【完結】フィジカルお化けおじさん、異世界へ行く3 作:タラバ554
皆のコメントがネタになる事が多い今日この頃
あ、全く関係ないけどFGOでオベロン引けました(唐突な自慢
リリちゃんの変身セット装備が完成後、半年の間は性能テストが続けられた。
テストは概ね良好、一部手を加えたり等はしたが基本仕様はそのままに拡張する方針で手が加えられ、テスト完了後にはかの装備は正式にリリちゃんへ贈呈された。
そしてリリちゃんの装備作成の経験値を経て、ヴェルフ君は"壊れない魔剣"を作り上げ、アスフィちゃんも既存アイテムの威力や使用範囲の拡張を行っていた。
時は少し遡り変身ベルトのシステムが確立した頃。
おじさんの姿はオラリオ、アラハビカ両方から、そして人里からも離れた場所にあった……。
「ゼヒュー、ゼヒュー。モウムリ」
「何言ってるんですか。まだたった3回しか出して無いじゃないですか。雑ー魚♡ 雑ー魚♡ って言ったら頑張れます?」
「キミ、色々ソマリスギジャネ?」
「あんなモノを見せられて染まらないとでも思いますか?」
「……」
アレはおじさん悪くない、いつの間にかイシュタルちゃんが収集してた同人誌とかおじさん関与してないし。ましてやイシュタルファミリアに蔓延してるとか思っても居なかった訳で……。
今思い出せば通販で同人誌の存在見つけてからはイシュタルちゃんの商売っ気が凄い事になってたなぁ。
変身ベルトの存在知った時も日本側で売ろうと画策してたし……全力で止めた分、お小遣い渡して納得してもらったが。
でも個人で楽しむって話だったから許可したのにソレを態々読みに来るとか思わんやん? しかも別のファミリアの人間がだよ?
そこの所はどうなのよアスフィちゃん。
「取り合えず後一巡位はいけますか?」
露骨に話題逸らしやがったなコイツ。
「はーー、どっこいしょ。一巡ね、もうそれ以上はマインドがもたんから一巡したら今日は終わり」
「マナポーションは使いますか?」
「いや、マインドゼロになったら口に放り込んで」
「解りました」
そう言ってから詠唱を始める。目標は100メートル程先に設置された発明品。
詠唱が完了して空中から炎の巨石が降り注ぐ。炎の巨石が目標に到達する直前に光の壁が現れる。
壁はおじさんが使った精霊魔法を拒み現象を壁で阻み威力を減衰させ被害が出る前に巨石を消して見せた。各種属性で攻撃を繰り返しているとやはり5回目辺りで壁が耐えきれずに直撃する。
「やはり耐久性に難がありますね」
「緊急用の盾とするには良いかもだけど……」
言いながら設置された箱状の発明品に近づくと箱は壊れて中身が露出していた。
「壊れちゃうのは流石にマズイかな」
この辺りは要改良ポイントでアスフィちゃんも記録映像と共に手元の手帳に色々と書き込んでいる。
「耐久性を求めるとコストが掛かり過ぎるんですよ。希少金属をこれ以上使うのは現実的じゃないですし……資金以上に現物はベルトの改修に回してますから」
「だよなー、本音言えば日本の製鉄とかマテリアル開発してる企業を引っ張り込みたいんだけど流石にソレは出来ないし……あっ、でもリリちゃん用の乗り物とか作りたいかも」
「ライダーですからね。当然です」
そんな眼鏡クイってしながら肯定せんでも……でも武器作りなら兎も角、流石に乗物作りはこっちじゃノウハウが全くないからな。買収出来るなら全力でやるけど作品ファンとしちゃソレはやりたくないし。
「SUZUKIのポケバイでもリリちゃんに買い与えるか?」
「外装だけ弄ります?」
「逆に聞くけど外装だけで止まれる?」
「外装だけも、中身作るも些細な違いです」
「いや、違いが大きすぎるから。時間リソースが足りないから買い与えようかって話してるのに何で開発の流れにしてるんだよ」
「そんなの好きだからに決まってるじゃないですか! 私だって555の陸空両用バイク作りたいんですよ!」
あー、君ってブラックの後に555にハマったよね。PCじゃなくてガラケーを強請る程度には。
「でも空飛ぶ靴を持ってるじゃん」
「アレはアレ、コレはコレです」
正直ソレは解る。だがリソースが足らんのじゃ。開発リソースがな!
「じゃあコレの開発辞めましょうよ。ジェットスライガーかバトルホッパーなら私が開発してみせますから」
「無茶言わない。コレだって必要なモノだって説明したっしょ? おじさんの最終目標には必要なんだって」
「は~い」
「……本当に君のお姫様要素何処いったよ」
「サブカルチャーの汚染力って凄いですよね」
「そうね……身をもって感じてる」
新しい箱をセットしてまた魔法を撃っていく。やはり同様のテスト結果になり耐久力が今後の課題になりそうだ。
「それじゃ、そろそろ戻るか」
「そうですね。あ、アラハビカに私の荷物届きましたか?」
「うん? アスフィちゃんの荷物?」
「ええ、イシュタル様に頼んでたんですが」
はて? 何も聞いてないけど……帰ったら聞いてみるか。
男の子向けのコンテンツにハマるアスフィ
頭の良いオタクと似たような行動を始めるオラリオのヤベー奴ら
次回、おじさんと鍛冶