【完結】フィジカルお化けおじさん、異世界へ行く3   作:タラバ554

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6 おじさんと特訓

翌日からベル君と共にダンジョンアタック。と言ってもベル君に合わせて5~10階層をメインに進む。

ついでに夜は勉強を教える。ファミリアの経済状況を覚えてもらわないと……。

この間おじさんの日課であるダンジョンタイムアタックはお休み。

数日ベル君のダンジョンに付き合ったけど……ステイタスの伸びがすげぇ……。

毎日200オーバー伸びてるよ。いくら援護しながら強敵と戦ってるとしても伸び方がえぐい。

レアスキルってこんなに理不尽な感じなのか……おじさんも周りからみたらこんな感じなのかね?

 

「ベル君、この数日どう?」

「強くなってるのが実感できます……あ、でもエイナさんから潜る階層に関して注意されました」

「そこはおじさんと一緒に潜ってるって言えば問題ないやろ」

「そうですね、何か言いたそうにしてましたけど」

 

ま、そらそうだ。いくら同伴してるとはいえ冒険者になって半月ちょいの子が10層をうろうろしてるなんて普通じゃないし。

 

「けどまあ、ソロで潜る時は用心しなよ? ヘスティアちゃんと約束したっしょ」

「はい、無茶はしません。勿論強くなる為の努力はしますけど」

「それでいい。ついでに勉強も頑張れよ」

「うっ……はい」

「それにしてもヘスティアちゃんが出かけるって言ってもう数日だけど何してんのかね?」

「綺麗なドレスを着てから出かけてましたけど」

「ドレスねぇ……」

 

◆◆◆◆◆

 

「そんじゃ、今日は祭りだからダンジョンアタックは休みにすっか」

「祭り……ですか?」

怪物祭(モンスターフィリア)、年に一度のお祭りだ。小遣い上げるから回って来なよ」

「あの……おじさんはどうするんですか?」

「歓楽街行こうかな、同伴デートでもして」

「歓楽街? 同伴?」

「一言で言えばえっちな店だよ」

「えっ……!」

「あはは! 赤くなってる内は行けそうにないな」

 

真っ赤なベル君を置いて歓楽街へ向かう。久々の歓楽街なのでハメを外すゾー。

 

◆◆◆◆◆

 

歓楽街で好みのアマゾネスを引っかけてモンスターフィリアに来た。やっぱアマゾネスはこういうお祭りは好きらしい。

お祭り会場で催しを見てると何やら騒がしい。少し気にして周りを見ていたらギルド職員に話しかけられた。

なんでもお祭り用のモンスターが逃げ出したとか……せっかくの同伴なのにとも思ったがガネーシャファミリアに恩を売れるなら良いかと討伐に参加することに。

というか……アノ女神の気配が近いのが気になる。何かやったんじゃなかろうな?

取り合えず上からモンスター探しますか。おじさんストライク脚部限定!

 

◆◆◆◆◆

 

上空からモンスター探してると似たようなことしてるアイズちゃんに会った。

 

「アイズちゃんもガネーシャファミリアの手伝い?」

「はい……おじさんも?」

「まぁね」

「それで、モンスターはこれで全部ですか?」

 

アイズちゃんがギルド職員に聞くと残りシルバーバックらしい。で、ダイダロス通りに居ると……。

ほむ? あっちか……アイツの気配も向こうにあるな……さてはベル君に目を付けたか?

困ったなこりゃ……となると今回の事件はベル君が解決せんと面倒だなぁ。

しゃーない、おぜん立てすっか。

 

「それじゃ、お先」

 

そう言ってアイズちゃん達と別れる。こりゃ今日の同伴は無理そうだ。

 

◆◆◆◆◆

 

お、ベル君がシルバーバックと戦ってるのを発見。やっぱ近くにアイツが居たわ。

ってヘスティアちゃん狙われてるやんけ! おぉ、ベル君ナイスカバー!

