【完結】フィジカルお化けおじさん、異世界へ行く3   作:タラバ554

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67 おじさんと政府2

動画がプチ炎上した翌日、おじさんの姿は自宅にあった。

何をしているかといえば……宅飲みである。買って来たビール片手にツマミを食べながらゲームの動画を眺める。完全にダメオである。

帰ってひっきりなしに固定電話が鳴り、メールアドレスには大量のメールが、それも日本語とそれ以外のメールが大量に届いて嫌になりソレ等を無視して酒を飲み始めたのだ。

 

いっそダンジョンにでも逃げてやろうかなとも思ったが後回しにすると面倒になるという過去の経験則からソレは踏みとどまっていた。

 

「うー、動画はおもろいけど……こんな事なら戻って社員にスキル使ってた方が良かったか?」

 

実はおじさん、社員の福利厚生としてスキルを使用する事にしている。名目は運用している町の名物と効果の実証という事で行ってる。

サービス名が「ヒッポロ系ニャポーン」なので日本人だと分かる人は分かるというサービスになってる。尚、書類に記載されている名目もこれで統一してあり、社外へ話す事がある場合サービス名以外は秘匿する事が条件になっていたりする。

ネットに流れた瞬間元ネタの漫画の売り上げが上がったって騒がれたんだっけ。問題にならなくて本当に良かった……。

 

色々な考えが浮かんでは消えて、それを時々手元のメモ帳に残しながらぼーっとしているとチャイムが鳴り響く。玄関を開けて出て見るとやたらとガタイの良いスーツの5人組。

 

「……えーっと何用で?」

 

酔った思考で問いかけると男達が無理やり侵入してきておじさんを抑え込もうとしてくる。飛び掛かって来る男達をおけーっと見ながら目線をチラリと監視カメラにやり、さらに念のために回していた三脚に備え付けたカメラが稼働している事を確認。

掴まれて服が伸びるのも嫌なので掴まれる寸前でするりと避ける、

一度大きく避けて男達が完全におじさんの家へ不法侵入したのを撮ってから不法侵入で襲い掛かるのは何事だと言い放つ。若干呂律が回って無いがそこはご愛敬。

まぁ無視して後続の男がズンズンと侵入して襲い掛かってくるのでコンマ何秒という世界で体の調子を整える。

おじさんに手が届く寸前で体の力を抜いて床へぺしゃりと張り付き、両手で床を掴み腕の力と体を捻る力、更に足を大きく振る事で遠心力を使い地面から男の顎へ向けてドロップキックをかます。

カメラの映像では一瞬でおじさんが消えたと思ったら男が顎をドロップキック(下から)を食らい後ろの男達へ吹き飛んだ。

そのまま蹴り上げと同時に床を押す力でくるりと宙返りしてそのまま着地。とは綺麗に決まらず酔いで着地と同時にふらふらする。千鳥足でふらふらしてる所に襲い掛かる男をステータスのごり押しでフラフラのまま叩き伏していく。

急激に動いた事で男達をノした後に思いっきりゲロって映像は終了。

 

そんな動画を続けて出すものだからおじさんのSNSのアカウントとかyoutubeのアカウントは大変な事に。

そして特定班が男達の上げてるうめき声が某国の言語であると特定しておじさんのアカウントに警告という名の大量凸。

 

善意からやってるのも中には居るだろうって事で適当に呟いてお礼を言っておく。

 

「『忠告ありがとうございます。あの位であれば大体自衛出来るので頑張ります』『それにしてもこの変態ホモ集団って何が目的でしょう?』っと」

 

目的が今一見えんのでネットで聞いてみようそうしよう。

反応は半分が笑い、半分意見でその殆どが拉致という意見。警察に相談する事を進める意見がちらほら。

なるほど、警察かと思い直ぐに実家と家族、ついでに親戚にも連絡して無事を確認してから警察へ足を運ぶ。

 

「って訳で自宅に変態のガチムチ5人が無断侵入かまして襲ってきたので対処して貰えません?」

 

受付のお姉さんが映像にちょっと引いてたのが印象的だった。




自宅で飲んでるおじさんを襲撃する男達

酒拳もどき(カメラ視点)で撃退するおじさん

次回、おじさんと政府3




何かこの話結構長くなりそうな……
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