【完結】フィジカルお化けおじさん、異世界へ行く3   作:タラバ554

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68 おじさんと政府3

変態ホモ集団を警察に突き出して数日。相変わらずひっきりなしに問い合わせの電話やメールが来る中、やっと『ちゃんとした』政府からの返事があった。

この数日でどれだけ偽の政府連絡があった事か。

まぁSNSで公開してるアドレスだししゃーないけどさ。

 

「それで、何でしょう?」

 

場所はおじさんの自宅、もう色々と面倒になったので場所を此方で指定しました。ついでにこの会話を録画中、何なら何かあった時は動画をyoutubeにupする事まで含めて約束させてる。

色々と予定が狂って思った通りに進まないスケジュールにちょっとイライラしながら口を開く。

 

 

やっと来た政府からの正式な質問。といっても事実確認だし会社で何してるんですかって話。

そして異世界に行った人は検疫を受けてほしいと。

ソレは正直頭になかったので直ぐにOKを出した。健康は大事だ、うん。

んで、何が出来て何が出来ないかと聞かれても正直困る。どれもこれもおじさんが出来る事を伝えるとやばすぎる。

脂肪スキルは医療関係的にアウトというか面倒になる事は間違いないし、転移系もパスポートとかの面で色々制約が付きそう。精霊魔法とかはもう完全に兵器扱いになるし……あれ? そう考えるとコレ等が生える可能性を作れる神をこっちに連れてくるのは今後マズイかも。

 

「(今後は必ず一人につき護衛を一人は連れてくるのをマストにしよう)」

 

で、結局政府にはおじさんが異世界に行って色々活動してるが異世界への移動はおじさんの意思でしか出来ない事。制限が存在する事を伝えておじさんに関して他の情報は全部黙る事にした。

魔力量で一度に移動出来る人数に制限があるのは本当だし嘘じゃないし。

 

会社に関してはもう丸っと答えた。異世界でリゾート業をやって、現地通貨を稼いでるが日本円は獲得していないしするつもりも無い。社員の給料は完全におじさんのポケットマネー支払いだ。

つまりおじさんの会社は赤字も赤字。収入が殆ど無い会社。なのに潰れるどころかばんばん金を使うという異次元会社。

何せおじさんの思い付きでやってるだけだし、今はボランティアの側面の方が強い。

特に国からの支援を一切受けて無いので政府から何か言われる筋合いも全くないので自由気ままなのだ。

 

 

 

「という訳で、ウチの会社は異世界でベンチャー業をやってるけど日本円は獲得してないし今後もその予定は無し。運用は個人資産から捻出してて……まぁやってる事は殆ど趣味っすね」

 

こう言われて背後が真っ白であれば政府としても何も言えない。というか突く隙というモノが無い。

しかしどうにか一枚噛みたいというのが政治としての本音。何せ莫大な手つかずの資源が眠っているのが目の前の男が行った配信の中で見て取れるのだ。

 

「政府としてはそちらの支援を行いたいと考えているのですが」

「いや~? 別に今の所資金に困って無いし、社員を喰わせていくだけなら生涯雇用でもまぁ持つだろうしな。正直横やりとかされるほうがデメリットで支援されてもメリットが無いっつーか」

 

そして目の前の男は非常に明け透けに却下を叩きつけてくる。しかも言葉通りにこの男が抱えている資金はべらぼうに大きい。本気で金を動かすと国が傾く位には。

しかもその資金の入手方法が税金がかからない部類のモノだという現実が更に頭痛を呼ぶ。

だが交渉に来た男も『はい、分かりました』等は言えない。いや、本音では言ってしまいたいのだがソレをやってしまえば職を失ってしまう。

 

 

 

どうにかして情報を持って帰らない事には色々とまずい男と交渉が面倒に思えて来たおじさん。

最終的に交渉役の泣き落としがダルくなって家から叩き出した。これが女性なら多少手心を加えたが野郎だし男の涙に価値は基本無いと思っているおじさんなので容赦は無かった。

尚、女性の場合は脂肪スキルで美容という切り札を切る気満々なので女性が来たらら来たでガッツリ裏切りが発生するという沼だったりする。

 

◇◇◇◇◇

 

色々と思う所があったおじさんはアラハビカの会議室で社員たちと会議を開いていた。

 

「はい、そーいう訳で政府からの質問も面倒だし交渉もダルイので社員の皆さんにぶっちゃけ聞こう。この状況どうしたら良いと思う?」

 

中々癖の強い人材が揃っているので出てくる案も普通ではやらない様な考えが多いが、共通するのは自分たちで情報発信を行うというものだった。

結局此方の情報が欲しいというのが政府側の考えでありその上で此方に手を出そうと思っても実際にはおじさんが手を貸さない限りは移動が出来ないので其処まで深刻になる必要も無いだろうという肝の座り方。

 

最悪の場合は全員が『ポーション』を使えば良いという意見だった。

 

そう回復薬として使用されるポーション、低い品質の物でさえ傷の修復という効果が目で見て取れる程の回復アイテム。

コレと日本の医療を組み合わせた際、恐ろしく色々な事が出来る可能性があり社内でアンケートを取って少しづつ備蓄してたりする。

あと少しだけ情報公開してはどうかと言う意見があり面白そうなので採用することに。

公開場所はyoutube君を選択。

 

凡そ1時間の配信だったけど、同時接続が億単位行くのは笑うしかねぇ。アーカイブが配信終了後の1日で再生回数億行くのもワロタ。

んで一番再生されてるのはやっぱポーション使った場面。おじさんの腕に切り傷入れてからポーションぶっかけて傷が治るシーンだ。

やっぱ皆異世界に興味しんしんだったりする?




政府の対応が面倒になったおじさん

元ごく潰しが多い社員の意見はネット掲示板的なノリで話が進む

次回、おじさんと政治4
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