【完結】フィジカルお化けおじさん、異世界へ行く3 作:タラバ554
今年も宜しくお願いします!
この作品も最後に向けてスパートかけます。ご都合主義モリモリです。
その日、オラリオの二大派閥であるフレイヤファミリアとロキファミリアが動いた。合わせて最大派閥であるガネーシャファミリアもソレに協力していた。
後に発表される事になったのはギルド主体の強制ミッション。
『闇派閥の摘発』
この作戦は秘密裏に進められ、決行まで仔細が漏れる事は無かった。
詳細は省かれ結果の数字だけが発表されたが死者326名、負傷者29名。送還された神が12柱。
監査対象となった神も居て、向こう300年は監視される事となっている。
「と、まぁこんなもんで良いか?」
「うむ、表に発表するものとしてはコレで良いだろう。しかし何だな……ここまで出来るモノなのだな」
「情報揃えさえすれば後は慣れよ、慣れ」
『慣れで済ませて良いモノか? コレは……』
おじさんの対面に座るフェルズと椅子に座るウラノス。
そして手元に渡されている資料に乗っているのは今回の計画の全容。粛清対象となった神、眷属、その関係者。
関わった者全ての情報が揃っている。出身地、家族構成、趣味嗜好、直近1カ月間の生活模様と食べた物、移動した場所、関わった人物、会話の内容も全て。
神の目線で見ても狂気と呼べる程にすべての情報が揃っている。
この情報を利用して建てられた計画は開始時刻から粛清の順番まで全て決められ、淡々と実行された。
情報伝達速度の遅さを付いて離れた場所からじわじわと潰していき、本体に情報が届かない様に粛清は進んだ。
距離の問題もおじさんの魔法で無理やり解決して後はガネーシャファミリアの人数を利用して数の暴力で対象を逃がさない。
『何というか……相手が哀れだったな』
「一応鏡を利用して確認していたが……蹂躙という言葉があれほど似合うモノはないな」
「都市外になると上限がLv3が精々だし基本1か、稀に2って所だしね」
お陰でガネーシャファミリアのメンバーを動員したら片が付く。今まで
だったらソコを補えば実行するのは簡単で……。
「いや、都市外の話ではない」
『オラリオでの話だ』
「……いやー、オッタル君凄かったねぇ」
『「解って言ってるな」』
ウラノス、フェルズペアが口を揃えて言うがそんなに言う程か?
「表向きは確かにオッタルの活躍にはするが……」
『緑の粛清、裏に関わった者たちの聴取で何度聞いたか』
「いーじゃん、おじさんだってハッチャケたい時位あるよ。だってアイツ等本当に邪魔しかしねーんだもの!」
ウラノスが鏡で見たのは死屍累々で動けない者をまるで
投げられた者への配慮等は一切無く、頭から落ちようが、四肢を砕かれようが、身体が潰れようが全く気にしない修羅であった。
深い緑で彩られていた甲冑は相手の血で汚れ、徒手空拳をメインに使った為に手足を中心に赤く黒ずんでいる。
「しかし暴れた原因がアレとは……相手に同情の一つもする」
闇派閥が何をしてきたか。
おじさんへのハニートラップだ。
……もう一度『おじさんへの
「本当はあいつ等って都市破壊じゃなくて自分の破壊を狙ってたんじゃねーの?」
「いや、あやつ等の狙いは混沌であり……」
「そもそもな話さ、混沌って何よ。弱肉強食? そんなもん今の体勢でも起こってるっつーか、むしろ加速してるじゃん。どんなルール作ろうが弱肉強食はあらゆるルールの
『アイツラの求める混沌は犯罪でありだな』
「いや、馬鹿じゃん。そんなもんオラリオに限ればギルド潰せば都市機能のほぼ全てが麻痺するんだからココを襲撃して終わり、戦える奴も居ないんだから遠距離から魔法一発でも良いし、爆弾一つでも仕掛けりゃ終わりだろ。
