【完結】フィジカルお化けおじさん、異世界へ行く3   作:タラバ554

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21 おじさんと娼館2

春姫ちゃんとの会話は結構盛り上がった。何せエンタメが少ない世界だ。

地球のエンタメ……主に人気の映画を語るだけでかなり場が持つ。

 

「ふえー、話過ぎて疲れた」

「わたくしばかり聞いてすみません」

「いや、偶には話す側も良いよねー」

 

そう言いながらお茶を飲む。和室で奇麗な子が居て好きに会話する。贅沢な時間じゃ。

まぁそればっかりではアカンので真面目な話もしよう。

 

「因みに数日前に春姫ちゃんにウチの団長が会って助けられたって言ってたな。ありがとうね」

「団長……ですか?

「そ、ベル・クラネルって言うの」

「ベル様! 英雄譚を一晩話させてもらいました」

「そのベル君、今は命ちゃん達と一緒にダンジョンに潜ってるんじゃねーかな」

 

途端にテンションが下がって来た。

 

「そうですか……」

「君の事を身請けしたいんだってさ」

「えっ?」

「身請け」

 

言葉の意味が理解出来たのか大きく目を見開いておじさんに詰め寄ってくる。

 

「そんな! 駄目です!」

「駄目? 何で?」

「わたくしは汚れています! こんな汚れているわたくしを……」

 

……えーっとボケてるのか? それとも突っ込み待ち?

 

「因みに春姫ちゃんってさ」

「はい」

「ちゃんと仕事してるの?」

「はい?」

「夜の仕事」

「そっそれは勿論!」

 

いや……絶対嘘じゃん。夜のねーちゃんがそんな顔赤くなんてしねーよ。

 

「嘘ではございません!」

「おー、それじゃあおじさんの相手をして貰おうか」

「もっ、勿論でございます!」

 

◆◆◆◆◆

 

案の定というか、気絶したわ。そして直ぐに変わりの獣人の子が入って来た。

 

「ごめんねー、この子何時もこんな感じでさ」

「何時も?」

「そ、向いてないんだから客取らなくて良いって言ってんのに」

「でもこの子娼婦なんでしょ?」

「まー他の役目があるからね……ってこんな話は良いから隣の部屋に行こう!」

「うぃー(他の役目ねぇ)」

 

◆◆◆◆◆

 

「~~~~~っ♡♡♡♡!?! ♡♡♡!! !!!???!?♡♡♡♡!??!?♡♡♡♡♡?!!!」

 

獣人の子に幸福脂肪使って強制的に絶頂してもろて一人ゆっくりと酒を飲む。頭とろけた状態で質問したら色々喋ってくれた。

客の相手が出来ない娼婦を態々囲っている理由も理解した。そんでもってあのアイテムが必要な理由も。

さーて、どうしよう。タイムリミットが大分近いぞ。

 

◆◆◆◆◆

 

ホームにて

 

「ちゅー訳で、多分満月になったら多分」

 

右手で首を斬るジェスチャー。

 

「それは……うーん」

「ベル君達はまだダンジョン?」

「ああ、泊りがけで中層を攻略中だ」

「まーじでタイミングが悪いな」

「おじさん」

「ん?」

 

真面目な顔してどうした?

 

「主神として、おじさんにお願いするよ。春姫君を助けてやってくれ」

「……はーっ、何処までも家族に甘いねぇヘスティアちゃんは」

「ふふっ、そういうおじさんだって、何だかんだこういうのは断らないじゃないか」

「いや? 嫌な時は嫌っておじさん言うけど?」

 

途端に顔がぶさいくになるヘスティアちゃん。

 

「かー! こういう時は笑って肯定する所じゃないか!!!」

「だっはっはっはっは!」

 

取り合えずタケミカヅチさんへの報告は宜しくー。

 

◆◆◆◆◆

 

こそこそ隠れて春姫ちゃん探してたけど……なしてベル君、命ちゃんと居るん?

あっ、アマゾネスに春姫ちゃん攫われた。……いや、態々説明するんかーい。

 

「なら戦争だね! お前らのファミリアとも!」

「OK、そうしよう」

 

アマゾネスの直ぐ後ろまでスニーキングしてたおじさん、そう言って春姫ちゃんゲットー。

 

「!?」

「おじさん!?」

「がはは! あばよー、とっつぁ~ん!」

「きゃあ!」

 

ストライク(脚)でオサラバ!

 

「テメェ!? 戦争しようってのか!」

「応!!!」

「おじさん!?」

 

春姫ちゃんを抱えたまま数軒先の屋根に降り立つ。んっで力一杯に宣言してやろう。

この歓楽街全体に響く様に!!!!

 

「いいか! この子はおじさんが預かった! 取返したけりゃ取返しに来い!!! 但し!!!!

 戦争なら女も容赦しねぇ! 加減もしねぇ! おじさんの家族に手をだすなら滅ぼおおおぉぉおおす‼‼‼‼‼‼」

「あんた……」

「全面戦争大いに結構。おじさんはイシュタルファミリアを潰しても全然良いんだぜ?」




感動系に意外と弱いおじさんはヘスティアちゃんのお願いにハッスルしてしまう。

イシュタルファミリアはどうなるの!?

次回、おじさんと娼婦

おじさん全力です。
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