 

「ダイナミックエントリー!」

「おじさん!?」

「サルの相手はおじさんがちょっとやっとくから、ヘスティアちゃん連れて離脱しな!」

「はっはい!」

 

シルバーバックがおじさんを無視してベル君とヘスティアちゃんを捕まえようとするのをミニストライクでアッパーをかます。

数歩よろけてから此方を意識したシルバーバック。直ぐに潰そうと思ったがやはり横やりが入って来た。

 

シルバーバックをすり抜けて振るわれる大剣、丸盾で受け止めるもおじさんのステイタスを遥かに超える力に踏ん張る事も出来ず弾き飛ばされ家屋を3件程貫通してからやっと止まる。

普段負わないダメージに顔を顰めながら起き上がり前を向けばオラリオの頂点、猛者(おうじゃ)オッタル。

 

「よぅ、お久」

「……」

「まーた女神様のお使い? 今度はうちのベル君か?」

 

無言のオッタルが剣を構える。強がって余裕ぶってみたけどこりゃアカン、オッタルマジやんけ。

 

「おじさんストライク脚部限定!」

 

崩れた家屋内を反射しながら上空へ逃げる。流石に足止めだろうから追撃はしてこんだろ。

 

「逃げるが勝ちってなー! あばよーとっつぁ……ぶっ‼‼‼」

 

見上げてたオッタルがいつの間にか横に、そして大剣で思いっきり地面に向けて叩きつけられた。

盛大に土煙を上げながら地面にクレーターを作りめり込む。

視界がぐわんぐわんと歪みながら立つが頭から血がっ‼‼‼‼

 

「相変わらずふざけた耐久だ」

「ふざけてるのはお前だろうが! 何lv3を本気で叩いとんねん! おじさんじゃなきゃ死んでたぞコラァ!」

「貴様なら死なんだろう」

 

ああ言えばこう言うオッタルを睨みながらスキルで治療する。しかしどないしよ、こいつが追撃してくると逃げられんのじゃが……。

再度大剣を構えるオッタルを前にしながら一つ思い出す。そういやコイツ()()()に……。

 

「ちょい待てオッタル、おじさんと取引しない?」

「取引だと?」

 

よし、食いついた。

 

「どうせおじさんの足止めしてシルバーバックをベル君に倒させるとかそういう奴だろ。ソレならおじさん手を出さないで見てるから」

「……」

 

むぅ、思案中か……なら駄目押し。

 

「もし提案を飲んでくれるなら……以前スキルで変貌したフレイヤの写真をやろう」

「……」

「(どうだ?)」

「よかろう」

 

セーフ! 助かった~!

 

「後でお前宛てに送るからちゃんと受け取れよ」

「解った」

 

フレイヤの写真撮っといて良かったー。幾つかブロマイド仕様にしてるし、残りのデータで写真集とか作っとけば取引材料になるかもしれんな……後で作っておこう。

 

◆◆◆◆◆

 

その日の夜、ヘスティアちゃんにステイタイス更新をしてもらいながら昼間の報告をしてた。

 

「という訳で、おじさんはあの後ロリオッタルと戦ってたよ」

「おじさん、君猛者とやりあってたのかい?!」

「うん、やっぱlv差が4もあると手も足もでねーや」

「いや、むしろ対抗出来てる君が信じられないんだけど」

「いや、めっちゃ痛かったし! 頭はケガするわ、肋骨は折れるわ」

「はいはい、そんな出っ張ったお腹は見せないで良いからうつ伏せになる」

「へーい」

「んで? ベル君の方はどうだった?」

「シルバーバックを圧倒してたよ。ヘファイストスの武器を渡したときにステイタイスを更新したけどトータル1000オーバー。直前の動きとまるで違ってた」

「なるほどね、あぁそうだ、ベル君の事で「ん”ん!?!?」あん?」

 

何かヘスティアちゃんがおじさんの上で震えとる。なんぞ?

 

「おじさん」

「うぃ?」

「レベルアップ」

「は?」

「レベル4になれる」

「……え? 何か偉業成したっけ?」

「猛者と戦ったからじゃない?」

 

「(ロリフレイヤのブロマイドで釣っただけなんだけどな……)」

 

暫く考え込んだが折角レベルアップ出来るのにしない理由が無いのでlv4に上げてもらった。

今後神のスタイルを弄ったら写真撮っておこうと誓ったおじさんだった。




驚愕の事実、オラリオ最強は幼女趣味!?

次回、おじさんとお酒

その後オラリオに神の写真集が出回ったとか……。
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