その後に他の神が頭角を現すなら、対象の神じゃなくて神に連なる相手を無作為に、それこそダイスか何かで決めて潰して行けば協力者も削れて、さらに推進も削れる」
『それではモンスターが』
「闇派閥的には
『うぅむ……』
「時間的猶予が長いから、だからこそ温い手を打つんだろうね。オラリオを乗っ取るのが目的でその後の事まで考えてたのかもしれないけど……100年も生きない人間相手に喧嘩売って短期決戦しないとか舐めてるのかと」
だからこそ隙は一杯あった。付け入る隙。
街角に幾つも仕掛けたカメラ、都市運用の為にギルドに収集される情報、そこからピックアップされる情報を元にマーク先を広げて相手の情報丸裸。
外との繋がりも二重三重に対象を広げて確認。
闇派閥に多少でも同意して協力しているのは粛清対象、グレーな相手にはペナルティで住んでいる土地の人間全員に詳細を話して監視要員に。
人里離れて暮らす人間はグレーでも粛清。
都市外での粛清、粛清、粛清、粛清、粛清、粛清、粛清。
血と同時に膿を出して、患部を自浄作用で治療しながら正常に……いや、ここは正直におじさんが住みやすい様に都市を作り替えていく。
「そりゃね、若けりゃ……あるいはおじさんの相手が一人ならさ……ワンチャンがあったかもしれない。でも複数人毎晩相手に必死になってる俺に女宛がうとか拷問でしかないわ‼‼‼‼」
ただでさえイシュタルファミリアの相手も何故かするハメになってるのに他の女とか死ぬわ! つーか春姫ちゃんがダークサイドに落ちるから止めろ、マジで。
「切っ掛けはアレだが本当にやってしまうのが恐ろしい所だな」
「前から潰すとは宣言してたでしょーが」
「それでも……だ。それに処刑の場面をモニターを通してとは言え強制的に見せるとは」
「馬鹿が馬鹿な事を考えない様に釘を刺しただけだろ。今後誰か降りてきたらあの映像をちゃんと見せろよ?」
「うむ……」
オラリオ近辺と都市内の粛清に関しては表に発表する通りに
だが神々の粛清に関してあおじさんがやった。
最初にリモート爆弾をおじさんのスキルで埋め込み、どう足掻いても死ぬ様にしてから肉体を改変。
運動機能を奪って、神経の感覚値を
普通の刺激が増幅した所で脳を弄って脳内麻薬……所謂苦痛等を緩和する為のエンドルフィンを
するとどうなるか。答.どれだけ痛めつけても発狂出来ない。
ギルドの発表の後、神にのみ強制的に視聴をさせられた映像は神に衝撃を与えた。
冒頭に神の名と共に番号を呼ばれ、以降は淡々と番号で呼ばれる。
首が異様に膨らんだ状態で行われる各種拷問。所々で問われる質問。
『何故貴方は闇派閥に組みしているのか?』
どれだけ答えを叫び、助けを請うても止まらない。答えを返せる思考も無くなり、悲鳴すら上げ無く疲弊した所へ
地獄の責め苦を再度味わう事合計10回。
一柱につき10本のエリクサー。ソレ等が消費されるまで映像は長く淡々と神の悲鳴が響いては萎み、響いては萎みを繰り返す。
都合10回、死ぬような傷を治され後に薬をかがされ意識の無くなった神の身体は分解されていく。
淀みなくメスが入れられ、身体の中身を晒し、記録を撮られる。
あらゆる尊厳を踏みにじり、最後には身体の中身まで暴かれ、最後に
痛みに覚醒し叫ぶ神に投げかけられる一言。
『何故貴方は闇派閥に組みしているのか?』
その言葉に返事をする前に神の首は爆発し天へと返された。
12柱分がノーカットで同時に流された、映像にして実に2時間半。
映像を見せられた神の大半は顔を青くしていた。
「ま、あの映像を見ても尚悪さする手合いの奴なら変な事考えずに都市の上位戦力を本体にぶつけるでも周囲を囲んでじわじわ〆るでも好きにしたら良いよ」
