【完結】フィジカルお化けおじさん、異世界へ行く3 作:タラバ554
宣言してから直ぐに大量のアマゾネスが武器を持って寄って来た。春姫ちゃんの確保が最優先なので抱きかかえたまま戦闘開始。
囲まれないように移動しつつ、近寄ってきたら足で防いでそのままカウンター。二人までなら蹴りで倒すがそれ以上はやりづらい。
「あっあの! おじさま!」
「はいはい!? 何? 春姫ちゃん!」
「お、下ろしてください!」
「それは駄目駄目!」
「何故ですか!」
ストライク(脚)で逃げ回りながら問答を繰り返す。
「だって君死ぬつもりでしょ? 今夜」
「それは……」
「ソレはおじさんが却下します。さっき宣言したけどおじさんが君を貰うのでイシュタルファミリアには渡しません」
「そんな! それでは貴方方のファミリアに迷惑が!」
「うっせぇ!」
「ひぇ」
「ガタガタ言わんと生きる事考えとけ! 自殺しても何も面白い事無いぞ!! 生きて楽しめ! おじさんの経験則だ!!!!」
飛び掛かってくるアマゾネスを蹴り飛ばしながら突き進む。
というか流石に集まりすぎだ! 手が足りなくなる!
歓楽街って場所を荒らしているから今更だが、それでもおじさんの良心が痛むので使わなかったが……こうなりゃ仕方ない。使わせてもらうぞ!
「おら! 逃げなきゃ社会的に死ぬぞ!」
そう言って投げる缶詰爆弾。シュールストレミング。
3つ程投げたソレ等は建物に当たり爆発、内容物が周囲に飛散する。
さすがのアマゾネスもこの匂いは堪えたのか足が止まった。
この隙にオサラバだぜ~!
◆◆◆◆◆
アマゾネスを撒いて適当な娼館へ紛れ込む。暫く隠れて休憩することに。
小腹が減ったので置いてあるモノをちょいと拝借して口にする。
「あの……おじさま」
「うぃ?」
「何故わたくしを……春姫を助けたのでしょうか?」
手招きして座布団へと座らせる。
「んー……大人としての義務?」
「義務……でございますか?」
「おじさんの故郷だと春姫ちゃんってギリギリ子供なのよ。子供が自殺しようとしたら止めるでしょ」
「……あの、それだけなのですか?」
「そうだけど?」
「それだけでイシュタルファミリアと事を構えるのですか!?」
感極まって泣いちゃったよ。近寄って頭を撫でる。
「子供が難しい事考えなくても良いって。大人のおじさんが何とかすっから」
「うっ、うあぁああああああ~~~~」
「あ~、はいはい。泣くな泣くな」
◆◆◆◆◆
暫く泣いた春姫ちゃんを布団で横にしてたら壁をぶち破ってフリュネが来た。
「お~、美人さんの登場か」
「へぇ、オマエ、アタイの美貌が分かるのかい」
「応、んで? 美人がこの子を取返しに来たと?」
「ああそうさ! 春姫はイシュタルファミリアの要になるんだ。オマエをぶちのめして春姫は返してもらうよ。ああ、オマエは特別にアタイが飼ってやる。久々に楽しめそうだ♡」
「そりゃ魅力的なアピールだけど、おじさんも大人として、男として子供との約束は守りたい派なのよ」
気合を入れて徒手で構える。
「かかって来いやぁ!!!」
◆◆◆◆◆
戦斧の振り下ろしを潜り抜けフリュネの腹をけり上げる。一瞬浮くが戦斧の振返しが来る。
斧の柄の部分を腕で受けて反動で飛び上がりかかと落としを頭へお見舞いする。
「ぐぅ~~~、美人に対する対応がなって無いじゃないか!」
「馬鹿が! アマゾネスなら戦闘は大好物だろうが! たっぷり楽しめ!」
「言うじゃないか! ますます気に入ったよ!」
応酬が周囲の建物を倒壊させながら尚、衝撃は広がっていく。
フリュネの攻撃は多少当たりはするものの基本的には避けられ、おじさんの打撃はフリュネの体に当たり体力を削っていく。
「く~~~ッ、ちょこまかと動きやがって! 男らしく無いね!」
「ほー? 男らしいのがお好み? んじゃリクエストにお応えして」
おじさんはそう言って周囲の壁を蹴ると途端にフリュネの視認出来る速度を超えて辺りを跳ねまわる。
「なっ、何だいこの速度は! お前はlv4のはずだろうが!」
反射速度をそのままに右手にため込んだ力をフリュネの腹、ど真ん中に叩き込みイシュタルファミリアのホームへと吹き飛ばす。
「ぐっげっへ~~~~~っ!!!!!」
「ぷー、春姫ちゃん抱えてなけりゃテメーを犯す所だったゾイ」
一仕事終えて春姫ちゃんを拾いに行ったら……居なかった。
……NO~~~~~~~~~~~~~~~~‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼
フリュネを撃退したおじさん、だが戦闘が終わると春姫ちゃんが消えていた
おじさんは春姫ちゃん救出が間に合うのか?
次回、おじさんと娼婦2
遂に神も動き出す