【完結】フィジカルお化けおじさん、異世界へ行く3   作:タラバ554

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全然話進まない!?
まぁそういう事もあるか……


33 おじさんと建築2

翌日、起きてリビングに行くとヘスティアちゃんがソファで横になっていた。どうやらアニメ見てそのまま寝たらしい。

 

「ヘスティアちゃん、朝だぜ」

「うーん、あと5ふん」

 

何時も通りに朝が弱い。ヘスティアちゃんは放っておいて朝食の準備をする。

と言ってもご飯炊いてインスタント味噌汁。イシュタルちゃんにちょっと出かけるのでヘスティアちゃんと居る様に言ってから近所のコンビニで追加のおかずを数点買ってから帰宅。

帰り着くと流石にヘスティアちゃんも起きていた。

 

「おじさんおはよ~」

「おはよう。顔洗ってきなよ、イシュタルちゃん案内してあげて」

 

そう言うとヘスティアちゃんの手を取って洗面台へ案内するイシュタルちゃん。何かコッチの世界来てからめっちゃ簡単に言う事聞いてくれるな……向こうだとしがみ付きっぱなしだったのに。

首を捻りつつ買って来たおかずとご飯を並べる。

 

「なあ、おじさん」

「どしたの?」

「昨日も思ったけどさ……これ、無理してないかい? 結構なごちそうじゃないかい?」

 

指さしてるのはコンビニのお惣菜……。

 

「普通に買える……というかそんな高い値段じゃないけど」

「そうなのかい? だって味はしっかりしてるし、オラリオならソコソコの値段がするような品だと思うけど」

「ヴァリス換算だと……全部ひっくるめて200ヴァリス位だけど」

「は? これ全部で?」

「うん」

「安すぎじゃないか!?」

 

そんな事言われても……こっちだとじゃが丸君なんて1個5ヴァリス位の値段になるぞ?

 

「5ヴァリス……何だいこの世界とオラリオの金銭の落差は……、というかこの食事はじゃが丸君40個相当なのか……」

 

何故じゃが丸君換算……。

朝食を終えて落ち浮いた所で通販の時間だ。

 

「通販?」

「まずは服を買います」

「これじゃ駄目なのかい?」

 

そう言ってから自分の服を指すヘスティアちゃん。胸を揺らす謎青紐もそうだが……。

 

「おじさんの国じゃね……君の格好って基本痴女なんだよ」

「痴女!?」

「後、前から思ってたけど下着もダサいし」

「ダサっ!?!?」

「という訳で、イシュタルちゃんとヘスティアちゃんにはおじさんがコンビニで買って来たファッション誌から良さそうな服を身繕いなさい。サイズは……まあ、フリーサイズ買ってから後で店でちゃんとしたの買おう」

 

◆◆◆◆◆

 

あの後必死の形相でファッション誌見てたイシュタルちゃんとヘスティアちゃんがコレというモノをネットで購入した。その際、ヘスティアちゃんが商品名をしれっと言ってきたのでどうして分かったのか聞いたら普通に読めるし、昨日見たアニメも普通に音声を聞き取れたという。

考えてなかったけどおじさんもオラリオの読み書きっていつの間にか出来てた……もしかして【ワールドテレポート】の作用?

ちょっと疑問が出てきたが……まあ便利だから良いかと疑問を横にやる。

 

速達で洋服を受け取ってから早速着替えて服を買いに車でユニクロへ。

喋れないイシュタルちゃんもだがヘスティアちゃんと一緒に車と街並み、そして店の商品に非常に驚いていた。既製品の概念はオラリオにもあるけど基本不揃いだもんね。

店員に聞いてリしながら衣装を選ぶこと1時間。女性の買い物としては早く終わったと思いながらさっさと会計を済ませて昼飯へ。

外人さんに振る舞う食事の代表格となるとどうしても寿司のイメージがあるので回転ずしをチョイス。オラリオじゃ海鮮なんて食う機会が少ない二人は大変喜んでくれた様だ。

 

「どう? 生だから嫌がる人は嫌がるんだけど」

「ボクは平気だよ」

「イシュタルちゃんは……」

 

目をキラキラさせながら首を縦に振り肯定している。大丈夫っぽいな。

食事が始まればヘスティアちゃんは元気いっぱいに頬張り、イシュタルちゃんは上品に食事を取る。やっぱそれなりのお店に出る機会とかあったのかね?

 

食事を終えてからは一度病院へ。そこでイシュタルちゃんを一度診てもらい、ついでに精霊ちゃん用に車椅子を購入。カウンセリングして複数の薬を処方された。

ただカウンセリングしてもらった所、そこまで悪い状態ではないと言う。

ストレスの原因から切り離されている為とか医者が言うが……もしかしてコッチに来てる状態が精神的に良いのか? それからおじさんへの依存もやっぱり見られると。まあ、それは正直分かってたので別に良いや。

 

取り合えず経過観察という事で薬の処方と定期的な検診という結果になった。打倒な結果なんで特に問題なし。週1回の診察を取り付けてオラリオに戻ろうとなったんだが……。

 

「下着を買いたい?」

「そうだ! おじさんがボクの下着をダサイなんて言う位だ! こっちの下着は凄いんだろう!?」

「凄いっちゃぁ凄いけど……見せる相手居ないでしょ。処女神なんだし」

「うっ、いや! この先必要になるかもしれないじゃないか!」

「ベル君相手に?」

「~~~~そうだよ!」

「そんな赤くならんでも良いじゃない……」

 

顔真っ赤にしながら喚くヘスティアちゃん。それを眺めてたらイシュタルちゃんに袖を引っ張られ、じっとこちらを見てくる。

 

「もしかしてイシュタルちゃんも?」

 

真剣な目で頷くので携帯でランジェリーショップを調べて向かう。

好きに買ってくれって事で店員さんにお願いして商品を見せてもらう事に。選び終わったらおじさんの携帯に電話して貰うよう言ってから量販店とホームセンターで必要なモノを大量に買い込んで配達して貰う事に。

それなりに時間が経っておじさんの買い物が粗方終わったが連絡が来ない。気になってランジェリーショップに行ったら未だに選んでた……どうやら下着の値段見て悩んだらしい。

迷惑料も兼ねて今まで選んだ下着をサイズ合わせて全部買い上げ、こっちも後日届けてくれるようにして数点だけ手持ちで持ち帰る。

 

何かアホ程疲れたがどうせオラリオに戻るから良いかと考えてたが……後日SNS見てたらおじさんを含む3人の写真がUPされてるのを見つけた……ネットリテラシー。

当然と言うか、美人っつー事で拡散されるわ、一緒に居る奴は誰だ? って事でおじさんにも飛び火するし……。

弁護士雇って速攻で訴えた。

ついでにおじさん関連の写真をUPしたら即刻検知して報告と同時に削除されるようにお抱え企業に委託。併せて訴える手筈も整えたので写真を利用した連中には漏れなく高額請求が届くことになる。

 

……因みにぶんどった金額は経費を除いて、全額弁護士の方に送る事にしているので非常に仕事熱心にやってくれた事を此処に示しておく。

おかげでおじさんは一種のブラクラ扱いされるようになったけど、実害あるよりは良いと思う事にした。




神が日本語を学び、アニメを見る

エンタメを理解した神々、娯楽の門が今開く

次回、おじさんと建築3

消費社会の大量の生産に驚く神々









オカシイ……もっとさっと終わらせて話が転がるはずだったのに。
沢山の感想と評価、誤字報告。本当にありがとうございます。
返信はしてないですが全部目を通してます。
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