「そのような時が来ればな」
そう言ってウラノスとの会合が終わった。
◆◆◆◆◆
所変わってアラハビカ。おじさんの部屋に集まって晩酌する影がおじさんを入れて3つ。
「というのが裏というか関係者への発表ね」
「アレにまだ裏があるのかい?」
例の映像を見てゲッソリしているヘスティアちゃん。
「私とヘスティアに話しても大丈夫なのかい?」
「イシュタルちゃんとヘスティアちゃんは身内だし、何かあるとメンドクサイから。後は春姫ちゃんをダーク化させない様に説得してください、マジで」
「……アレは引っ掛かりそうになったおじさんが悪くないか?」
「毎晩に向けて身体調整するとどうしてもあの手のに引っかかり易くて……」
「いっそ春姫を抱いてやったらどうだい」
「それはちょっと……」
法的にもあとちょっとだし。
「変な所でアンタもこだわるねぇ」
「いや、ソレは一旦置いといて。粛清の話だよ」
「話逸らしたのはおじさんだけどね」
「ヘスティアちゃんは今日のビールそれで最後ね」
「あっ、ごめんごめん! 嘘! 勘弁してー! 今日は飲まないとやってられない!」
舌打ちを一つしながら追加の缶ビールとついでにツマミを出してやる。
「んで裏話だけどさ、おじさん粛清に参加したじゃん?」
「ああ」
「そうだね」
「神の粛清したじゃん?」
「そうだな」
「レポート見たけど……まぁ、ボクとしても仕方ないかなって所はまあ」
ヘスティアちゃんって本当の意味で子供っつーか孤児とかが関わると倫理観の閾値上がるよな。
「おじさんの特殊装備にイシュタルちゃんがステイタス刻んだじゃん?」
「当然だな」
「ちょっと待てぇ!」
「何だヘスティア」
「何しれっと防具にステイタスを刻んでるんだよ!」
「お前だって自分の所の
「うぐぐぐぐ」
反論が封じられた所で話を進める。
「んで、こちらの胴装備の内側に刻んだステイタスだけど……びっくり。
「「は?」」
「おい、ヘスティア。お前の所のナイフにスキルなんて生えたか?」
「ええ? いやベル君に偶に確認はしてるけどメンテナンスをちゃんとしてるか程度でそんな事は一言も……」
流石に二人も困惑気味。
「ちょっと改めておじさんのステイタスと一緒に並べてみるか」
■■■■■
フィジカルお化けおじさん
Lv.5
《基本アビリティ》
力:A811
耐久:A891
器用:S925
敏捷:S980
魔力:S999
《発展アビリティ》
超激運:S+
魔導:B
狩人:A
対人:S++
耐異常:S+
《魔法》
【テレポート】
・対象を唱える
・対象へ跳ぶ
・派生詠唱【ワールドテレポート】
・世界を超える
・日に一度のみ
・派生詠唱【テレポーテーション】
・任意の人数と跳ぶ
・人数に応じて魔力消費増大
【トラベラー】
・荷物を格納
・貯蔵量により魔力消費量増加
【精霊魔法】
・【ファイアーストーム】
・【メテオ・スウォーム】
・【トルネード・スウォーム】
・【サンダー・レイ】
・【ライト・バースト】
・【アイシクル・エッジ】
《スキル》
【幸運脂肪】
・シボウ(脂肪/死亡/志望/子房)を操る
・あらゆる害悪から体を守る(外部から精神に関する防御)
・害悪に対する自動カウンター(相手のステータス依存)
・同意がある場合に限り他者のシボウを操れる(同意書等の書類でも効果あり)
・強制幸福(麻酔効果、ON/OFF可)
【庇護脂肪】
・シボウ(脂肪/死亡)操作した者のステータスを上昇(任意)
・最大10段階
・体質操作可能
・シボウ(脂肪/死亡)消費で超サイセイ(再生/蘇生)
・庇護対象カンチ(?)
