【完結】フィジカルお化けおじさん、異世界へ行く3 作:タラバ554
どれかに偏るかなと思ってたけどめっちゃ僅差で悩ましいw
「おらー! キリキリ働けー!」
「おじさん、コレこっちで良いのか?」
「あーソレは図面のこの位置だから……反対側だな」
「コイツは?」
「ソレは別の部屋。レイが居る所だな」
現在アラハビカでは建築ラッシュ中。急ピッチで色んな建物を建築、コレ等が一段落したら今度は城壁を作る必要があるので大忙しだ。
因みに色々とスキルで試行錯誤中してるが人と違う部分を弄るのがかなり手間取っている。
でもぶっちゃけ無理やり人の手の形にするとか足の形にする事は出来る。
が、そうすると骨とか筋肉とかがスカスカになったり姿勢自体を変える事になるので調整がくっそ時間かかる。
コレを良しとするかはゼノスの中でも議論がされており良いと思った者だけで対応中だ。いずれサイズの違いはあれど人と同じにはなると思う……その為には人体と動物や昆虫の勉強が必要なのでおじさん世界の本で色々調べものを続けてる。
「おじさん」
「お? ゴブリンの……えーっと、ごめん。名前何だっけ」
「オルツ」
「オルツか、そんで? 何?」
「おじさんがやってくれるアレ。何て呼べばいい?」
「……あれ?」
「人みたいになるやつ」
「あー……どうしよう。(整形って言えば何かマイナスイメージあるし)あっ!」
「?」
「『ヒッポロ系ニャポーン』でよろしく」
「ひっ、ひっぽろ?」
「ヒッポロ系ニャポーン」
「ひっぽろ系……にゃぽーん?」
「そうそう、ヒッポロ系ニャポーン」
やはり元ネタは踏襲したいおじさんなのだ。自分の裁量が許される所は踏襲したいじゃない。
今後この町での整形は『ヒッポロ系ニャポーン』と呼ぶ!
◆◆◆◆◆
アラハビカの工事を終わらせてテレポートでホームにて戻り休む。一応ディアンケヒトファミリアで診てもらったがどうやらベル君には呪いがかけられているらしい。
しかも掛けて放置というタイプではなく掛け続けている状態らしく、術者と対象が繋がっているので第三者である戦場の聖女の解呪が通らないんだとか。
取りあえず栄養だけはおじさんのスキルで賄ってるが、二人の治療の目途が立ったと思ったらまさかのベル君が倒れる事になるなんて思ってもみなかった。
そんなベル君を見ながらちらりと目を横にやればすっぽんぽんで寝てるヘスティアちゃん。
まぁ普段より早く戻って来たおじさんですけどね。意識の無いベル君に変な事してない? この主神。
おじさんは自覚ある変態だしオープンスケベでPTOは守る方だけど……まさか神の性癖を垣間見る事になるとは・……。
寝取り……いや睡眠姦? 最近の流行りだとNPC姦とか……。ショタを自分色に染めるとかそういう奴か?
うーん、何にしろ業が深い。
流石に見なかった事にしておこう。一応ドアに付箋を貼って……。これでよし。
『程々にね』
◆◆◆◆◆
そんな感じでベル君の治療しつつ、他のメンバーの治療も並行して実施。まあ、言うてポーションで殆ど治ってるので軽く体の筋肉のズレを治したりする程度だけど。
「で、おじさんは何で呼び出されたんでしょうか? アミッド・テアサナーレちゃん」
「私の事はアミッドとお呼びください」
「はあ、では改めてアミッドちゃん、おじさんに何用?」
早い所アラハビカで結婚式場完成させたいんだが。
「おじさんがファミリアの方に行っている治療を教えていただきたいのです」
「……はあ?」
聞いてみたら外傷以外の治療法に興味があって呼び出したと……何かと思えばそんな事かい。とは言え教える旨味がおじさんには無いし、時間も無い。なのでお断りします。
「そこを何とか!」
「だって今忙しいし」
「では暇が出来てからで良いのです!」
「えーー……」
マッサージ位こっちにでも有るだろうに何故おじさんなのだ。極東組ならこの手の情報ありそうだけど。
「あ、それは命さんに確認したんですが『アレが出来るのはおじ殿だけだ』とおっしゃられたので」
「(命ちゃん……)兎も角、おじさん忙しいので無理っす」
「ああ! せめてアレの名前だけでも!」
「……ヒッポロ系ニャポーンです」
「は?」
「だから、ヒッポロ系ニャポーン」
「ヒッポロ系ニャポーン……」
「じゃ、そういう事で」
はよアラハビカの施設完成させなきゃ。
見て見ぬふりをするおじさん
タガが外れつつあるおじさん
次回、おじさんと式場2
ヘルメス動く
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