろ本当に妊娠してたら京佳くんがバケモンだわ!!」
まるで常識を語るように言う氷見に犬飼はツッコミを入れ、続ける。
「目が合って話しただけで妊娠とか言ったら…さっきひゃみちゃん京佳くんの手触ってたけど?それは大丈夫なの?」
犬飼の指摘を聞いた氷見は自分の手の平を見つめてフリーズする。
数秒後、フリーズから解き放たれた氷見は顔を真っ赤にし、目を見開いた。
「うそ……私、妊娠して…」
「ないよ?」
「いえ、犬飼先輩。私さっきから胸の辺りが気持ち悪いんです。心臓も破裂しそうだし、これは間違いなく悪阻です」
「違うよ?それ緊張しすぎただけだからね?てか悪阻はそんなに早く来ないし悪阻で心臓は破裂しねーよ」
犬飼は思った。
ああ、帰りてえ…と。
ツッコみに疲れ、もう面倒くさくなってきた犬飼は京佳を面白半分(もう半分は氷見のリハビリのため)で呼び出したことを後悔する。
まさか氷見の烏丸拗らせが酷いとは思っていなかったのだ。
軽率な判断をした事を反省した。
反省したので…。
「京佳くん~!なんかひゃみちゃんが京佳くんの子供妊娠したって~!」
「え!?い、犬飼先輩!?」
面倒なことは京佳に丸投げすることにした。
自分で蒔いた面倒事の種を後輩に片づけさせる。
まさに外道である。
作戦室の奥に京佳がゆっくりとやってくる。
京佳の顔が見える位置に来たことで、氷見は半分パニックになってしまった。
そんな中、京佳が氷見に近づいて膝を折る。
「え…?京佳くん?」
京佳の行動が理解できず、犬飼は困惑の声を上げる。
しかし、京佳はそんな犬飼に反応せず、氷見の前に両膝を付いた。
変わらず困惑している氷見と犬飼を無視し、京佳は両手を口元に当てて呟いた。
「…あ、あの時の…」
「心当たりあんの!?」
京佳の言葉に犬飼が反応する。
京佳は立ち上がり、犬飼の瞳を真剣な目で見据えて言った。
「はい、犬飼先輩。間違いなく俺の子です」
「え、うそでしょ。もしかして…手が触れただけで…?」
犬飼は両手を首元に添え、まるで乙女のようなポーズを取る。
そんな犬飼に対し、京佳はどや顔で言った。
「もちっすよ。………元気に生まれてきてくれよ、京平」
「くっ…もう名前つけてる…?しかも男の子なんだ…くふっ…!」
既に名前をつけてしまっている京佳に犬飼は吹き出しそうになりながらも何とかツッコミを入れる。
犬飼は必死に笑いを堪えながら、何が起きているのか理解出来ず完全にショートしている氷見に話しかける。
「ひ…ひゃみちゃん、よ、良かったね。くっ……に、認知してもらえたよ…ぐっ……」
「ひゃ……え…あ…あばばば…」
「(あばば…?)氷見先輩、2人で育てていきましょう」
犬飼は耐えきれずに吹き出した。
そして爆笑しながら犬飼は思った。
京佳くん、意外とノリいいな…と。
ーーー
ボーダー本部。
その廊下をコツコツと歩き、二宮隊作戦室へと向かう1つの影があった。
高級感あるジャケットに身を包み、両手をポケインして優雅に歩く男。二宮隊隊長・二宮匡貴である。
飄々と廊下を歩き、ようやく作戦室の扉が見えてきた。扉を開けようとすると、中から騒がしい声が聞こえてきた。
『京佳くん~!なんかひゃみちゃんが京佳くんの子供妊娠したって~!』
「……っ!?!?!!!?」
二宮は驚きのあまり立ち尽くす。二宮の表情は普段の無表情からは掛け離れ、凄まじい驚きを顕にしていた。額や背中から有り得ない量の冷や汗がダラダラと滝のように流れていくのを感じる。
衝撃的すぎる言葉が聞こえてきたことで、二宮はパニックに陥る寸前だった。
二宮は脈打つ心臓を何とか抑え、コメカミに指を当てて冷静になるように務める。
今のは何かの聞き間違いだ。今のは決して犬飼の声ではないと、自分に必死で言い聞かせる。
しかし、このまま堂々と作戦室に入る勇気は流石の二宮ですら持ち合わせていなかった。中に入ったとしても何て言えばいいのか分からない。
そこで二宮はとりあえず様子を見る事にする。作戦室の扉に耳を当て、普段なら決して取らない間抜けなポーズで中の様子を伺う。
『はい、犬飼先輩。間違いなく俺の子です』
「…っ!!?!!!???!?」
中から聞こえてきたのは、聞こえてきて欲しくなかった声。
烏丸京佳が子供の存在を認知したことを表す声だった。
あまりの衝撃に二宮は立ちくらみを起し、その場にしゃがみこんで頭を抱えた。
加古や太刀川あたりに見られたら生涯ネタにされそうなポーズだったが、そんなことを気にしている余裕は今の二宮には無い。
目の前で明かされた衝撃の事実に、ただひたすら愕然とするのみだった。
「……………赤飯……買ってくるか…」
完全にパニックを起こし思考を停止させた二宮は、とりあえず赤飯が必要だと考えた。
壁伝いに何とか立ち上がり、よろよろと廊下を歩き出した。まるで亡霊のような立ち振る舞いだ。
そんな二宮とすれ違う人間は皆、底知れぬ恐怖を覚えた。
そして、ふらふらと歩く二宮を遠目から目撃した太刀川は死にそうになるほど爆笑した。
書いて欲しいキャラ募集
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橘高羽矢
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藤丸のの
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帯島ユカリ
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仁礼光
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月見蓮
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結束夏凛
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草壁早紀
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