└庇護対象に関する行動時にステータス補正
・スキル使用時に魔力消費
【引継ぎ】
・シボウ(死亡/志望)時に同存在に引き継ぐ
・スキル/アビリティ/ステイタス/記憶の継承
・トリガー【死亡】
二つ名
フィジカルお化けおじさん(オラリオ)
超反射(オラリオ)
本郷猛(地球)
仮面ライダー(地球)
異世界おじさん(地球)
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特殊装備
Lv1
力:B753
耐久:S941
器用:I47
敏捷:H121
魔力:C634
《発展アビリティ》
精癒:F
《魔法》
なし
《スキル》
【
・装備者が敵と戦う際に原点の力*1を得る
・信仰(熱量)の続く限り蘇る
■■■■■
「とまぁこんな感じでスキルが生えてるのよ」
「スキル、確かに生えてるな……」
「何だろうね、日本側のも影響してるのかな?」
「信仰……オタク的な?」
「やっぱイシュタルちゃんもそう思う?」
「ソレしか無かろう? というか効果の蘇るの意味は?」
「多分
「鍛冶要らずか……無茶する時はとことんだから丁度いいかもな」
「ボクはソレよりも二つ名の所におじさんの名前があることが気になるんだけど……」
「は? そりゃ本名が別にあるからだけど?」
「……はぁ!? え? おじさんが本名じゃないの!!??」
「ちげーし! 普通に本名あるが?!」
「因みに中真 有助だぞ」
「何でイシュタルは本名知ってるのさ!?」
「実家で挨拶した時にご母堂に教えてもらった」
イシュタル の 正論パンチ
ヘスティア は 黙った
「装備なのにちゃっかりアビリティもあるな」
「コレなー、装備してる間地味に回復してるからポーションがぶのみ抑えられるのは助かる」
「っていうかおじさんの方のステイタスもアビリティ変な事になってるじゃん」
「激運先生に『超』が付いたね」
「変化は?」
「解んね」
「賭け事とかで確認してみた?」
「賭けってあんまり好きじゃないし、会社やってる以上イメージも悪くなるからやらんかな」
「因みにこれ前置きね」
「これが本命じゃないの?」
「いやー、副次効果というか。本命はあの12人に
「「……」」
とても長い沈黙の後に二人は落ち着いて口を開いた。
「まあ、おじさんだしね」
「今更だな」
「お? 意外と二人共落ち着いてる?」
「まー、おじさんだしその内かなって」
「因みにアラハビカ所属で二度と日本に戻らないって契約した医者一人に神の解剖手伝って貰ってめっちゃ調べた」
「うぉおおおおい! シレっと何してるの!?」
「尚、映像の神はダミーだ、態々拷問なんてしなかったけど麻酔無しで解剖実験やってやったぜ!」
「あ、頭が痛い……絶対お酒のせいじゃないぞコレ」
「がはは、……いやー、おじさんって今まで素人知識でスキル使ってたけどさぁ、医者監修で使うと色々えげつないわ。いや、思い込みも馬鹿にならんけど知識ベースでやるとめっちゃエグい事が色々出来過ぎるね
「今更だろ、それに
「うーん、アレはまだ習ってる最中だし」
「待ってイシュタル、ボクもう着いていけない」
「お前の所の
「……厄ネタじゃん! っていうか問題が色々あるだろ!どうやって持ち出したんだよ!」
「そりゃー、ホラ、この間のアレの関係で。勿論代わりとしてアノ人にお願いしてちゃんと同等……というか同等以上を変わりのモノとして渡したけど?」
「聞かなかった事にする」
「ヘスティア、気にするな。コイツが本気になるとオラリオどころか大陸が更地、処か死の大地になる」
「聞かない! ボクは聞かないぞ!」
「やー、流石にk「聞かないってば!」
翌日、おじさんの部屋で泥酔&半裸状態の三人が見つかり、刀を携えて暗黒春姫が降臨したのはご愛敬。
遂に落とされたギロチンは闇派閥とその主神の首を落とす
好奇心に負け故郷を捨てる契約をしてまで神の身体を開き謎を究明するアラハビカ
しれっと明かされるおじさんの本名
オタク心は信仰だった?
次回、おじさんとオッタル
※ちょっと重い感じになってるので本来のコメディに戻したい感
投稿ペースが落ちておりますが単に仕事で忙しいのでご容赦をば。
後はゲームやアニメ等でインプットの期間が来てるので仕事と相まって投稿ペース落ち気味。
最低でも週一は投稿を続けます!
関係ないけど最近ランキングでハガレンの良作がポコポコ出てて嬉しい。