【完結】フィジカルお化けおじさん、異世界へ行く3 作:タラバ554
ベル君とヴェルフ君がlv2になった。めでたい。(正確にはベル君は既にlv2になっていたらしいが)
祝賀会という事で酒場に誘われた。精霊ちゃんをヘスティアちゃんが見てくれるというのでおじさんも参加する事に。
来た事が無い酒場だが料理も結構旨い。乾杯して酒も飲み結構いい気分になっていたら何か変なのに絡まれた。
ほうほう……レベルアップの妬みか。よくある事やな。
ベル君も無視しとき、ああいうのは自分を追い越していく奴にしか向けない感情だから、あのちっこいのは羨ましいんだろlv2になったのが。
ぼけーっと聞いてたらおじさんの事も揶揄された。
腹が出てて如何にも鈍重そう? おぉ、正解だ。ほれ、ツマミを一つおごってやろう。
おかっぱの小人族にツマミを渡したら馬鹿にされたと怒ってる。なんでやねん。
とかやってたらおかっぱ小人族がヘスティアファミリアをソロファミリアとか言い出した。……えっ? おじさん居ない子として扱われてる???
ちょっと考えたがそういや昔やらかしてからおじさんの所属ファミリアって書類上は秘匿されてたっけ。
なーるほどとスッキリして改めて酒に手を付けたらベル君がキレた。
ヘスティアちゃんが弄られたのが気に食わなかったらしい。
うんうん、ええこっちゃ。頑張れ若人!
そうやってベル君の喧嘩をツマミにしてたら酒瓶で殴られて瓶が割れました。全身酒まみれや。
後ろを振り向けたおかっぱ小人族、ダメージの無いおじさんを見て引きつった笑いしてら。なのでおじさんもニッコリ笑ってかえす。
軽く裏拳入れたらワンパンで沈んだのでそのまま放置。再度喧嘩を見てたらポニテの男が出てきた。
……なんかヤローのポニテって……うーん、おじさんの趣味じゃねーな。
とか思ってたらベル君ぼっこぼこやん、ウケル。
「おーい、ベル君。もちっとやり返せー」
「雑魚がうるせぇ……酒がまずくなる。失せやがれ」
おん? 犬っこじゃん。やっほ。
酒を片手に手を振ったら苦い顔して店から出て行った。気が付けば相手も出て行ってる。
こりゃお開きだな、お店に迷惑料とお会計してもらいましょ。
◆◆◆◆◆
今日も今日とておじさんは飯を大量に食って精霊ちゃんに栄養を渡す。
エネルギー消費は緩やかになってきてるが未だ目を覚まさん、何かアプローチしてみるべきじゃろか?
「じゃあおじさん、ボクとベル君は神の宴に参加してくるよ」
「おー、いってらっしゃい」
めかしこんだヘスティアちゃんとベル君。二人が出ていくのを見てから【トラベラー】の中身を確認する事にした。
余り多くなかった武器弾薬の類をヘルメスのアホ相手に使ったので補充を考えないと。……いっそ核でも仕入れてみようかな。中華製品なら横流しでも偶にあるからなぁ。
等と物騒な事を考えながらその日は眠りについた。
◆◆◆◆◆
翌日、ラジオ体操後の相談会で昨日の宴に関する顛末を聞いた。
ウォーゲームするんですって、ベル君を掛けて。あ、受けはしなかったんだ。
とかやっていると二人が外出する時間に、おじさんも見送りで外に出たら何か冒険者がホーム囲んでる。ベル君は咄嗟にヘスティアちゃんを抱えてホームに引き返したが、おじさんはボケーっと魔法が飛んでくるのを見てる。
魔法がホームにぶつかる寸前、アスフィちゃんお手製の防御アイテムが起動して特にホームへのダメージは無し。
ヘスティアちゃんに確認したらアポロンファミリアの襲撃らしい。……ウォーゲーム受けて無いんだよね? 何で?
◆◆◆◆◆
結局ヘスティアちゃんが何とかすると言ってベル君連れて裏口から出て行った。
んでおじさんのやる事といえば……正面玄関から出て回りに居る奴らの掃除。
取りあえずは大人の対応として口頭で
「ウチには病人居るんやぞ! そんな所に魔法ぶち込むとか殺す気か!」
そしたら無言で魔法撃って来やがった。丸盾で受ける。
一瞬球場に広がるバリアでばっちり魔法をガード。ヘファイストスさんの盾は魔法カット効果を手に入れたのだ。
当たり前だが全力のおじさんストライクで全員をひき逃げアタックしてボロ雑巾に。全員全裸にして縛り上げて壁に吊るす。
ペンキで『私達はいきなり攻撃しました』と全員に一文字ずつ書いて並べておく。その内ギルド員が来るでしょ。
空見たら雨降りそうだから干してた洗濯物取り込まないと。気絶してるこいつらはそのままで良いや。
ヘスティアファミリアホームに仕掛けられる襲撃。
だがホームはヘルメスファミリアから提供されたアイテムで防衛されていた。
次回、おじさんとウォーゲーム
おじさんの秘密……所属ファミリアが遂に明かされる!