【完結】フィジカルお化けおじさん、異世界へ行く3 作:タラバ554
ベル君とヘスティアちゃん、それにヴェルフ君も合わせて帰って来た。……PTならリリちゃんが足らんがどした?
◆◆◆◆◆
リリちゃんが攫われたらしい。まぁ、ぶっちゃけおじさんにはソコまで関係ないし、静観しとく。
「おじさんは……サポーター君との件に巻き込め無い。フレイヤファミリア、ギルドとの約束があるし……でも流石にウォーゲームには参加してもらう必要がある」
「まあソコは良いでしょ。文句言ってきたらロイマンとフレイヤの体型崩すぞって言っとき」
「やっぱそうなるか……恨まれるのボクなんだよな」
「コラテラルダメージ故、致し方なし」
「はぁ~~~っ」
テーブルに突っ伏するヘスティアちゃんを見ながらベル君はどうするのか聞いてみたら、レベルアップを目指して特訓するんだとか。
そういや庇護脂肪使ってねーからここらで使っておこう。ベル君のステイタスを全体的に2段階ずつ上げておいた。
◆◆◆◆◆
数日間は仮病で期間を延ばしてヘスティアちゃんが神の会合に参加。そこで決まった戦闘形式は攻城戦らしい。
「攻城戦ねぇ……」
「おじさんの魔法でドカンとやってしまうのは?」
「いや、さすがに精霊ちゃん連れて行けないし無理ゾ?」
「やっぱりかぁ」
というかねヘスティアちゃん、おじさんの疑問。
「うん? 何だい?」
「何処まで許容されるの? そのウォーゲーム。報酬的な意味も含めて」
ウォーゲームの詳細を聞いて一つ思い浮かんだ事がある。
「うぇ!? それは……出来る出来ないで言えば出来るけど……ギルドが黙っちゃいないぜ?」
「でもギルドってさ、実際肝心要の部分って主神のウラノスだけでしょ? ガワの部分が消し飛んでもなんも問題なくね?」
「いやいや、消し飛ばしちゃ駄目だって! アレでも情報の管理とか買取は大事なんだよ?!」
「だからソレを代行する組織を作れば良いだけじゃん。ぶっちゃけ旨味を吸い上げてるのは良いとしても色々と強要されるのめんどくさい。
今だっておじさんにドロップアイテムの納品の催促来てるのヘスティアちゃんも知ってるっしょ?」
今までのクエスト消化が当たり前みたいに催促されるとメンドクサイのじゃよ。
「それはそうだけど」
「まぁ最悪おじさんが精霊ちゃん連れてオラリオから出れば済む話だけどさ」
「それもどうかな……おじさんlv4だしギルドは簡単に手放そうとはしないと思うよ」
「本気で止められると思う?」
「いや……絶対無理」
「でしょー?」
さてさて、ウォーゲームに向けて地球に仕入れに行ってくるぜ!
「程々に頼むよ?」
フリですね? 分かります。
「本当に頼むよ!?」
◆◆◆◆◆
色々と仕入れに時間かけて帰ってきたら何かファミリアの団員が増えてた。
おじさんが基本的に動かないからウォーゲームにも参加しないと思ってた? だから所属変えてまでウォーゲームに参加?
ははっ、ウケル。……いや、ちゃんと参加するよ!?
流石にファミリア同士の正式な戦いだし……非公式だとちょっとアレだけど。
さて、残り時間もあんまり無いし、早速用意したモノの中身を今回用にダウングレードしねーと。
「という訳で、おじさんは地下室に籠るからヘスティアちゃんは精霊ちゃんの事宜しく」
「ああ、任せておきな。サポーター君や命君が居る今、彼女一人の面倒は余裕なのさ!」
頼もしい言葉を聞いてから元ヘスティアちゃんの寝室、現バイオハザードルームへ入り扉を閉める。
【トラベラー】から取り出した筒を防護服越しに掴み開封する。
筒から出てきたのは連なった丸いカプセル群。ソレ等を一つずつに取り分けて投てきできる様に加工。
コレは基本的に使う機会は無いだろうけど用意だけはしておこう。
そして本命のモノを取り出す……余りに辛いのでこんな場所でなければ取り出せないし、下手すれば防護服も焼却処分だ。慎重に細工をしなければ。
地球から仕入れてきた怪しいブツ、改造された元寝室で弄られるソレは……
次回、おじさんとウォーゲーム2
流れる涙を止める術はあるのか。