【完結】フィジカルお化けおじさん、異世界へ行く3   作:タラバ554

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52 おじさんと実家

目が覚めて2日は検査入院し、3日目で退院。その間に親に金を渡して旅館の支払いを済ませたり、精霊ちゃんとイシュタルちゃんの面倒を見てもらってた。

んで実家に帰ってみたら……めっちゃ親族集まってた……。

 

「何この状況」

「あんたが病院から帰って来るって言うから皆集まったのよ」

「母さん」

「おう〇〇! 帰ったか」

「親父、何で皆集まってんの」

「おめーが帰って来たからだろ? おめーが連れて来た子二人も奥で待ってんぞ?」

 

座敷に通されてみれば集まってる姉妹と親戚一同。そして皆が読んでるダンまち……。

 

「何だろう。親戚一同に黒歴史見られてる気がするんだけど」

「そんな事より」

「ねーちゃん、そんな事って……」

「アンタ実際精霊ちゃんとイシュタルさんどっちと結婚すんのよ」

「……いや、どっちも病人だからそんなの今考えてないけど……」

「はぁ!? 病気なんて直ぐ治るでしょ! なんでアンタ先を考えてないの! 昔っからアンタそういう所あるよね」

「おっ、おう……」

 

姉妹全員に睨まれると何も言い返せねぇ……向こうは全員既婚者&子持ち。こっちは独身。

しかし結婚……まて、結婚ってこっちで?

 

「えぇ……戸籍とかどうするんだ?」

「そんなもの取得すりゃいいじゃないか」

「親父」

「昔ウチで雇った外人さんの就労ビザ無かった時は改めてビザ発行したり、こっちで結婚する時に戸籍取ったりしたもんよ。そこら辺は心配せんでもこっちで何とかしたる」

 

ワーオ、外堀埋まってら……。

 

「んで、おめーどっちが嫁さんでどっちがお妾さんなんだ?」

 

ブッホ

 

「はぁ!?」

「日本だと二人と同時に結婚は出来んからどっちかとするしかなかろ? ってなると現実的にそうなるだろ」

「それはそう……だけど」

「ほれ、親戚の皆はおめーが結婚すんならどっちでも良いと思っとるけど。当人たちはどっちかはっきりさせといた方がよかろ」

 

精霊ちゃんとイシュタルちゃんを見る。二人共親戚や家族と和気あいあいと話してる。

片言状態でもあれだけ話せるんだから意思疎通は良いとして……えぇ~、もっと先の話だと思ってたから棚上げしてたんだよな。

 

………………………………………何も思い浮かばん。

 

「おめーが答え出せねーんなら、あの子達と話せ。もしかしたらおめーフラれるかもしんねーぞ」

「……あー、そういうパターン」

「ちったぁ否定しろよ」

「否定出来る様な容姿じゃねぇし」

 

結局親戚が集まってる和室に行ったら全員にもみくちゃにされてそんな話をする雰囲気にはならなかった。久々に兄妹全員と姉妹の夫、子供合わせて全員集まったのでぶっちゃけコレだけで疲れるし親戚のおじさんおばさんも合わさり対応するだけで体力が残らない。

結局落ち着いたのは全員が帰った2日後。

 

「あー、きっつ」

「おじ、体力無いな」

「ナイナー」

「何で二人は平気な訳? 子供相手してたから俺より疲れそうなのに」

「私、戦の神でもある。家、女の戦場」

「センジョー」

 

二人して胸を張りフンスと鼻息が荒い。こういう所は絶対女性には勝てないな……。

その後親父と母さんも一緒に5人で色々と話をした。そもそもどうやって知り合ったのかから、俺が異世界に行くきっかけだとか、スキルの話だとか。

その結果、両親にスキルを使って見た目若返り、年齢からの体の痛みを解消しておいた。

で、当然俺自身に使えないかという話になるが……自分の容姿は気にしてないので基本的に弄るつもりが無いとはっきり言っておく。

 

「あんた妙な所で達観してたけどそういう事」

「おめーがソレで良いなら良いけどよぉ」

「何だよ」

「おめーがムチャクチャやるのは血筋だろうけど、そーいう裏付けもあったんだなって思ってな」

「小学生の時の?」

「2年だっけか? 暴走族潰して来たろ」

「3年の時はカツアゲしてきた中学生の顔潰すし」

「確か6年まで大人しくしてたと思ったらいちゃもん付けて来た別の土木組のにーちゃん畳んで来るわ」

「中学は中学で妙な騒動をアホみたいに起こすし」

「とーちゃんもアレは流石に肝が冷えたなー。ホラ、理科の実験で……」

「あー、爆弾作った奴?」

「結局警察が出てくるハメになったからな」

「高校入ったら女遊びばっかりしだして……」

「それ言うなら大学で……」

 

親父、母さん止めてくれ。

ぬおおおお、精霊ちゃんとイシュタルちゃんにそんな目で見られたくないんじゃが。

心が! 心が痛い!

 

精神的負荷を感じながらもこういう馬鹿っぽい会話で笑い実家の料理を食べて力を抜く。

結局そこからは地元で精霊ちゃん、イシュタルちゃんを連れまわし、おじさんの同級生や家族と一緒にあちこちに出かけて遊びまわった。

1か月のリフレッシュの間に二人と結婚式もどきをしたり、二人分の戸籍を取ってみたり。

話し合ったけど俺には決めきれなくて、結局家族の母、姉妹と二人が色々話し合って最終的に日本じゃ精霊ちゃんと、オラリオではイシュタルちゃんと婚姻を結ぶって話に決定した。

話が決まってからは準備に奔走してたが、楽しい毎日だった。

 

さて、オラリオ戻ったらアラハビカ作り再開すっかぁ!




家族と親戚に異世界珍道中がばれたおじさん

何やら色々と動き出している様で……

次回、おじさんとアラハビカ

リフレッシュしたおじさん、何を行うのか




※迷惑系youtuberはガッツリ訴えられて賠償金取られてます。
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