【完結】フィジカルお化けおじさん、異世界へ行く3   作:タラバ554

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中々筆が進まぬ
とりあえず区切り良さそうなのでupします


111 おじさんと精霊

オラリオの二大派閥の面々……その主要人物が1か所に集まっていた。

集まった面々は何となくその立役者が誰かが分かっても居た。

 

暫くしてその人物が姿を現した時、全員の心が一つになった。

 

「集まってくれてありがとうねー」

 

「((((細くなってる!!!!??)))」

 

 

 

声は変わらず何時も通り、だがその身体、主に腹周りがスッキリしダルマの様だったシルエットは絞られ所謂ラガーマンの様な体系へと変貌していた。

 

「えー、皆が言いたい事は何となーく解ってるけど作戦には関係ない事なので無視します。これからやるのは特定階層まで移動して、事前に伝えたモンスターを倒す。これだけ。

 但し、最後の〆だけおじさんが貰う。

 シンプルに行きます。細かい事は言わん、倒せりゃ良し。指揮はファミリア毎に……と言いたいけどフレイヤファミリアは厳しそうなので両ファミリアの団長同士で決めてね」

 

そう言って、そそくさと出ていくおじさん。移動の際にはまた来ると言っていたが……。

 

「だってさ、どうする?」

「貴様なら上手い事やるのだろう、フィン。任せる」

「良いのかい?」

「あの方がアイツと約束をしている。ならばこの作戦はあの方の命令と同義だ、ソコに私情を挟む団員は居らん」

 

 

 

フィンとオッタルが指揮系統の会話をしている頃、おじさんはアスフィに依頼していた装備を受け取っていた。

 

「んで、いくつ準備できた?」

「柱を8本、箱を4つ、それとベルトのカートリッジが1つ」

「えっ、カートリッジ本当に出来たの?」

「はい、といっても最低限のエネルギーしか入って無いですけど」

 

そういって渡されたプレート状の結晶。予備があるのと無いのじゃ全然違うのでこれは有難い。

ヘスティアファミリアからの参加はおじさん、ベル君のみ。

今回Lv3以下は参加なし、Lv4でサポート、Lv5以上で戦力換算だ。

 

「ちゅー訳でベル君、宜しく」

「はい!」

「ベル君、おじさん、気を付けてね」

「はい、神様」

 

準備を終えたベル君と合流したらヘスティアちゃんとイシュタルちゃんが近寄って来た。

 

「おじ、気を付けろとは言わんが……無茶はし過ぎるなよ」

「んー、どうだろね。出来るだけ無茶はしないつもりだけど」

 

そう言って頭をかいていたら首根っこ掴まれてチューされました。ベル君居るんだけどなぁ。

あっ、ベロ入れるのはやめっ、長い長い。

暫くされるがままにしてたが長すぎるので背中をポンポンと叩いたらやっと解放された。

 

「ふぅ、続きは戻ってからだな」

「うぃっす……」

「アワワワ」

「(ギリィ)」

 

主神様、未だにベル君を食ってないのかな。あれだけ色々やってたのに……助力の方向性間違えたかな。

 

 

 

準備を済ませてから改めてフレイヤ・ロキファミリアと合流。

どうやら下手に手を組むより二点からの強襲を選択したらしい。両ファミリアの主力が件の熊型のモンスターを、他が取り巻きの狼のモンスターを担当。

取り巻きを処理次第、主力の援護という流れらしい。

 

初めにロキファミリアの主力達とテレポーテーションで76階層まで跳ぶ。

宙に浮かんだ穴を潜った者たちが一番初めに感じたのは寒さ。

広がる極寒。叩きつけてくる雪と舞い上がった潮風が体温をどんどん奪っていく。

視覚的にも寒く感じてしまう様な光景に思わずぶるりと震えてしまう。

 

「それじゃ、この辺りがあの熊型の知覚範囲ギリギリ。ここから見て右手側……向こうにフレイヤファミリアの人員を置いてくる」

「あぁ、スタートの合図は派手な奴を出すんだろう?」

「うん、んじゃフレイヤファミリアを送って来るわ」

 

そう言っておじさんは魔法で消える。

改めて周りを見渡せば以前戦った汚れた精霊の様なモノが収まった氷を腹に抱える魔物。そしてソレを十重二重と囲む狼型のモンスター。

 

「さて、皆。事前の打ち合わせ通り合図を待ってから魔法で一撃を加える。ソコからマジックユーザーは引き続き魔法の詠唱、サポートは魔剣を使っての波状攻撃、その際に前衛は接近、Lv5の者は狼型をLv6は熊型を相手だ」

 

周りを見渡せば全員気合の入った目をして目標を見据えている。

 

「アレは依頼主の目標でもあるが……ある意味ボク達の目標でもある。全員アレを倒すつもりでかかれ」

「「「「「はい!」」」」」

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