【完結】フィジカルお化けおじさん、異世界へ行く3   作:タラバ554

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何か最近展開遅くなってきてたので意図的に加速
飛ばし過ぎ感もあるけど……まぁこんなもんで良いでしょ!


57 おじさんと異世界

あれから数か月、おじさんの活動比重は日本にあった。

というのも会社の体で募集を掛けてるので手続きにおじさんのサインやらハンコが必要で書類仕事だけでクッソ忙しい。

人雇って面倒で投げれる所は投げてるけどそれでも尚書類仕事は性に合わなくて疲れる。まぁそれも山場は超えたので最後の踏ん張りだ。

 

「社長、コレで今日は最後です」

「あー、ありがと。……はい、OKです。それじゃあコレも処理お願いします」

「承りました」

「それじゃあ次は来週、月曜には一度メールするんで」

「はい、それまでにまとめておきます」

「うん、それまでは在宅勤務でも全然良いので宜しく」

「承知しました」

 

そうやって事務兼秘書さんにお願いして会社を出る。会社を出たらさっさと駐車場の隅で【テレポート】して自宅へ。

帰ると精霊ちゃんが迎えてくれた。

 

「おじさん、おかえり」

「精霊ちゃん、ただいま」

 

あれから精霊ちゃんは日本に限りすっかり話せる様になった。そして向こうで眠り続けるのは彼女が『分身体』である事が原因と話された。

彼女曰く、向こうでは本体に引っ張られ精神がリンクするのだとか、そしてその影響で起きて話す事も出来ない。もっと言えば魂が引っ張られている影響で時期に衰弱して行くとも言われた。

それからは基本彼女は日本に身を置き、おじさんの家族と過ごしてもらっている。

文字通り異心同体となった事のある身なので見捨てるという選択肢は無い。せめて安らかな最後とは思う。

で、当然ながら彼女とも結婚式を行った。綺麗に笑う彼女に目を奪われ、誓いのキスをしとても満たされる式なのに彼女が死ぬという事が信じられない。

せめて最後まで幸せを沢山残そうと思う。

目を背けると後悔しかしないという事だけは経験則で嫌と言う程『知って』いるから。

 

◇◇◇◇◇

 

精霊ちゃんの寿命が分かってからは彼女中心の生活をしていたがオラリオで動きがあった。闇派閥の何とかって(元?)団長が動いたとの連絡がイシュタルちゃんからチャットで来た。

どっから聞きつけたのかアラハビカへの襲撃を行うらしい。何だろう、心穏やかに過ごしてた所へ土足でズカズカと入られると怒りとかよりもスンと感情OFFになるのは。

 

「という訳で精霊ちゃん、ちょこっと行ってくる」

「あっ、待って」

「ん?」

「はいこれ」

 

渡されたのは安全祈願のお守り。やる気出て来た。

 

「んじゃ、ちゃちゃっと片付けて戻って来るから」

「うん、いってらっしゃい」

「対象:イシュタルちゃん 『ワールドテレポート』」

 

「じゃあね……おじさん」

 

◇◇◇◇◇

 

「イシュタルちゃん、来たよ」

「ん、おじか。要点をまとめた物をプリントアウトしておいたぞ」

「おー、さんきゅ」

 

受け取った用紙を見れば相手がアラハビカを襲撃する日付と構成員がつらつらと書かれている。

向こうの最高戦力はディックス・ペルディクスのlv5。次に……バルカ・ペルディクスのlv4。

どっちもペルディクス……兄弟かぁ。 他にも色々な派閥からちょいちょい出て来てるね。

 

「これファミリア自体も黒?」

「いや、大半は個人が黒でファミリアは白。グレーな所もあるが黒と言えるのはベルディクス兄妹のファミリア位だ」

「うーん、イケロスは追放されてるし、そうなると成果はタナトスファミリアだけかぁ」

 

もうちょっと釣れるかと思ったけど駄目だったか。ま、何事も一歩ずつって事で。

 

「じゃあ、早速動いてくるね。ウラノスに伝言ある?」

「『私の旦那を使う以上失敗は許さん』と言っておいて」

「あいあい」

 

テレポートでウラノスと会い、ガネーシャを呼び出してウラノス、フェルズ、ガネーシャと話し合う。

相手はlv5、4,3、2と闇派閥でも力がある相手が集まってる。コレを叩き潰せば力を削れるという意味ではリターンとしては悪くない。

 

「んで、潰すのは確定としてガネーシャファミリアから人手が欲しいんだけど」

「オレがガネーシャだ!」

「はいはい、ガネーシャだね。んで、人は出せるの?」

「うむ、イルタを出そう! それから人数として50名程、細かい部分はモダーカに聞いてくれ!」

「モダーカ?」

「ウチの細々した事を担当している奴だ! 苦労人なだけあって細かい事が得意だゾウ!」

「んじゃそのモダーカさんとイルタさんってのを中心に話詰めればいいか。(駄目押しが欲しいな。ちょっとヘスティアちゃんに相談すっかな)」

『所でオジサン』

「どったの? フェルズ」

 

アラハビカの防衛を思案していたらフェルズが懐から何かを取り出しながら此方へ話しかけて来た。

 

『以前頼まれていたモノだ。こんなもので良いのか?』

「おっ、マジか。検証した?」

『いや、流石に使う相手を見つける暇が無くてな』

「そっか、でも十分だ。ありがとね」

 

そう言って貰った者を懐へと仕舞う。必要なモノはこれで大体揃った、後は……おじさんが用意したらいけるか?




動き出す闇派閥

準備するおじさん

アラハビカとゼノス達の行方は?!

次回、おじさんと異世界2

おじさんのサイコみが垣間見える
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